| パジャマの中で乳房が揺れる。両手で確かめる。 「ふあ・・・」 散々愉しんだ女の子の体での快感。立ち上る体臭。 壁の大きな姿見の前に立つ。 乱れたロングヘアの清純そうな顔立ちの美少女。ほっそりとした体つきにかなり大きな胸。そう、昨日の・・・
『急で申し訳ないのですが、引っ越すことになりまして・・・』 電話で女性はそう告げた。 資産家の祖父が亡くなったときに相続した都心部の分譲マンションは、賃貸で3人家族が入居してくれていた。勤めていた会社が倒産し、俺はここ数年貯金とこの賃貸収入でだらだらと暮らしていた。 入居当時に仲介した不動産会社は無くなっていて、大家である俺に直接入居者から電話が来たのだ。
地下鉄の出口から数分のマンション。多少古いが高級感のある建物だ。俺の住んでいる3階建ての賃貸マンションとは雲泥の差。いい機会だからここに住もうかなどとも思ったが、月々の固定収入のことを考えると賃貸に出した方がいいのかもしれない。管理費や固定資産税もかかるし。
「あの、鈴木です。」 エントランスのモニターフォンで名を告げる。 『あ、お待ちしていました。どうぞ。』 自動ドアが開き、俺はエレベーターで最上階へ。昨日の今日で退去立ち合いってどうなんだろう?1か月は家賃貰えるんだよな、などと考えつつエレベーターを降りる。 最上階は俺の持っているこの一部屋だけで、一部がメゾネットになっていて広いルーフバルコニーがある4LDK。賃料は管理費込みの29万。
「今までお世話になりました。急なんですが今日の午後には出国することになりまして。」 リビングに通され、同年代位に見える女性は紅茶を入れてくれた。 契約書についていた入居申し込み書だと39歳になるはずだが、30前にしか見えない美女だ。 「出国・・・というと?」 変だ、全く荷造りとかしている様子もない。家具や生活用品もそのまま。これで今日で解約? 「あとは私が、こんにちは、大家さん。」 長い黒髪をリボンで二つに結んだ少女が前のソファに座る。名門私立女子高の制服を着ている。 「急な転勤で、この星から離れることになりました。荷物はこのままおいていくので、自由に処分するなり使うなりしてください。こちらの母も置いていきますね。ヒト型汎用生体アンドロイドで、家事全般なんでもこなします。自分で行動用端末として使うこともできます。」 「!?」 「もう一体、妹の方も同じです。今日は中学の部活で少し遅くなるみたいです。オーナー変更登録しますね。」 無言で立ち上がる母親。 「ちょ・・・うぷ。」 首に手を回しいきなりのディープキス!? 「登録完了したわ。」 「ただいま〜!」 玄関から声。私立中学の制服を着た小柄な少女が入ってくる。 「あ、私も!」 飛びついてくる妹。 「えええっ?ちょ・・・んぐ・・・」 「こっちも完了〜。」 「これで2体も鈴木さんの物です。行動端末で使うときは、彩、やってみてあげて。」 「はぁい、鈴木さん、いきますよ?」 再び重なる唇。 何だこの感覚は?視界の少女の顔がちらついて・・・ 「!?」 目の前に俺が座っている。目を閉じて半口あけて・・・ 体を見下ろす。制服のスカートからハイソックスをはいた細い脚。 頭に手を伸ばすと、二つに結ばれたツインテールが。 「普段は自律で動きますが、そんな風にも使えるんです。最後はこの私の着ているヒト擬態用被膜、これを・・・」 母親がソファに座っている俺の肉体を軽々と持ち上げた。 「そんなわけでお世話になりました。これで失礼しますね。私の正体は秘匿事項なので。」 「ちょっと!?」 「ちょっと待っててくださいね。」 母親と姉がリビングの隣の部屋に入り鍵をかけた。何やら変な音が・・・ 少しして母親が出てくる。抱きかかえているのは姉の方? ぐったりとした全裸の姉をソファに座らせる母。 「どうなって・・・俺の身体は!?」 「ここよ。擬態用皮膜を移植したの。」 「こ・・・これが俺の?」 「そう、無意識の時や寝てるときは常に擬態したこの姿。意識して念じると元の姿にも変身できるから大丈夫。」 「ちょっとまて・・・何それ?」 「本体に戻ってみて。」 指示されるままに裸の少女に唇を。
「・・・!」 ふと我に返る。 俺は・・・
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