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Nomal 俺のカノジョ、翠(みどり)だった。 /TMTM (08/08/22(Fri) 17:28) [ID:qZxvdu5u] #20
Nomal 入学式だった。 /TMTM (08/08/22(Fri) 17:31) [ID:qZxvdu5u] #21
│├Nomal 大財閥のご令嬢だ。 /川月 (11/06/15(Wed) 13:48) [ID:O4mzHyHg] #657
││└Nomal いかつい中年男と色気過剰な中年女が。 /D (13/05/07(Tue) 13:19) [ID:GCwRpsBG] #943
││  ├Nomal ロープでぐるぐる巻きにした。 /リム (14/06/09(Mon) 23:23) [ID:SvrwnUx2] #1142
││  │└Nomal 悪魔への生贄 /リム (14/06/09(Mon) 23:23) [ID:SvrwnUx2] #1143
││  │  └Nomal 悪魔だ /リム (14/06/09(Mon) 23:23) [ID:SvrwnUx2] #1144
││  │    └Nomal 西洋のお姫様の姿に・・ /リム (14/06/10(Tue) 22:56) [ID:SvrwnUx2] #1145
││  │      └Nomal 交渉 /リム (14/06/10(Tue) 22:56) [ID:SvrwnUx2] #1146
││  │        └Nomal 翠の皮が脱げた! /リム (14/06/10(Tue) 22:56) [ID:SvrwnUx2] #1147
││  │          └Nomal 金髪美少女になった俺 /リム (14/06/10(Tue) 22:56) [ID:SvrwnUx2] #1148
││  │            └Nomal 思わず呼び止めていた /カタバミ (14/10/25(Sat) 05:01) [ID:AxriCtfK] #1320
││  └Nomal 「男の子なら女の体、興味あるでしょう?」 /DMM64 (15/07/15(Wed) 14:42) [ID:FuLuJgfQ] #1392
││    └Nomal 学校に続く坂道で・・・ /DMM64 (15/07/15(Wed) 14:50) [ID:FuLuJgfQ] #1393
││      └Nomal 首筋に顔をうずめ・・・ /DMM128 (15/07/17(Fri) 11:51) [ID:c2Od0nxw] #1394
│├Nomal 地元の企業の社長令嬢らしい。 /名も無き冒険者 (12/01/05(Thu) 17:51) [ID:rOyZ1ddh] #784
││├Nomal 子分を引き連れたごつい中年男・・・ /名も無き冒険者 (12/01/05(Thu) 18:04) [ID:rOyZ1ddh] #785
│││├Nomal 翠を抱きしめた。 /J5 (12/01/07(Sat) 08:13) [ID:nhBHs0g0] #793
││││└Nomal 翠は学校に来なかった。 /BB9 (13/11/12(Tue) 08:02) [ID:Jf7628Sz] #981
││││  └Nomal 病院が見えてくる。 /毒林檎 (13/11/13(Wed) 09:59) [ID:376rZZvO] #982
││││    └Nomal 時折声が聞こえてくる。 /毒林檎 (13/11/13(Wed) 10:32) [ID:376rZZvO] #983
││││      └Nomal 翠の家。翠の部屋。 /S (17/06/09(Fri) 07:24) [ID:vCe3vVeC] #1511
│││└Nomal 翠のみぞおちに拳がめり込む。 /J5 (12/01/07(Sat) 08:33) [ID:nhBHs0g0] #794
│││  └Nomal 気が付くと・・・ /カタバミ (12/07/24(Tue) 02:02) [ID:Vy5SMa8o] #888
│││    └Nomal 「間に合ってよかった。」 /KWSK (12/11/28(Wed) 20:39) [ID:nhBHs0g0] #911
││└Nomal 目つきの鋭い、和服の女性・・・ /名も無き冒険者 (12/01/05(Thu) 18:10) [ID:rOyZ1ddh] #786
││  └Nomal 帯を解き始めた /J5 (12/01/08(Sun) 08:36) [ID:nhBHs0g0] #796
││    └Nomal 切っ先を自分の喉に!? /S (14/06/20(Fri) 06:28) [ID:wrVP8HKy] #1175
│├Nomal 女子寮に住んでいる。 /BB9 (13/11/05(Tue) 07:40) [ID:Jf7628Sz] #973
││└Nomal 恐る恐る・・・ /KWSK (13/11/05(Tue) 15:48) [ID:JahQ9nRh] #974
││  └Nomal 呆然と立ちすくんでいた。 /BB9 (13/11/06(Wed) 09:40) [ID:Jf7628Sz] #975
││    └Nomal 田中先生が俺たちを見て・・・ /黒杉 (13/11/17(Sun) 15:38) [ID:q7bMXToV] #990
││      └Nomal ドレッサーの鏡を覗き込んだ。 /黒杉 (13/11/24(Sun) 11:41) [ID:q7bMXToV] #999
││        └Nomal 熱い夜が待っていた。 /BlackT (14/06/11(Wed) 09:59) [ID:Jf7628Sz] #1150
│└Nomal 飲み物をテーブルに置いて正座した。 /KRUW (15/08/16(Sun) 18:47) [ID:bfxLE9Md] #1447
Nomal 大学のサークルで、だ。 /TMTM (08/08/22(Fri) 17:34) [ID:qZxvdu5u] #22
│├Nomal 錬金術サークルだった。 /カタバミ (09/02/01(Sun) 20:56) [ID:qMTmdfcu] #321
││└Nomal 大学の部室等のある一角だった。 /BlackTree (09/02/11(Wed) 16:04) [ID:85gwYQiP] #356
││  └Nomal 外見からは思いもよらない、 /FooBar (09/02/26(Thu) 00:54) [ID:wuMiP7a1] #397
││    └Nomal 「おそいよ、翠!」 /FooBar (09/03/17(Tue) 21:46) [ID:wuMiP7a1] #419
││      └Nomal やっぱり美女だった。 /名無し (09/03/25(Wed) 13:53) [ID:2umCscd4] #424
││        └Nomal 「貴女方、クローンですか?」 /かたばみ (10/08/04(Wed) 05:19) [ID:HYpZULyM] #483
││          └Nomal 有り得ないショーを見ながら絶句した。 /TMTM (11/06/15(Wed) 13:40) [ID:O4mzHyHg] #652
││            └Nomal 注射器を取り出した。 /SKN (11/06/15(Wed) 13:42) [ID:O4mzHyHg] #654
│├Nomal 地球防衛部 /BB9 (13/11/08(Fri) 08:07) [ID:Jf7628Sz] #976
││└Nomal 裏門だった。 /SSR (13/11/08(Fri) 15:31) [ID:D9dv9EPj] #977
││  └Nomal ゴージャスな女子学生専用マンション! /SSR (13/11/08(Fri) 16:01) [ID:D9dv9EPj] #978
││    └Nomal 翠の話を要約すると・・・ /BB9 (13/11/08(Fri) 23:08) [ID:Jf7628Sz] #979
││      └Nomal 侵略者のほうなの。」 /BB9 (13/11/08(Fri) 23:48) [ID:Jf7628Sz] #980
││        └Nomal そこに立っていたのは・・・ /SSR (13/11/14(Thu) 11:10) [ID:D9dv9EPj] #984
││          └Nomal 現在に至る。 /SSR (13/11/14(Thu) 11:25) [ID:D9dv9EPj] #985
││            └Nomal 全裸で失神していた。 /黒杉 (13/11/16(Sat) 09:16) [ID:q7bMXToV] #989
│└Nomal 特撮サークルだった。 /カタバミ (14/07/27(Sun) 11:45) [ID:0QYQk3Mj] #1213
Nomal 勤めている会社だった。 /TMTM (08/08/22(Fri) 17:38) [ID:qZxvdu5u] #23
│└Nomal 俺のわき腹の脂肪を掴んだ。 /BlackTree (08/09/09(Tue) 21:22) [ID:85gwYQiP] #93
│  └Nomal 俺の顔を覗き込んだ。 /BlackTree (09/01/18(Sun) 14:32) [ID:85gwYQiP] #297
│    └Nomal 皮だった。 /名無し (09/02/11(Wed) 11:37) [ID:2umCscd4] #348
│      └Nomal 釣り目の美女だった。 /BlackTree (09/02/11(Wed) 16:20) [ID:85gwYQiP] #357
│        └Nomal 上機嫌だった /名無し (09/02/13(Fri) 21:33) [ID:2umCscd4] #364
│          └Nomal そのまま俺の頬を撫でている。 /TMTM (10/08/03(Tue) 08:27) [ID:z7Z1Jyoz] #480
│            ├Nomal 翠が出来上がった書類を差し出した。 /黒杉 (10/11/24(Wed) 11:29) [ID:O4mzHyHg] #542
│            │└Nomal 麻奈美の家へと帰った /ぷっしー (13/11/01(Fri) 16:16) [ID:v5KLCJdY] #965
│            │  └Nomal 麻奈美の母親からだった /ぷっしー (13/11/01(Fri) 16:17) [ID:v5KLCJdY] #966
│            │    └Nomal 翠がスマホをいじっている。 /S (17/10/26(Thu) 03:00) [ID:vCe3vVeC] #1512
│            └Nomal 秘書課の白鳥美幸であった /カタバミ (11/06/23(Thu) 21:55) [ID:h1Mln9Hr] #668
│              └Nomal まだ翠は来ていない様だ。 /ERS (12/12/26(Wed) 12:24) [ID:GCwRpsBG] #918
Nomal このアパートの廊下だった。 /テスター10 (08/08/23(Sat) 11:07) [ID:HXnQPU81] #37
│├Nomal 「お姉さん?ああ・・・」 /テスター10 (08/08/23(Sat) 16:18) [ID:HXnQPU81] #40 1219490089.jpg/64KB
││└Nomal 翠を揺り起こした。 /Skinner (08/08/23(Sat) 23:21) [ID:iTGftprI] #41 001.jpg/85KB
││  └Nomal 翠がまた寝ている。 /テスター10 (08/08/24(Sun) 16:13) [ID:HXnQPU81] #43
││    └Nomal 尻尾だった。 /テスター10 (08/08/24(Sun) 19:35) [ID:HXnQPU81] #48
││      └Nomal ぶつぶつ言いながらクローゼットを開けた。 /TMTM (08/08/26(Tue) 19:53) [ID:qZxvdu5u] #65
││        ├Nomal 俺だった /FooBar (08/09/24(Wed) 01:25) [ID:wuMiP7a1] #96
││        │└Nomal 「ちょ、ちょっとまて!!」 /TES (08/09/24(Wed) 10:25) [ID:6wqPPjwE] #97
││        │  └Nomal 「はあ、はあ、はあ……」 /FooBar (08/09/24(Wed) 23:55) [ID:wuMiP7a1] #102
││        └Nomal アイドルグループのリーダーだった /カタバミ (14/01/26(Sun) 03:51) [ID:gyRg3l9L] #1024
│└Nomal 「お姉ちゃんは帰ったの。」 /テスター10 (08/08/24(Sun) 16:26) [ID:HXnQPU81] #44
│  └Nomal お姉さん本人が椅子に座っていた。 /テスター10 (08/08/24(Sun) 16:38) [ID:HXnQPU81] #45
│    └Nomal 翠に怒鳴った。 /テスター10 (08/08/24(Sun) 16:47) [ID:HXnQPU81] #46
│      └Nomal パジャマを着てくつろいでいた。 /テスター10 (08/08/24(Sun) 19:50) [ID:HXnQPU81] #49
│        ├Nomal 全裸の俺が翠に連れられて・・・ /TES (08/10/17(Fri) 01:09) [ID:6wqPPjwE] #123
│        │└Nomal 山野明海に閉じ込められた。 /A (13/02/13(Wed) 11:10) [ID:6Eo6B2MZ] #931
│        │  └Nomal 半年後 /あすみ (14/06/17(Tue) 01:44) [ID:skNA8G0a] #1171
│        └Nomal 俺を模した皮だった /カタバミ (12/09/20(Thu) 00:24) [ID:FIvolZLO] #893
│          └Nomal 翠は健一として大学に通い、俺は… /カタバミ (13/12/23(Mon) 23:36) [ID:gyRg3l9L] #1011
Nomal 職場だった /SSR (14/05/02(Fri) 19:08) [ID:D9dv9EPj] #1037 gun.jpg/39KB
│└Nomal 必死に俺の出血を止めようと・・・ /SSR (14/05/03(Sat) 15:09) [ID:D9dv9EPj] #1038 1399278116.jpg/67KB
│  └Nomal 翠のロッカーを開けた /SSR (14/05/04(Sun) 12:52) [ID:D9dv9EPj] #1040 neko.jpg/29KB
│    └Nomal 右手のグローブを脱いだ /SSR (14/05/04(Sun) 16:09) [ID:D9dv9EPj] #1041
│      └Nomal 傷ついて血を流し、蠢く魔物が1体と、 /SSR (14/05/04(Sun) 16:22) [ID:D9dv9EPj] #1042
│        └Nomal 意識のない翠を肩で担いながら・・・ /SSR (14/05/04(Sun) 17:24) [ID:D9dv9EPj] #1043 PW.jpg/39KB
│          └Nomal 翠が入ってきた。 /SSR (14/05/04(Sun) 18:55) [ID:D9dv9EPj] #1044 01.jpg/66KB
│            └Nomal 俺の胸をまさぐった。 /VR4 (14/05/04(Sun) 20:56) [ID:q7bMXToV] #1046
│              └Nomal 俺の乗ったヘリは・・・ /SSR (14/05/23(Fri) 17:51) [ID:D9dv9EPj] #1080
│                └Nomal 警察電話で確認を取った。 /SSR (14/05/27(Tue) 22:14) [ID:D9dv9EPj] #1097
│                  └Nomal ショートカットの少女 /BlackT (14/06/11(Wed) 10:44) [ID:Jf7628Sz] #1151
│                    └Nomal 黒塗りの立派な外車が待っていた /second (16/03/08(Tue) 21:43) [ID:ZlCYwBxL] #1499
│                      └Nomal マンションの自室へ /second (16/03/08(Tue) 22:15) [ID:ZlCYwBxL] #1500
Nomal つい一か月ほど前。 /SSR (14/05/03(Sat) 16:21) [ID:D9dv9EPj] #1039
  └Nomal 肌色の袋のようなもの。 /SSR (14/05/04(Sun) 19:34) [ID:D9dv9EPj] #1045
    └Nomal 同じ顔の美少女が二人 /VR4 (14/05/17(Sat) 10:45) [ID:q7bMXToV] #1076
      └Nomal 翠は俺の部屋に引き籠りっぱなし。 /SSR (14/05/17(Sat) 13:33) [ID:D9dv9EPj] #1077
        └Nomal 俺を模した皮だ /ぷっしー (14/07/11(Fri) 19:14) [ID:v5KLCJdY] #1202


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■20 / 親階層)  俺のカノジョ、翠(みどり)だった。
□投稿者/ TMTM 4回-(2008/08/22(Fri) 17:28:56) [ID:qZxvdu5u]
    アパートのドアを閉め、部屋に入ってくる。
    コンビニの袋には俺の大好物の桃カルピスが透けて見えている。
    翠と知り合ったのは・・・
[ □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 20 ] / ▼[ 657 ] ▼[ 784 ] ▼[ 973 ] ▼[ 1447 ]
■21 / 1階層)  入学式だった。
□投稿者/ TMTM 5回-(2008/08/22(Fri) 17:31:21) [ID:qZxvdu5u]
    俺たちの通う私立の晴嵐学園高等部。
    とにかく俺の好みにドンピシャの翠を見つけ、3秒後にアタックしてOK。
    そして今日に至る。
    翠は・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 21 ] / ▼[ 943 ]
■657 / 2階層)  大財閥のご令嬢だ。
□投稿者/ 川月 -(2011/06/15(Wed) 13:48:52) [ID:O4mzHyHg]
    この学院もその財閥の運営。
    後からそれを聞いてかなりびびった。何で俺みたいな一般的過ぎる・・・

    「あなたが一般的だったからよ。」
    それが翠の答え。
    そして彼女の目的はもう一つあった。
    「事前の調査で、あなたの骨格とか遺伝子情報がばっちりだって判ってたし♪」
    そう、俺は入学前から狙われていたのだ。

    告白のその日、駅のそばのマンションに連れてこられた俺。
    いきなり部屋って・・・さらば俺の童貞。
    「な・・・なにこの機械?」
    「あなたの体の詳細なデータをとって、あなたに化ける皮を作るの。」
    「・・・・・・・・・・皮?」
    「そうよ、一般的な男子生徒として学園生活をエンジョイする為に、ね。さ、ここにたって。」

    学校では俺が大財閥の令嬢と付き合い始めた話題で持ちきりだ。
    これも翠の計画に沿って進められている。
    数日後、マンションの部屋を再び訪れる。
    その『皮』は完成していた。
    指紋から産毛の一本まで俺そっくりに作られた全身の皮膚。
    白衣を着た連中がなにやら慌しく用意をしている。
    「あなたもそっちの部屋で服を脱いで。」
    「えっ?俺も???」
    「当たり前じゃない。私があなたに化けるんだから、二人になっちゃうでしょ?」
    「あ、そうか・・・」
    「あなたは今日から私になるのよ。」
    「なるほど・・・って、おい!?」
    白衣の男たちが、容器からもう一枚の皮を取り出す。
    細部まで本物そっくりの翠の皮・・・

    「・・・・・・・はっ!?」
    ベッドから跳ね起きる。
    俺の胸で乳房がぽよんぽよんと・・・
    慌てて両手で押さえると、ふにゃんとした感触。
    触れた乳首から敏感に刺激が脳に伝わる。
    「翠、どうだ?違和感とか無いか?」
    俺が心配そうに覗き込んで・・・・うわあああっ!?


    「一時的に体と同化している状態だから、間違っても脱げないから大丈夫だよ、翠。」
    こうして俺という存在は翠にそっくり盗まれてしまったのだ。
    代わりに大金持ちのご令嬢という身分が俺のものに。

    大邸宅に戻ると・・・

[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 657 ] / ▼[ 1142 ] ▼[ 1392 ]
■943 / 3階層)  いかつい中年男と色気過剰な中年女が。
□投稿者/ D -(2013/05/07(Tue) 13:19:50) [ID:GCwRpsBG]
    そして満面の笑みで俺を出迎えた。
    「君が今日から翠になったわけだな。困ったことがあれば父親の俺に何でも言ってくれ。ところで翠は・・・ラーメンは好きか?]
    「え、ら、ラーメンですか?まあ、割と好きでしょっちゅう食べますけど・・・」
    「そうかッ!前の翠のヤツはそんな体に悪いモノとかいって俺が作ったラーメンを・・・ちょっと麺打ってくる!」
    そんな様子をくすくすと笑いながら見ていた女性。立ち位置からすれば母親なのか?
    「あの人、ラーメン作るのだけが趣味なのよね。あ、始めまして翠。私が貴方の母親の佐和子よ。」
    やはり母親のようだ。だがどう見ても30前ぐらいにしか見えないスタイル抜群の美女。
    「でもまあ、本当に翠そのものねぇ。体とかきつくない?男の子なのよね、中に入ってるの。」
    「ええ、特に違和感もない感じです。あ、ここにぶら下がってるのが無いのと、胸はさすがに変な感じですね。」

    20人ぐらい座れそうな豪華なダイニングテーブルでラーメンが湯気を立てている。
    「さあ、麺が伸びたら台無しだ。食ってくれ!」
    「あ、はい。いただきます。」
    れんげでスープをすくって口に入れる。
    「どうだ?」
    「・・・うん、これは、美味しいですね。臭みが無くて豚骨と野菜の濃厚な旨みが・・・すごい丁寧に作られた感じです。」
    「おおおおおおおっ!翠、おまえってやつは・・・・」
    「この中太の麺も絶品です。このコシ・・・お店でもなかなかお目にかかれないレベル。このチャーシューも凄いですね。黒豚ですよね?」
    「さすが俺の娘。俺は感動した。もうずっとそのまま翠になれ!」
    「ちょっとあなた・・・」
    「うるさいっ!お前は黙ってろ。俺が娘だといってるんだから娘だ。」

    なんだかんだで夜も更け、俺は翠の部屋の天蓋付きのベッドに倒れこんだ。
    あの後も更にラーメンを出され、苦しくて動けない。
    「無理に食べなくても良かったのに。胃薬飲む?」
    いつの間にか母親が部屋に入ってきていた。
    「あ、有難う御座います・・・お、お母さん。」
    「私のことはお母様って呼ぶわ、本物のあの子は。」
    「はい、お母様。・・・ちょ、お母様・・・何を!?」
    俺の横に座った母親は・・・

[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 943 ] / ▼[ 1143 ]
■1142 / 4階層)  ロープでぐるぐる巻きにした。
□投稿者/ リム -(2014/06/09(Mon) 23:23:08) [ID:SvrwnUx2]
    母親は突然、俺をロープでぐるぐる巻きにした。
    「お母様、な・・何を!」
    「儀式よ、聞いていないの?」
    「儀式って何ですか?聞いてないですよ、って・・ひゃっ・・痛いですよ!」
    ロープを強く締め付けられたため、俺は可愛い声をあげてしまった
    って、いつのまにかロープの縛り方が亀甲縛りに・・
    「お父様も、この縛り方が大好きでね、昔は毎日あの人を縛ったものだわ」
    お父さん、何をやってるんですかぁぁ・・などと心をの声を出しながら俺はもだえた。

    「そ、それで儀式っていうのは・・」

[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1142 ] / ▼[ 1144 ]
■1143 / 5階層)  悪魔への生贄
□投稿者/ リム -(2014/06/09(Mon) 23:23:21) [ID:SvrwnUx2]
    「は?悪魔への生贄・・?」
    俺はそれを聞いて言葉を失った。
    「大丈夫よ、3割くらいはみんな生きてかえってきてるし。前の翠は残念だったけど♪」
    「ちょっと、お母さん?それはかなり危険では・・」
    「痛いのは最初だけだから。ね、安心して」

    いや、安心できないです。
    などと心の声を叫んでいるうちに、いつのまにか俺の衣類は巫女装束に変わっていた。しかも亀甲縛り継続中で
    「ええ、いつのまに服が・・ってか、ここどこですか!?
    しかもいつのまにか、場所が家から山奥に変わっている。
    「ええ、ここが古代から言い伝えにある、悪魔への儀式の場所。
     ここでゆっくり待っていれば悪魔があなたを食べにくるわ」
    そういって母親はささっとどこかへ行ってしまった。
    「ちょ・・」
    俺は追いかけようとしたが、亀甲縛りのうえに、ロープは俺の腕と脚も結んでいたため追いかけることができない。

    そして俺の背後から、へんな気配がした。

[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1143 ] / ▼[ 1145 ]
■1144 / 6階層)  悪魔だ
□投稿者/ リム -(2014/06/09(Mon) 23:23:51) [ID:SvrwnUx2]
    「げ、本当に悪魔なんていたのか!」
    見えたのは、ゲームでもよくいそうな角が2本あるデーモン。
    「ぎゃーー!たすけてーーー!」
    「ふふふ、久々の人間の血肉だ!!げへへへへ!」
    うわ、助かる気配ゼロだよ。お母さん、せめてロープはほどいていってくださいよぉぉーー
    だが悪魔は無常にもおれの傍にきた。

    「なんだ?もうちょっと育っていると思ったが、まだまだじゃないか」
    悪魔は俺をみるなり、そう呟いた。
    そして何か呪文みたいなものを唱えると・・

    モコモコモコモコ・・・

    突然、俺の胸と尻が大きく膨れ上がった。うわ、これってボンキュッボンってやつ?
    てか、亀甲縛り継続中のため、ロープがかなり食い込んでめちゃくちゃ痛い。

    「しかも、なんで巫女装束なんだよ。俺はデーモンなんだぞ、洋風にあわせろよ」
    そういって悪魔は別の呪文を唱えた。

    ぐにゃぐにゃ〜
    と俺は奇妙な感覚に襲われた

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▲[ 1144 ] / ▼[ 1146 ]
■1145 / 7階層)  西洋のお姫様の姿に・・
□投稿者/ リム -(2014/06/10(Tue) 22:56:24) [ID:SvrwnUx2]
    服がぐにゃぐにゃ・・と変わったかと思うと
    俺の恰好は、巫女装束からドレス姿になっていた。
    「よし、これで食べられるぞ。まったく毎回毎回、東洋の巫女を寄越しやがって」
    悪魔はそう言ってよだれを垂らしている。食事前になんて下品な・・
    って、その食事が俺なんだけど

    「えっと、悪魔さん?ちょっとお話いいですか・・?」
    食べられるくらいなら、命乞いでもなんでもする気の俺。
    まずは会話で切り抜けようと考えた。
    「なんだ?」
    「な、なぜ悪魔さんは俺を・・食べるんですか?」
    「ふん、そんなことも忘れたのか。俺はお前の一族にひとつ願いをかなえる代わりに、娘を頂くことになっている」
    「ねがい?」
    「ああ、確か・・金だったか」
    金で、娘を・・って、人身売買じゃないか!
    いやはや、悪魔の契約でお金を選択する人がいるんだな・・
    「って、ちょっと待てよ。生贄って俺以外にもいたんだよな」
    「ああ、毎回毎回願いは、金・金・金、いい加減バリエーション変えろと思うぞ」
    おいおい・・どんだけ翠の家は金を悪魔からもらっているんだよ。
    だが、その代り大企業というものを得ているのか・・

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▲[ 1145 ] / ▼[ 1147 ]
■1146 / 8階層)  交渉
□投稿者/ リム -(2014/06/10(Tue) 22:56:36) [ID:SvrwnUx2]
    「理由はわかった。だが、ひとつ言っておく」
    「なんだ?」
    「俺は翠じゃない。赤の他人だし、そもそも男だ」
    「がははは・・、なにを言っている。今までの生贄は全員おなじ顔だったぞ。お前たちの一族はみな、そんな顔の娘だったはずだ」
    そうか、それで俺に翠の恰好をさせたのか・・
    「いや、違う!俺は翠の恰好をしているだけで、中身は男だ!」
    「・・・男?本当に男なのか?」
    「ああ、本当だ。この皮を脱げば、ちゃんと男だぞ」

    悪魔は悩んでいる。
    よし、このままいけば、なんとか切り抜けられるし、翠の皮も脱がせてもらえるかも

    「そうか、じゃあ・・確かめてやる」
    悪魔は呪文を唱えると・・

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▲[ 1146 ] / ▼[ 1148 ]
■1147 / 9階層)  翠の皮が脱げた!
□投稿者/ リム -(2014/06/10(Tue) 22:56:47) [ID:SvrwnUx2]
    翠の皮がどろどろに溶けていく。どうやら悪魔の呪文で、皮が剥離したのだろう。
    よし!計画通り!!
    「・・・・・・」
    「・・・・・・」
    そう思ったら、なぜか微妙な沈黙がおきた。

    俺は胸元に違和感を感じた。
    あ・・・最初に悪魔にかけられた、ボンキュッボンの呪文のせいか
    俺の体は男の形をしながら、胸と尻が異様に大きくなっていた。

    「う、うむ・・確かに、あの一族のものではないようだ。すまなかった」
    悪魔はあっさりと謝罪した。
    「すまなかったな。早とちりして。まったく、あの一族め!裏切りは許さんぞ!」
    「あの・・理解していただいてよかったです。それで、俺の体・・戻してくれませんか」
    悪魔はギロっと睨んだ・・が、
    「うむ、今回は俺が悪かったしな。よし、少し待っていな」

    悪魔は俺に呪文をとなえた。
    はあ・・これで元に戻れる。安堵した俺だったが・・・


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▲[ 1147 ] / ▼[ 1320 ]
■1148 / 10階層)  金髪美少女になった俺
□投稿者/ リム -(2014/06/10(Tue) 22:56:58) [ID:SvrwnUx2]
    呪文を唱えられ、俺は体に違和感を感じた。
    すると、突如俺の髪の毛が伸びていき、金髪になってしまう。
    体全体の筋肉も失っていき、股間からもモッコリが消えて、平坦な形になった。
    さらに服装もじわじわ形を変えて・・・黒のドレス姿になってしまった。
    「な、なんですか、これは!」
    声も可愛くなってる・・
    「うん?ああ、俺が昔くっていた女の姿に変えたんだが、まずかったか?」
    「まずいですよ!俺、男なんですよ!」
    「悪いが、俺は男に興味はないんだ。その姿で我慢してくれ」
    男に興味ないって・・そういう問題じゃないっしょ!
    「さて、あの一族を滅ぼしてやる・・・」
    だが悪魔は俺を無視して、翠の家のほうへと歩き出してしまった。

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▲[ 1148 ] / 返信無し
■1320 / 11階層)  思わず呼び止めていた
□投稿者/ カタバミ -(2014/10/25(Sat) 05:01:52) [ID:AxriCtfK]
    2015/08/15(Sat) 02:44:04 編集(投稿者)

    「待って!」
    「なんだ、俺は早くあの契約違反を犯した一族を滅しに行きたいのだが。」
    「俺で何人目の翠なんだ?」
    「さぁな、正確には覚えていないが、今の当主になってからはほぼ毎年だったかな。」
    俺で20人目あたりか・・・?

    「・・・今回だけじゃないと思う、契約違反。」
    「なんだと!」
    「今の当主には娘は一人しかいないからな。毎年娘を産んで生贄に出していた理由じゃないのだろう?」
    「しっかり成長した娘だったぞ、毎回な。それも巫女装束の」
    「ニセモノだと分からせない為だろうな。それに・・・」
    「それに?」
    「俺も詳しくないからわからないが、もし悪魔が気がついて屋敷を襲いに来ても大丈夫なよう、悪魔祓い施してあるみたいだった。」

    「・・・・。」
    「俺はこんな姿でも命を助けてくれた貴方の、悪魔の味方だ。で、俺も一族に滅んでもらいたい。」



    俺は悪魔に作戦を提案してみた。
    それは・・・


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▲[ 943 ] / ▼[ 1393 ]
■1392 / 4階層)  「男の子なら女の体、興味あるでしょう?」
□投稿者/ DMM64 -(2015/07/15(Wed) 14:42:38) [ID:FuLuJgfQ]
    俺の手をとり、自分の胸に!?柔らかい・・・
    「ふふふ・・・おばさんだけどその分テクニックには自信があるの。」




    堪能してしまった。女の体で。
    「あの人ったら仕事とラーメンのことばっかりで構ってくれないのよ。翠、この家にいる間は覚悟してね?うふふ。」

    そして翌日、
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▲[ 1392 ] / ▼[ 1394 ]
■1393 / 5階層)  学校に続く坂道で・・・
□投稿者/ DMM64 -(2015/07/15(Wed) 14:50:14) [ID:FuLuJgfQ]
    俺が待っていた。
    「翠、おはよう!」
    駆け寄ってくる俺の姿。
    どこからどう見ても俺にしか見えない。
    「おはよう・・・」
    翠の声で答える。
    「昼休み屋上で、じゃあな。」
    「うん・・・」

    翠としての学園生活。
    みんなちやほやしてくる。教師でさえ、だ。
    ご令嬢のふりをするのも楽じゃない。
    昼休みになり、俺は教室を出た。
    まとわりついてくる同級生たちを適当にまいて屋上に。
    「翠、こっち。」
    給水等の影から俺が手招きしている。
    「入って。」
    機械室、立ち入り禁止と書いてあるドアが開いていた。
    「こんなところで・・・ひょわっ!?」
    後ろから抱きすくめられた!?

    そして俺(中身翠)は・・・
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▲[ 1393 ] / 返信無し
■1394 / 6階層)  首筋に顔をうずめ・・・
□投稿者/ DMM128 -(2015/07/17(Fri) 11:51:28) [ID:c2Od0nxw]
    凄い勢いで嗅いでいる!?
    「ちょっぉおおっ!?くすぐった・・・やめ・・・」
    「ぶはあっ!女のこの匂いっていいな、もうちょっと・・・」
    「止めろって、大丈夫か翠?」
    「翠はそっちだろ?どうだった親父と母さん。」
    「えっ?あっ、えっと・・・まあ、うん大丈夫。」
    「何だよその微妙な反応。まあ大丈夫ならいいけど。とりあえず続きしようぜ。」
    ずっと胸は揉まれっ放し。
    「つ・・続き・・・って・・・あうっ・・・あああああっ!?」
    耳たぶ甘噛みから首筋を舐められる。
    「翠はここ弱いんだよな。ぺろぺろ。」
    体が反応しまくる。的確だ。


    「ちっ、昼休み短すぎだぜ。じゃあこの後は俺のアパートで。放課後なっ!」
    階段を走り降りていく俺を朦朧とした意識で見送る。
    やばい、足腰がふにゃふにゃで立てない。
    ブラウスのボタンを留め、リボンを直す。
    「放課後・・・やばいだろそれ。」
    俺相手に処女喪失!?

    放課後、俺は裏門から猛ダッシュで脱出した。
    タクシーを拾って家に逃げ帰ることにしたのだ。
    「お帰りなさいませお嬢様・・・」
    挨拶する使用人の前を一瞬で通過し、家に入る。
    「ぜぇっぜぇっ・・・」
    「あら、翠早かったわね?」
    「お母様・・・ただいま帰りました。」
    「あの人はしばらくアメリカ出張だから、ラーメンは食べないで済むわよ。」
    「そうですか・・・」
    俺はとりあえず・・・
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▲[ 21 ] / ▼[ 785 ] ▼[ 786 ]
■784 / 2階層)  地元の企業の社長令嬢らしい。
□投稿者/ 名も無き冒険者 -(2012/01/05(Thu) 17:51:30) [ID:rOyZ1ddh]
    「何て名前の会社なの?」
    「えっとね、神龍興業って会社。」
    「しんりゅー・・・?」
    「神の龍ってかくんだよッ!」
    いや、まさか・・・
    でも、いかにもって名前なんだけど・・・

    翠が抱きついてくる。
    「中学の時は誰も私に話しかけてくれなかったのに。嬉しかったよ!」
    中学3年からこの街に引っ越してきて俺には知らない素性が・・・
    もしかして俺はとんでもない地雷を踏んだのか!?

    両親が仕事で海外に行く事になり、父の知り合いが理事長を務める晴嵐学園があるこの街にアパートを借りての一人暮らし。
    輝く青春をこの街で!!始めるはずだったのだが雲行きがおかしいぞ。
    「ね〜ケンちゃ〜ん♪」
    頭いっぱいに警報がなる。
    しかし、健康な若い男子な俺には抑止力が・・・

    「ありがとう♪私の初めて。嬉しいよケンちゃん!」
    目出度く童貞喪失&カノジョの処女GET!
    全裸で抱き合う俺たちの目前で・・轟音とともにドアが開いた。
    そこに立っていたのは・・・
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▲[ 784 ] / ▼[ 793 ] ▼[ 794 ]
■785 / 3階層)  子分を引き連れたごつい中年男・・・
□投稿者/ 名も無き冒険者 -(2012/01/05(Thu) 18:04:02) [ID:rOyZ1ddh]
    「あっ・・・パパ!?」
    土足のままずかずかとベッドの横まで来る。
    そして鋭い眼光で俺を見据える。
    終わった・・・とんでもない地雷を踏んでしまったようだ。
    「翠・・・・・・・・」
    腹に響く太い声で男が戻りを呼ぶ。
    「パパ・・・」
    男の顔が強張り、静脈が浮く。
    そして次の瞬間・・・
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▲[ 785 ] / ▼[ 981 ]
■793 / 4階層)  翠を抱きしめた。
□投稿者/ J5 -(2012/01/07(Sat) 08:13:33) [ID:nhBHs0g0]
    「おう・・・おう・・・よくやったな!!さすが俺の一人娘。これで組・・・いや、会社も安泰って訳だ。なあヤス?」
    「へいっ!!おや・・・社長!!」
    「なあ、あんた。名前を聞かせてくれねえか?おっと自己紹介がまだだったな。俺は翠の父親で木見鳥黒の輔、この町で神龍興業って会社を経営している。」
    キミドリ・・・クロのすけ?
    自己紹介する俺の右手を両手でがっちりと掴み、翠のオヤジは耳元で囁いた。
    「アンタの将来は俺が預かる。俺の可愛い一人娘の男だ。異存はねえよな?あ?」
    ヤバイ・・・これは・・・マジでやば過ぎる。地雷なんてもんじゃない。
    「うちの会社はこの町だけじゃなくて近県までシマ・・・営業圏をもつグロォバルな企業だ。しかるべき大学を卒業すりゃぁ幹部、いや、役員としてアンタを迎えてやる。まずはしっかりベンキョウしろや。いいな二人ともッ!」
    「はぁい、パパ。」
    「え、えええっ?」

    その日は翠とオヤジたちは帰っていった。
    翌日・・・
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▲[ 793 ] / ▼[ 982 ]
■981 / 5階層)  翠は学校に来なかった。
□投稿者/ BB9 -(2013/11/12(Tue) 08:02:36) [ID:Jf7628Sz]
    朝から街が騒々しい。パトカーを頻繁に見かける。
    「ヤクザの抗争で発砲事件あったんだって。」
    「何人も死んだらしいよ?」
    なんとなくいやな予感が胸を過ぎる。

    昼休み、スマホを見ると着信があったようだ。翠の携帯だ。とりあえず無事だったのか。すぐにかけ直してみるが繋がらない。メールも着ている。
    『中央病院にきて』

    クラスメイトから自転車を借り、俺は病院に向った。
    10分後・・・
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▲[ 981 ] / ▼[ 983 ]
■982 / 6階層)  病院が見えてくる。
□投稿者/ 毒林檎 -(2013/11/13(Wed) 09:59:21) [ID:376rZZvO]
    仁王立ちしてこちらを見据えているのは翠の父親。
    「はアッ・・・はあっ・・・・あの・・・・」
    「おせぇじゃないか!」
    父親の手に握られているのは翠のスマホ?さっきのメールはまさか?

    有無を言わさず腕をつかまれ、病院の裏手の通用口のような所から連れ込まれる。

    『集中治療室』

    「み・・・どり?」
    ガラス張りの部屋の中心のベッドに横たわっているのは翠だった。
    「流れ弾が後頭部から入って、頭蓋骨の中を暴れまくったそうだ。もう翠は起きねえだろう。」
    父親が呻く様に言う。
    「今翠を死なすわけにはいかねえ。俺の資産を狙ってる連中の思う壺だ。」
    父親は手招きして医師を呼んだ。
    「先生、コイツです。どうでしょう?」
    「ふむ・・・体格差がかなりあるようだが。先生、どうですか?」
    もう一人の男は医師には見えなかった。
    「ソウネ、問題ナイ。健康ネ。」
    日本人ではないようだ。俺は身の危険を感じ始めていた。

    あとずさった俺の腕を父親が掴む。
    「おい、あんた俺の娘を愛したんだろう?娘をお前にやる。一生一緒に居れる様にしてやるんだ。絶対離れられないがな。」

    いつの間にか東洋人の男が目の前に立っていた。
    俺のこめかみを指で突く。俺は一瞬で意識を失っていた。

    混沌とした暗闇の中・・・
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▲[ 982 ] / ▼[ 1511 ]
■983 / 7階層)  時折声が聞こえてくる。
□投稿者/ 毒林檎 -(2013/11/13(Wed) 10:32:16) [ID:376rZZvO]
    「娘サンノ体、コノ男ニ移植スレバイイカ?」
    「出来ますかね?あ、血液型も同じで遺伝子情報も割りと近いようです。」
    「問題ナイネ。」



    「信じられん・・・メスも何も使わずに・・・」
    「えっ・・・脳を摘出してからじゃ・・・」
    「イッショニシチャウカラネ。」
    うつぶせにされた翠の後頭部が開いている。
    そしてまた暗闇。

    「何てことだ・・・傷跡も残ってない。」
    誰かが首筋を触っている。
    薄目を開けて辺りを窺う。
    ストレッチャーに乗せられて運び出されていくのは・・・見覚えの有る俺の体。
    「大事に扱えよ。いずれ俺の体になるんだからな!」

    手術台の冷たさが感じられ始め、体の感覚が・・・
    「モウ大丈夫。コレデ終ワリ。」

    腕をついて上半身を持ち上げると、押し潰されていた乳房が揺れた。
    翠の肉体。
    医者が囲んで体を調べる。
    「信じられない。全く健康だ。」
    床に立つ。
    全く違和感がない。まるで元から自分の体だったように。
    「あ・・・けほっ・・・俺・・・」
    声も翠の声だ。

    鏡に映る全裸の翠。
    これが今の俺。
    「前ノ脳味噌モイッショニシタカラ。」
    前の脳味噌?翠の脳もこの頭に一緒に入ってるのか?
    俺の意識しかないが・・・いや、この感じ。翠が・・・
    「パパぁ・・・なんでこんな事・・・」
    俺の意識のまま、翠の人格を・・・記憶を・・・

    そして・・・

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▲[ 983 ] / 返信無し
■1511 / 8階層)  翠の家。翠の部屋。
□投稿者/ S -(2017/06/09(Fri) 07:24:16) [ID:vCe3vVeC]
    見慣れた「私」の部屋。
    壁に掛けた制服。
    髪の毛をシュシュでまとめ、机のパソコンを立ち上げる。
    「あ・・・」
    画面いっぱいに映る俺と一緒に教室で撮った画像の壁紙。
    「私・・・本当に俺の事好きでいてくれたんだ。」
    すべすべの顔を撫でる。柔らかい唇。
    部屋着のポロシャツの中のブラに包まれた乳房が揺れる。翠本人の肉体は完全に普通に機能している。
    銃弾で破壊された翠の脳に残された記憶の断片。徐々につながり、俺の意識とは別に復元されていく翠の人格。ベッドに仰向けに横たわり、目をつぶってそれを感じる。
    翠は・・・私は・・・生きている。体も私の意識も。
    起き上がった私は、私になっていた。
    幼いころからの記憶も、突然現れた銃を持った男たちから向けられた銃口も。
    「ごめん・・・ね。私になっちゃったね。」
    「・・・まあ、しょうがないか。俺の体はどうなったんだ?」
    一つの口で会話する俺と翠。はたから見れば二重人格?
    そういえばあの時父親が・・・
    「まさか・・・お父さんが・・・」
    俺はスリッパをはいて服を整え、部屋を出た。
    1階の広大なリビングルームには・・・

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▲[ 785 ] / ▼[ 888 ]
■794 / 4階層)  翠のみぞおちに拳がめり込む。
□投稿者/ J5 -(2012/01/07(Sat) 08:33:05) [ID:nhBHs0g0]
    胃の中身を吐きながら翠が気絶した。
    「よう、アンちゃん。よくも俺の可愛い一人娘に・・・」
    俺の髪の毛を鷲摑みにし、物凄い眼光で眼を覗き込まれた。俺は瞬間で死を覚悟した。
    「・・・でもまあ、若いんだからしょうがねえっちゃあ、しょうがねえな。俺も始めての時はそうだった。小学校の時の担任の女がエロくてな。」
    さすが・・・いや、さすがなのか?
    「だが、俺の娘にはダメだ。おめえさんの○ンコは高校を卒業するまでは俺が預かっとく。車に乗るんだ。」

    丘の上の巨大な総合病院を目指して黒塗りの外車は猛スピードですっ飛んでいく。
    「何も命をとろうって訳でもねえし、翠と別れろとは言わねえ。じゃれあっても問題ねえ用にしてやるだけだ。よう、院長。こないだの娘は?」
    「ああ、急性の薬物中毒でもう駄目だね。いつでも脳死判定出せる状態だ。」
    「そうかい、そりゃ好都合だ。確か17歳だったか?」
    「ああ、高校中退で体売りながらありとあらゆる薬物に手を出して・・・ここに運ばれた時には脳も内臓も滅茶苦茶だったな。」
    「よし、先生。コイツを・・・」

    あっけに取られていた俺の腕にいつの間にか注射器が・・・
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▲[ 794 ] / ▼[ 911 ]
■888 / 5階層)  気が付くと・・・
□投稿者/ カタバミ -(2012/07/24(Tue) 02:02:05) [ID:Vy5SMa8o]
    病院のベットで寝ていた。どうやら注射は麻酔の一種だったらしい。

    「おう、気がついたか。」
    病室には翠の親父と院長がいた。

    「どれ、呪術の経過を確認するか」
    白衣を着た医者…院長が近づいてきた。

    シュジュツ・・・ああ、俺の○ンコ切られたのか・・・

    院長は俺のたわわにふくらんだ胸をつかんできた。
    「キャっ」
    女の子の声が出ていた。

    あれ?男の俺に大きな胸と高い声が?

    「うむ、経過は順調のようだ。」



    えーと、だれか俺にわかるように説明してくれないか?

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▲[ 888 ] / 返信無し
■911 / 6階層)  「間に合ってよかった。」
□投稿者/ KWSK -(2012/11/28(Wed) 20:39:44) [ID:nhBHs0g0]
    院長が満足げに微笑む。
    「直前にドナーが死んだのには少々あせったよ。だが無事君に提供できたようだ。」
    目の前に差し出された鏡を覗き込む。
    「えっ・・・誰?」
    美人・・・なのだろうか?整った顔立ちの女が鏡の中から俺を見据えている。
    荒んだ生活をしているのがありありと判る棘のある表情。
    脱色されてぼろぼろになったロングヘアと荒れた肌。
    「遺体は処分した。その顔は君のものだ。全身の皮膚と声帯、内性器もね。君のは責任持って保管しておこう。これでいいですね?」
    「おう、先生。さすがの腕前だ。これで翠とレズプレイはできても操は大丈夫ってわけだ。あんちゃん、いや嬢ちゃんか。翠と仲良くしてやってくれ。」
    「これがドナー・・・いや、もう君が本人だね。沼田エリカ君の服だ。」
    派手な下着や服が俺に着せられていく。
    「君は沼田エリカの顔から身分まで全て手に入れたわけだ。完全に本人だよ。ヤク中だった中身は健康になったけどね。」
    何が何だか・・・
    俺はどうなったんだ!?
    「イタっ!?」
    耳に本人のしていたピアスが・・・
    数時間後・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 784 ] / ▼[ 796 ]
■786 / 3階層)  目つきの鋭い、和服の女性・・・
□投稿者/ 名も無き冒険者 -(2012/01/05(Thu) 18:10:20) [ID:rOyZ1ddh]
    「お・・・お母様!」
    な、なにぃいいぃいいっ!?
    母と呼ばれたその女は、和服の袂から何かを取り出しながらベッドに歩み寄る。
    姿を現したそれは・・・多分短刀、いわゆるドスってやつのようだ。
    白木の鞘と柄に、所々黒い染みが・・・
    万事休す。
    ばら色の学園生活が幕を開ける前に・・・人生の幕が降りようとしている。
    そして翠の母親は・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 786 ] / ▼[ 1175 ]
■796 / 4階層)  帯を解き始めた
□投稿者/ J5 -(2012/01/08(Sun) 08:36:19) [ID:nhBHs0g0]
    えっと・・・お母さん何を・・・
    「翠、本当にこの男でいいの?」
    「はい、お母様!私決めました。」
    「そうか・・・おい、君あんたも早く服脱ぐんだよ。」
    「ひゃ?は・・・はい。」
    和服を全部脱ぎ終わると、母親は全身にぴったりとした花柄の服を・・・
    いや、服じゃない。その緋牡丹は肌に彫り込まれている。
    そしてドスを抜いた母親は・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 796 ] / 返信無し
■1175 / 5階層)  切っ先を自分の喉に!?
□投稿者/ S -(2014/06/20(Fri) 06:28:28) [ID:wrVP8HKy]
    「や、止めてください何をっ!?あああっひゃああ?」
    思わずでる変な声。刃は喉に10センチほどめり込み、そのまま一気にへその辺りまで切り裂く。
    「ああああ?何が・・・・」
    血が出ていない。ドスを投げ捨て、無表情のまま俺を見つめながら両手で乳房の間辺りを左右に広げる母親。空洞!?そして次の瞬間、俺に飛び掛ってきた!!
    「うああっ!?やっ!ふぐぅう・・・・んぬぐぐ・・・んんん・・・・ぷはっ!?」
    全身が母親の体の中に入ってしまっている!胸にぶら下がる乳房。その間の切れ目が見る見るくっ付き、塞がっていく。
    「やだ、ちょっと何なのよこれ!?声まで私に!?」
    全身を覆う緋牡丹の刺青。股を広げて股間を覗き込む。薄い陰毛の奥の肉襞。
    「今日からお母さんだね。一緒に暮らそうね?」
    「何言ってるの?早くこれ脱がしてよ。」
    「いつでも脱げると思うよ?でも・・・・」
    翠は、
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▲[ 21 ] / ▼[ 974 ]
■973 / 2階層)  女子寮に住んでいる。
□投稿者/ BB9 -(2013/11/05(Tue) 07:40:30) [ID:Jf7628Sz]
    完全男子禁制で内部は謎に包まれている。
    「寮なんか入らなければもっと遊べるのにな。」
    寮は二人部屋で、ルームメイトとも合わないらしくいつも文句を行っている。
    翠もそうだが、そのルームメイトの両親も海外に暮らしているらしい。
    俺のオヤジも長期海外出張中なので境遇は似ている。男子寮は無いので駅のそばのぼろアパートに住む羽目になったが・・・

    その日、授業が終わって俺は真っ直ぐ部屋に帰った。
    前の晩ネトゲにはまって殆ど寝ていない。ベッドに倒れこんでそのまま爆睡の予定が・・・翠が来た。巨大なスポーツバッグを俺に部屋に運び込む翠。
    「・・・何それ?」
    「ルームメイトのあの女が、急遽親のいる海外に行くことになったの。」
    翠はバッグの中から女子の制服を取り出してベッドの上に並べ始めた。
    「・・・・?で、その服は何?」
    「処分しといてくれって頼まれたのよ。すぐに出国するからって。あとこの退学届けも学校に出しといてくれって。よいしょ・・・これ、重い。」
    最後にバックから引っ張り出されたものを見て俺は硬直した。
    「みみみ・・・・翠?なに・・・それ!?」
    バッグから上半身を引っ張り出された少女。
    艶の有るロングヘアに・・・重そうに揺れる乳房。
    「はい、これ着て。」
    「着る????って????」
    少女は・・・中身がなかった。抜け殻?
    「ついでにこれも貰ったの。早く服を脱いでこれ、着てみてよ。」
    俺は・・・
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▲[ 973 ] / ▼[ 975 ]
■974 / 3階層)  恐る恐る・・・
□投稿者/ KWSK -(2013/11/05(Tue) 15:48:36) [ID:JahQ9nRh]
    それをつついてみた。
    「おうっ!?」
    動いた?確かに今動いた?
    「は〜や〜くぅ〜〜〜〜〜っ!」
    「いやちょっとまて、これ動いたぞ!?」
    「だから?」
    「いやだって、そりゃ、あれだ・・・うわあああああっ!?」
    有無を言わさず服を剥ぎ取った翠は俺の頭を女の抜け殻の股間に!?
    逃げるようにのた打ち回る女の抜け殻の股間から、どんどん体が中に入っていく。
    「ぶはぁあああああっ、なっ何するんん・・・・・・んんっ?なんだこの声!?」
    のどに潜り込んで来た管から出るのは女のような声?
    「いったい何・・・・ぐぁあああぁっ」
    物凄い力で全身が締め付けられる。
    間接が軋んで悲鳴を上げている。
    「やっぱりちょっとキツイ?」
    翠はのんきにしゃがんで転げまわる俺を眺めている。



    「はい、ブレザー着てみて。」
    下着もブラウスもまるで自分のもののようにぴったり。
    「うん、どこから見てもあの女だね。」
    鏡に翠と並んで映っている女子。この中に俺が入っているのか?
    「どうしろっていうんだよ、こんなかっこさせて。」
    「一緒に住むのよ。」
    「は?」
    「ルームメイトとして。便利でしょ?」
    「はあああっ?」
    「私より胸でかいのがちょっとあれだけど。柔らかくて気持ちいいからいいか。」
    「も・・・揉むなっ!!」

    ピンポーン♪

    「どうしよう・・・誰か来たぞ?」
    「大丈夫よ。郵便やさんのバイク止まってるから多分。」
    訪ねてきたのは郵便配達。
    薄汚い封筒を受け取る。
    「誰から?」
    「あれ、珍しいな。親父からだ。」
    中に入っていたのは100ドル札10枚ほどと、殴り書きの手紙だった。
    『事業でミスって追われている。当分日本には戻れない。当然家賃も学費も無理だからとりあえず住み込みの新聞配達でもしているように。』
    震える指から落ちた手紙を翠が拾い上げる。
    「あらま〜・・・・」
    俺は・・・

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▲[ 974 ] / ▼[ 990 ]
■975 / 4階層)  呆然と立ちすくんでいた。
□投稿者/ BB9 -(2013/11/06(Wed) 09:40:26) [ID:Jf7628Sz]
    翠がキッチンで何かを燃やしている。
    「この退学届けは抹消、っと。アパートの契約書はどこ?解約届けだして・・・最小限必要なものは寮に宅配便で送って・・・あとは業者に頼んで処分ね。」
    「ちょっとアナタ勝手に何やってるのよ!?ふぁ?なにこの話し方!?」
    「はい、自分の名前言ってみて?」
    「何なの?私は戸塚榛名・・・あら、違うわ、私の名前は戸塚榛名、と・つ・か・は・る・な?自分の名前がいえない!?」
    勝手に言葉が変換されているような・・・制御されているような・・・

    黒髪ロング、前髪パッツンでつり目に爆乳美少女の名前は戸塚榛名というらしい。
    俺は完全にこの榛名という存在の中に閉じ込められていた。
    翠と手を繋いで学校に戻る。
    「ハルナちゃんって呼ぶからね。3年間よろしくね!!」
    「そんな・・・そのうちまた自分に戻れるはずよ。父の消息を掴んで・・・」
    「そうね、その時はまた考えよ。」
    寮の前に着くと・・・
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▲[ 975 ] / ▼[ 999 ]
■990 / 5階層)  田中先生が俺たちを見て・・・
□投稿者/ 黒杉 -(2013/11/17(Sun) 15:38:25) [ID:q7bMXToV]
    おやっ?という顔をしている。
    女子寮の管理室には女性教師が交代で勤務している。
    田中先生は男子に大人気の音楽教師だ。
    ナイスバディに童顔、おっとりタイプ。
    「あれ〜珍しいわね。二人が一緒に外出なんて。」
    二人犬猿の仲なのは周知の事実のようだ。
    「たまたまそこで見かけて荷物があんまりにも重そうだから手伝っただけです。」
    翠がぶっきらぼうにいう。どうやらいつもの二人っぽくしなくてはいけないらしい。
    「私は大丈夫だっていうのに・・・本当におせっかいな人ですわ。」
    先生はため息をついた。
    「もう、ルームメイトなんだからもっと仲良くしないとだめよ?」

    荷物を部屋に運び込み、俺は安堵のため息をついた。
    「はぁ〜なんとかばれずに済みましたわ・・・」
    翠がすり寄ってくる。
    「ばれるわけないじゃん。顔も体も本人なんだから♪」
    「本人って・・・そういえばこの抜け殻みたいなのは・・・」
    顔の皮を引っ張る。
    「そういう体質だったんじゃない?つるっと脱皮して置いて行ったのよ。それ。」
    どういう体質なんだ・・・そもそも人間なのか?
    俺は・・・

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▲[ 990 ] / ▼[ 1150 ]
■999 / 6階層)  ドレッサーの鏡を覗き込んだ。
□投稿者/ 黒杉 -(2013/11/24(Sun) 11:41:54) [ID:q7bMXToV]
    見知らぬ美少女。
    不思議そうに俺を見つめながら自分の胸を持ち上げて・・・
    制服のスカートをめくる。フリル付のピンクのショーツの股間にはアレの突起はなく、完全に女の子の股間。

    共同浴場は天国の情景が広がる。
    俺もその中に混じり、胸を揺らしながら体を洗う。このままこの女の子として暮らすのか?俺。

    部屋に帰ると・・・
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▲[ 999 ] / 返信無し
■1150 / 7階層)  熱い夜が待っていた。
□投稿者/ BlackT -(2014/06/11(Wed) 09:59:00) [ID:Jf7628Sz]
    濃厚レズプレイで女の快感に溺れそうになる。まるで自分が元々女だったかと錯覚するほどに、皮はその刺激を俺の脳に直接伝えてくる。

    「あなた達、最近本当に仲が良いわね〜。」
    翠は俺に腕を絡ませて寄り添っている。田中先生も不思議そう。
    「榛名ちゃんって付き合ってみると本当にいい子なんです。顔は生意気そうで話し方もむかつくんですけど。」
    「ちょっと翠さん、それはひどくありません?ワタクシのどこが・・・」

    俺という存在は消滅し、俺には他に道もなく榛名になるしかなかった。
    学費も寮費も全額前納してるらしい。とりあえず卒業までは喰うには困らない。
    そして榛名として2ヶ月が過ぎた。

    朝、いつもの様に教室に入ると・・・
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▲[ 21 ] / 返信無し
■1447 / 2階層)  飲み物をテーブルに置いて正座した。
□投稿者/ KRUW -(2015/08/16(Sun) 18:47:59) [ID:bfxLE9Md]
    「健ちゃん、今までお世話になりました。急ですが今日で引っ越します。」
    「えええっ!!!!!????」
    まだ、3回しか・・・
    「本当は禁則事項なんだけど、私の正体を知ってほしいの。実は私・・・・」
    そして驚愕の事実が!?
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▲[ 20 ] / ▼[ 321 ] ▼[ 976 ] ▼[ 1213 ]
■22 / 1階層)  大学のサークルで、だ。
□投稿者/ TMTM 6回-(2008/08/22(Fri) 17:34:35) [ID:qZxvdu5u]
    一年生の俺はぶらぶらとサークル勧誘を見て歩いていた。
    『お・・・すごい美人じゃん・・』
    怪しげなサークルで勧誘の声を張り上げてる美女、それが翠だったのだ。
    そのサークルとは・・・
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▲[ 22 ] / ▼[ 356 ]
■321 / 2階層)  錬金術サークルだった。
□投稿者/ カタバミ -(2009/02/01(Sun) 20:56:20) [ID:qMTmdfcu]
    「はい!そこの若人!不老不死とか興味ないかいっ!」
    「お、俺ですか?いえ、普通に老いて死にたいので興味ないです。」

    いきなり美女に呼び止められると逃げ出したくなる。
    おそらく人の目を気にする心理なのだろう。

    「色々と有名になってると思うんだけどなぁ。某金髪チビと甲冑の兄弟とか某自動石像型門番とか。」
    「二つともフィクションでしょうが。」
    「じゃぁ、私が不老不死だと言ったらどうする?」
    「冗談でしょう。」
    「確かめさせてあげる。ついて来て。」

    連れてこられたのは、
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▲[ 321 ] / ▼[ 397 ]
■356 / 3階層)  大学の部室等のある一角だった。
□投稿者/ BlackTree -(2009/02/11(Wed) 16:04:22) [ID:85gwYQiP]
    そこに部室があるのかと思うと、ずんずんそこを通り過ぎていく。
    「あ・・・あの・・・」
    「はい、ここが部室ね。」
    部室等の敷地の片隅に古びたレンガ造りの1階建ての建物があった。
    「こ・・ここが?」
    「そう、この大学が第2次世界大戦のときに使っていた建物。地上1階、地下25階。」
    垂れ下がるツタを掻き分けて銀色の扉のカバーを開いてカードを差し込むと、音もなく扉が開いた。
    「さあ、入って。」

    中に入るとそこには・・・
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▲[ 356 ] / ▼[ 419 ]
■397 / 4階層)  外見からは思いもよらない、
□投稿者/ FooBar -(2009/02/26(Thu) 00:54:26) [ID:wuMiP7a1]
    近代的なエレベーターの箱があった。

    「す、すごいですね……」
    俺が感心していると、女性は扉をガチャンと閉めた。すると普通のエレベータのような内扉がスルスルと閉じて、下に動き出す感覚があった。
    彼女はボタンが二つしかないパネルを撫でながら、
    「むかしは25階、階段を降りたものだったけれど、最近の若い人は全然ダメね。あんまりウルサいもんだからコッソリ工事してこんなのつけちゃった。まあ、錬金術の副産物で手に入れた資金だから、錬金術の賜物といえば賜物なのかしらね。」
    と、誰にともなく呟いた。
    俺があっけにとられていると、ふと振り向いて、
    「あ、自己紹介が遅れたわ。私、この錬金術サークルの会長をやっているの。名前は……そうね、イズミ、とでもよんでちょうだい。」
    なるほど、オタクか腐女子の類であることはよく分かりました。

    開いた口がふさがらないまま、エレベータは止まった。

    俺の口とおなじくらい、扉が開くと、そこには……
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▲[ 397 ] / ▼[ 424 ]
■419 / 5階層)  「おそいよ、翠!」
□投稿者/ FooBar -(2009/03/17(Tue) 21:46:22) [ID:wuMiP7a1]
    扉が開くか開かないかのうちに、その向こうから甲高い声があがった。
    「ちょっと!せっかく雰囲気作ったのに本名で呼ばないでよ!」

    …雰囲気だったんだ。

    エレベーターから出るとそこは意外に広いホールになっていて、天井から眩しいぐらいの…って、蛍光灯も何もないんですけど。天井が…光ってる?

    その光に照らされ、ホールの中央で仁王立ちになっていたのは、
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▲[ 419 ] / ▼[ 483 ]
■424 / 6階層)  やっぱり美女だった。
□投稿者/ 名無し -(2009/03/25(Wed) 13:53:45) [ID:2umCscd4]
    俺を拉致した美女と同じぐらいの・・・って顔まで同じ?
    「ようこそ、レンケンへ。」
    錬金術研究会か?
    そもそもこの女の顔、どこかで見たことがあるような・・・
    そうだ、受験のときにこの大学でググってた時に見た顔、ミスキャンパスの?
    「この顔を知っているようね。話が早いわ。2年連続ミスキャンパスの仏文3年、綾小路毬香。よろしく。」
    「えっ・・・あの・・・どうも。」
    何で二人いるんだろう?美人の双子姉妹という設定か?
    いやいや・・・そんな安直な設定がこのサイトであるわけは無い。
    「あの・・・」
    「何?」
    俺は思い切って尋ねた。
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▲[ 424 ] / ▼[ 652 ]
■483 / 7階層)  「貴女方、クローンですか?」
□投稿者/ かたばみ -(2010/08/04(Wed) 05:19:51) [ID:HYpZULyM]
    「そんな科学的な存在じゃないわ。そもそもここはレンケンよ?」
    「そうそう、ホムンクルスの技術の応用よ」
    二人とも同じ顔、同じ声で言ってくれた。
    …だぁー!どっちがどっちをいったぁ〜?
    気になる言葉を追加して聞いてみた。

    「ホムンクルスって・・・なんですか?」
    「うんっと、無生物から生物…人間を作り出す技術。一言で言うと。」
    「その応用って・・・」
    「言うより観てもらったほうがいいんじゃない?」
    「そうね。そろそろ交代だし。」

    翠と呼ばれた―俺を連れてきた―人が突然服を脱ぎ始めた。

    俺は・・・

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▲[ 483 ] / ▼[ 654 ]
■652 / 8階層)  有り得ないショーを見ながら絶句した。
□投稿者/ TMTM -(2011/06/15(Wed) 13:40:24) [ID:O4mzHyHg]
    プロポーション抜群のフルヌードまではいい。

    しかし彼女の動きは止まらず、器用に片足を抱きかかえて体を捻ると・・・股間からにょきっと濡れた足がもう一本ッ!!???
    「ああ・ああ・あ・あああ・あ・あ・あ・あっ!?」
    思わず変な声を出してしまった。手を離すと抱えていた足は骨がなくなったようにふにゃふにゃと垂れ下がる。
    そして反対の足も同じく・・・
    そして形のよいお尻が歪んで、ぬるぬると股間から両足に続いて小振りのお尻が滑り出して、背中・・・首!?
    「ふぅ〜〜。」
    まったく別人の女性が抜け出た後の美女の体はへにゃへにゃと床に。
    「はい、じゃあ交代してもらうわね。服を脱いでくれる?」
    翠はにこやかに俺に歩み寄り・・・


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▲[ 652 ] / 返信無し
■654 / 9階層)  注射器を取り出した。
□投稿者/ SKN -(2011/06/15(Wed) 13:42:52) [ID:O4mzHyHg]
    「利き腕はどっち?」
    「え、あ、左利きですけど。ああっ、痛ッ。」
    右手に刺された注射針から血液が抜き取られていく。
    「何するんですかちょっと!!」
    「保険よ。たまになんかの拍子にホムンが中身を喰っちゃう事があるの。その時に元に戻れるようにね。はい、OK。じゃあ・・・」
    「わあああああっ!?ちょ・・・まっ・・・ああっ。」
    見る見る服が脱がされ、女性二人の前で生まれたままの姿に・・・
    翠は床で、テレビで見た漁船の甲板で暴れる吊り上げられたイカのように動いていた抜け殻の髪の毛を掴んで引っ張り上げた。

    「うぷっ!?」
    目前に迫る女性の股間。あの部分が鼻に押し付けられ、鼻腔内にその匂いが。
    「せ〜の。」
    そのまま俺の頭は広がった女性器から抜け殻の腹の中に。
    「うっんっ、ぐぅうううぅっ!!?」
    細かく血管の走る、肌色の膜を通してうっすら明かりが見える。
    抜け殻自体も意思を持っているように、俺の体の表面をぬるぬると滑って呑み込もうとしている様だ。

    「ごぼっ、んぐ、はぁ・・・」
    口の中に潜り込んできた管が、気管や食道の表面にぴったりと貼りつくと声が出るようになった。女の声が口から。
    「ん、やっぱり調査どおりね。愛称は抜群みたいよ?」
    「な・・・調査って・・・う、わ、ちょっと・・・腹の中にっ!?」
    「えっ?」
    「入ってくる!?うげ・・・」
    股間の、アレのある辺りが体の内部に押し込まれるような感覚。
    そしてどくどくと脈を打ちながら、腹の中に何かが・・・

    「これが本人のエコー、これが君の。全く同じに見えるわね。これが子宮で、卵管から卵巣も。これなら子供も産めちゃうかも!」
    なんでこんな医療機器があるのか、もう突っ込む気にもなれない。
    「・・・俺に何をしろっていうんだ?」
    「2年連続ミスキャンパスの仏文3年、綾小路毬香、しばらく貴方が綾小路毬香よ。私単位がヤバくて。」
    「そっちの本人がいるじゃないか。なんで代役が必要なんだ?」
    「私はもっと重要な研究で手が離せないの。」

    まったくをもって理解不能。
    生きた皮に呑み込まれた俺は、身長も体型も全く違うはずの綾小路毬香という女性瓜二つの姿になっている。いや、姿だけでなく声や内臓・・・有るはずの無い器官が俺の腹の中に存在している。

    翠と二人で部室のドアを出た。
    地上に出るといつもの日常の光景。俺が綾小路毬香になっている以外は、だが。
    翠が嬉しそうに腕を絡ませてくる。そして・・・


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▲[ 22 ] / ▼[ 977 ]
■976 / 2階層)  地球防衛部
□投稿者/ BB9 -(2013/11/08(Fri) 08:07:03) [ID:Jf7628Sz]
    と、横断幕に描かれている。
    美人だがこういう手合いには近づかないほうが身のためだと本能が告げている。
    進路を45度ほどずらして迂回行動を取った俺。
    「男子確保。」
    その前に別の女が立ちはだかった。
    『か、かわいい・・・・』
    アイドル並、いや、トップアイドルクラスの美貌の・・・
    「英文2年の柏崎結菜です。よろしくね?」
    柏崎・・・って、雑誌に乗ってたコノ大学のミスコン優勝者の?
    「ユイナ、よくやったわ。よし、撤収するわよ。そこの新人君も手伝ってね。」
    「はあ?何で俺が・・・・」
    「話は部室で。早く早く!」
    片づけが終わり、ダンボールを抱えた俺は成り行きで二人と一緒に歩き始める。
    「あの・・・部室行くんじゃ?」
    二人は大学の裏門方面に向っている。
    「こっちよ、新人君。」
    そこは・・・

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▲[ 976 ] / ▼[ 978 ]
■977 / 3階層)  裏門だった。
□投稿者/ SSR -(2013/11/08(Fri) 15:31:04) [ID:D9dv9EPj]
    「ちょっとまって、これかぶっといて?」
    翠がバッグから髪の毛の束のようなものを引っ張り出す。カツラ?
    「ちょっと・・・うわっ?」
    「なるべく下を向いておくのよ。」
    横断歩道を渡って目の前にそびえたつ建物。それは・・・
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▲[ 977 ] / ▼[ 979 ]
■978 / 4階層)  ゴージャスな女子学生専用マンション!
□投稿者/ SSR -(2013/11/08(Fri) 16:01:26) [ID:D9dv9EPj]
    二人の間に縮こまってエントランスに。女性警備員の目が怖いぞ?
    翠がIC学生証でオートロックを解除し、なんとかエレベーターにたどり着く。
    ドアが閉まり、階数ボタンの上のパネルにカードをかざすとエレベーターは・・・下に動き始めた?
    「ここの地下が部室になってるの。おどろいた?」

    ドアが開く。
    2重の金属製のドアの奥には20畳ぐらいのスペースが広がっていて、壁面は大型モニターがはめ込まれている。
    「ようこそ、地球防衛部へ。歓迎するわ。」
    翠は部の説明を始める。

    小一時間が過ぎ・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 978 ] / ▼[ 980 ]
■979 / 5階層)  翠の話を要約すると・・・
□投稿者/ BB9 -(2013/11/08(Fri) 23:08:45) [ID:Jf7628Sz]
    部員になれば学費免除、しかも講義に出なくても卒業できる特典付き。
    更に希望すれば修士課程も。
    国から月額23.5万円毎月支給。
    「という訳で、私と一緒に頑張って地球防衛しようよ!ね?」
    「あの・・・殆ど信じられないんだけど・・・・」
    「う〜ん、まあ無理も無いよね。とりあえず体験入部でもいいわ。あと、彼女いるの?いなかったら私と付き合って見ない?」
    「えっ?いや・・・あの、いないけど・・・」
    「じゃあ決まり!!よろしくね、ダーリン♪」
    抱きつかれていきなりのディープキス。
    う、上手すぎる・・・

    「さて、初部員にユニフォームを支給しないと。」
    「初?って・・・」
    俺はミスキャンパスのほうを見る。
    「ああ、それはね。部員じゃないのよ。彼女は・・・」
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▲[ 979 ] / ▼[ 984 ]
■980 / 6階層)  侵略者のほうなの。」
□投稿者/ BB9 -(2013/11/08(Fri) 23:48:00) [ID:Jf7628Sz]
    侵略者って・・・まさかこの美女が!?
    そして翠が続けて説明する。
    「去年のミスコンの時に狙われちゃったのよね。影響力の有る人間に成りすまして侵略の拠点作りするつもりだったみたい。本物の柏崎さんを殺して、その遺体で化けの皮を作って本人に成りすましていた異星人。」
    柏崎さんがその美貌でにっこり笑う。
    「本当の私はもう死んじゃってるんですよ。あ、この体はまだ生きてますけどね。」
    「さ、早くそれ脱いで。」
    「はい、部長。」
    躊躇いも無く服を脱ぎ始める美女。
    「あいつらの技術もまだまだ解明できない点が多いの。現地生物に成りすますためにその肉体を使い、知識や行動パターンまでもそっくりに化けられるキグルミを作る技術。」
    柏崎さんの全身の皮膚が緩み、重い音を立てて床に・・・・
    そして・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 980 ] / ▼[ 985 ]
■984 / 7階層)  そこに立っていたのは・・・
□投稿者/ SSR -(2013/11/14(Thu) 11:10:38) [ID:D9dv9EPj]
    ロボット?
    人形?
    のっぺりとした人間っぽい形をした、人間以外の何かだった。
    「摘発時に押収した人工生命体よ。中身を再インストールして使ってるのよ。」
    翠がにこにこ笑いながら説明する。
    「さて、じゃあさっそくそのユニフォーム着てくれる?」
    俺は床でのたうちまわっている柏崎さんの抜け殻を凝視した。
    「まさか・・・これを俺が?」


    服を引っぺがされ、立体スキャナのようなもので全身をスキャンされる。
    「余裕で体形補正可能範囲内。」
    翠とロボ二人がかりで俺の体に柏崎さんの抜け殻を着せ始める。
    「ちょっと・・・あの・・・うぷっ!?」
    着るというより、タコとかイカのような軟体背物に全身を飲み込まれていくようだ。ぬるぬると体の表面を蠢きながら覆っていく。
    「んぐうううっぅううう・・・」
    瞼の裏側にも何かが潜り込んできて、眼球の表面にも薄い何かが被さってくる。
    鼻や耳にも管が入ってきて・・・
    口いっぱいに入ってきた柔らかいものはそのまま喉の奥まで・・・
    「んぐぅ!?」
    股間のアレが猛烈に圧迫され、しばらくして体の中に陥没した!?
    そこから腹腔内にぐいぐいと入り込んできた器官が・・・この位置って子宮とかか!?

    そして・・・
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▲[ 984 ] / ▼[ 989 ]
■985 / 8階層)  現在に至る。
□投稿者/ SSR -(2013/11/14(Thu) 11:25:20) [ID:D9dv9EPj]
    俺のぼろアパートで荷物をまとめている俺。
    「はい、ユイナ。これでよかった?」
    細くてきれいな指でカルピスを受け取った。
    「ありがとうございます、部長。」
    男を虜にする美しい声で返事。
    「生活に必要なものは全部ユイナの部屋にあるから、持っていくのは最小限ね。」
    「わかりました・・・でも私・・・わた・・・俺がいなくなったらやばいと思う。この勝手に口調が変わるの、何とかなりませんか?」
    「その辺はばっちり対策済みよ。安心して。いつものユイナだけど・・・中身がダーリンだと思うとちょっと興奮するわね〜。」
    翠がにじり寄ってきて、唇を重ねる。
    「ぶ、部長・・・」
    すげえキスうまい・・・
    「あぁん・・・」
    ベッドに倒れこんで、乳房同士が密着。
    翠の膝が股間の柔らかい部分に・・・
    「うふん、楽しんでみる?女の子のカイカン♪」





    気が付くと・・・
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▲[ 985 ] / 返信無し
■989 / 9階層)  全裸で失神していた。
□投稿者/ 黒杉 -(2013/11/16(Sat) 09:16:09) [ID:q7bMXToV]
    ユニットバスから湯気と共に翠が出てくる。
    「ユイナもシャワー浴びて、部屋に帰るわよ?」
    体に力が入らない。へろへろ状態でシャワーを浴び、再び訪れる女子専用マンション。
    「明日から任務開始だから。今日はゆっくり休んでね。」

    ユイナの部屋に入ると・・・
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▲[ 22 ] / 返信無し
■1213 / 2階層)  特撮サークルだった。
□投稿者/ カタバミ -(2014/07/27(Sun) 11:45:48) [ID:0QYQk3Mj]
    結構本格的なこともやっているサークルであった。
    脚本、監督、撮影、特殊効果、音響、メイク等OBにはプロになった人もいるらしい。
    制作した作品はアマチュア対象の作品コンテストで数々の賞を取っていた。

    演者にもアクション俳優やスタント目指しているものもいれば、在学中にデビューし、
    そのまま芸能界で活躍している人もいる。


    翠はアクション女優志望で活動する傍ら、バイトでスーツアクトレスをしていた。


    ある日、俺の携帯に翠から連絡があった。
    内容は・・・

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▲[ 20 ] / ▼[ 93 ]
■23 / 1階層)  勤めている会社だった。
□投稿者/ TMTM 7回-(2008/08/22(Fri) 17:38:47) [ID:qZxvdu5u]
    俺は30代後半に指しかかった独身中年男。
    翠は高校を卒業したばかりの新入社員。
    初日から妙に俺になついて、いつの間にかこんな関係になってしまった。
    こんなオヤジの何処が良いのか判らない。
    翠は俺の布団を剥ぎ取った。
    「おっきろぉ〜〜♪」
    会社の連中は俺たちがこんな関係だとは夢にも思うまい。
    翠は・・・
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▲[ 23 ] / ▼[ 297 ]
■93 / 2階層)  俺のわき腹の脂肪を掴んだ。
□投稿者/ BlackTree -(2008/09/09(Tue) 21:22:27) [ID:85gwYQiP]
    「ぎゃああっ!!痛いってば・・・」
    「早く起きてよぉん。今日は一緒に横浜に遊びに行くんだから!!」
    翠は超ハイテンションだった。
    はっきり言って俺は翠と外を歩くのが苦手だ。
    俺は見るからに中年の小太りなオッサンなのは自覚しているし、翠は私服だと高校生にすら見えるほど若々しい。
    どう見ても恋人同士には見えないだろう。
    翠は・・・
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▲[ 93 ] / ▼[ 348 ]
■297 / 3階層)  俺の顔を覗き込んだ。
□投稿者/ BlackTree -(2009/01/18(Sun) 14:32:33) [ID:85gwYQiP]
    「イヤなの?もしかして?」
    「いや、イヤじゃないんだけどさ。俺老けて見えるし、その・・・一緒にいると・・・」
    翠が抱きついてくる。
    「そんなの気にしなくていいのにぃ。でもなんとなく気が付いてたんだ。そう思ってるんじゃないかなぁ、って。」
    翠は持ってきた大きなスポーツバッグを引き寄せた。
    「なんとなくそんな気がしてたから。これもって来たんだ。」
    翠がバッグから引っ張り出したのは・・・
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▲[ 297 ] / ▼[ 357 ]
■348 / 4階層)  皮だった。
□投稿者/ 名無し -(2009/02/11(Wed) 11:37:10) [ID:2umCscd4]
    「これを着れば私と一緒でも大丈夫でしょ?」
    「な・・・何だよそれ?に・・・人間のきぐるみか?」
    それは・・・まさに人間の形をしている。パーマの掛かったセミロングの髪の毛や、マニキュアされた爪、ぶら下がった二つの膨らみは乳房のようだ。女の皮?
    「早く着てみて。」
    有無を言わさず翠は俺のパジャマを脱がせ、足からその皮を着せ始めた。
    「おい・・・ちょっと・・・やめろって・・・いてて・・・なんだっ!!?締め付けてきて・・・くるし・・・・」
    顔から頭に皮が滑って張り付いた。
    「出来上がり♪」
    全身が締め上げられて息ができない。
    「くっ・・・はぁっ・・・・みど・・・・」
    「今日は女の子同士でいっぱい遊ぼう!!ね?」
    俺は這って鏡の有るところに・・・
    「えっ!!?な・・・に・・・・これっ!?」
    鏡の中から四つんばいで乳房を揺らしながら驚愕の表情で見返しているその顔は・・・
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▲[ 348 ] / ▼[ 364 ]
■357 / 5階層)  釣り目の美女だった。
□投稿者/ BlackTree -(2009/02/11(Wed) 16:20:41) [ID:85gwYQiP]
    青白い顔で俺を睨んでいる。
    「さ・・・桜井・・・麻奈美?」
    「ぴんぽ〜ん♪」
    翠より2年先輩OLの桜井の顔だ。
    翠とは仲が悪かったはず。いつもいびっているという噂を聞く。
    そして不倫していた常務に振られたとかで、3日ぐらい前から2週間有給を使って休んでいたはずだ。
    「なんで・・・こほっ・・・声が・・・」
    「早く着替えて。あ、お化粧した事ないよね?手伝ってあげる。」
    翠が取り出した服は、どれも新品ではないようだ。いや、いつも桜井が着ている服に見える。バッグやサイフも見た事の有る・・・
    「なんで・・・これ全部桜井のじゃ?」
    「そうよ、もう要らないから貰ってきたの。」
    「もう・・・いらない?」
    「うん、その体や顔も貰ってきた。」
    「・・・・?」
    「はい、できたよ。いつもの桜井さん。」
    鏡に映る俺の姿は、顔色は悪いが確かにいつもの桜井麻奈美そのものだった。
    翠は・・・
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▲[ 357 ] / ▼[ 480 ]
■364 / 6階層)  上機嫌だった
□投稿者/ 名無し -(2009/02/13(Fri) 21:33:59) [ID:2umCscd4]
    山下公園、中華街、元町・・・
    「ねえ桜井先輩、ここのお勘定お願いね。」
    パスタ店のレジで俺は桜井のバッグから財布を取り出す。
    ブランド物の赤いサイフ。
    中には本人名義のクレジットカードや免許証まで入っている。
    現金で支払いを済ませで表に出る。
    体の違和感は全く無くなっていた。
    店でトイレに行った時も普通に女として排泄できたし・・・アソコを触った感じもまるで自分も体の一部のように。
    「おい・・・翠。これ・・・本人に返さないとまずいんじゃ・・・」
    「何を?」
    「いや、服とかバッグとか全部・・・」
    「大丈夫よ。」
    「大丈夫って・・・・・・」
    「心配なら桜井先輩の部屋に行って見ようか?」

    渋谷から京王線に乗って数駅の駅で降り、数分歩いたところに麻奈美のマンションはあった。
    キーケースをバッグから取り出してオートロックを解除する。
    翠に促されてドアも開き、部屋の電気をつけた。
    「おじゃましまーす。」
    女性専用マンションの1DK。
    そこには本物の麻奈美の姿は無い。
    「・・・本物の桜井は?」
    翠が無邪気に笑いながら右手をゆっくり上げる。
    その人差し指が俺の鼻を触る。
    「ここにいるわ。」
    「ふざけるなよ・・・」
    「ふざけてないわよ。」
    「・・・・・」
    翠は・・・
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▲[ 364 ] / ▼[ 542 ] ▼[ 668 ]
■480 / 7階層)  そのまま俺の頬を撫でている。
□投稿者/ TMTM -(2010/08/03(Tue) 08:27:24) [ID:z7Z1Jyoz]
    「このムカツク顔・・・このでっかい胸・・・その声。全部死んじゃったあの女のだよ。」
    「し・・・死んだ?」
    「うん。振られてここの風呂場でリスカ。失血死。」
    右手首のうっすらと見える線・・・まさか?

    脱いだ皮をベッドに横たえる。
    俺は元に姿に戻っていて、翠の説明を呆然と聞いていた。
    来月からうちの会社で始まる大規模なリストラ、俺も対象になっているらしい。
    賃金の安い女子一般職は対象にはなっていないそうだ。
    「この女が死んじゃったから、その身分を貰ったの。これでしばらくは一緒に仕事できるよね?」
    ネットでコンタクトを取った自称魔術師という老人に金を払って・・・本当なのか?この話。


    翠の予言どおりに俺を含む中間管理職や技術者が大量に解雇通知され、会社は大騒ぎだったが俺は承諾した最初の社員となって多めの退職金を貰った。
    そして桜井真奈美としての初出勤。
    真奈美の姿で部屋で翠と毎晩過ごし、皮はすっかり俺に馴染んだようだ。
    話し方や仕草、字までもが『私』そっくりになっている。
    そう・・・私、の記憶までもが・・・

    「桜井先輩?」
    振り向くと・・・

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▲[ 480 ] / ▼[ 965 ]
■542 / 8階層)  翠が出来上がった書類を差し出した。
□投稿者/ 黒杉 -(2010/11/24(Wed) 11:29:23) [ID:O4mzHyHg]
    「・・・あのね、なんでこんな単純な間違いするわけ?ほっ・・・・・んと!アンタって・・・」
    涙目の翠を言葉攻めでいたぶる俺。”いつもどおりに”

    「・・・ああん。」
    俺が股間を舐め上げると、翠が小さな声で喘いだ。
    滅多に人の来ない資料室。
    俺たちは制服のままお互いを貪り合う。
    「うふふ・・・会社でこんなこと出来るなんて・・・はぁん。桜井先輩に感謝しな・・・いと・・・あぅん。。」
    翠の手が俺の股間に伸び、ショーツを下ろした。熱く濡れている部分に指をいれ・・・更に手首まで。体の奥から俺のアレを掴んで引っ張り出す。
    桜井真奈美の女性器から俺の猛り狂ったアレが生えた。

    翠が痙攣して・・・絶頂を迎えたようだ。
    脈打ちながら小さくなる俺のアレをまた胎内に押し込むと、俺はまた普通の桜井真奈美の姿にもどっていた。
    「すげえな・・・こんなこと出来るなんて。」
    「ふふふっ。さあ、お昼終わっちゃうよ。ダイッ嫌いな桜井先輩に戻ってね。」
    「判ってるわよ、アナタこそ本当にドン臭いんだから。早く私のここ舐めて綺麗にしなさいよ。」
    「は〜い先輩。」
    「くぅっ・・・はぁっ・・・」
    感じすぎる・・・この体。
    俺は・・・

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▲[ 542 ] / ▼[ 966 ]
■965 / 9階層)  麻奈美の家へと帰った
□投稿者/ ぷっしー -(2013/11/01(Fri) 16:16:37) [ID:v5KLCJdY]
    麻奈美としていつも通り仕事をこなす。
    翠のことを表向きにはいつものようにいびりつつ、さりげなくお互いの作業をサポートし合うので、さっさと片付けることができた。
    帰り道、会社を出るときは別々だが、途中で翠と待ち合わせ二人で手を繋いで帰る。

    「ただいまー」
    二人で麻奈美の部屋へあがる。
    俺は以前住んでいたアパートを引き払い、麻奈美として麻奈美のマンションで生活していた。
    部屋の電気を付けると、落ち着いた色のソファや本棚に並ぶ女性ファッション誌に混じって、
    俺の部屋から持ってきた天体望遠鏡や、模型雑誌といった俺の趣味の品々が並ぶ。

    着ていた上着とブラウスを脱ぐと、黒いレースのブラに包まれた乳房が踊る。
    スカートも脱いでまとめてソファに投げると、
    「あーもー!だらしないんだから!」
    翠がかわいく口をとがらせて文句を言いながら、自分の脱いだ服と一緒にクローゼットに掛ける。
    「はは、ごめんごめん。ついやっちゃうんだよ」
    そう謝りながらローテーブルの前にどっかり座り胡坐をかくと、
    麻奈美のでかい尻がひんやりした床にやわらかく触れる感触や、
    パンストに包まれたむっちりした太腿が自分の足と擦れる感じがなんとも心地いい。

    翠が同じように下着姿で俺の横に座ると、
    コンビニ袋からよく冷えたビールの缶を取り出し、淡い色のマニキュアの乗った長い爪に気をつけながらプシュッと開ける。
    「かんぱ〜い」
    缶同士をコツンとくっつけ、一口ぐいっと飲む。

    缶の飲み口に着いた口紅のあとを見ながらしみじみ呟く。
    「まさか、こんな生活ができるなんてなぁ」
    「ほーんと、桜井先輩に感謝しないとね」
    そういって翠は俺の乳房に手を伸ばし、悪戯するような顔で揉みしだく。
    「あんっ!やったな!」
    仕返しに俺も翠に抱きついてやると、お互いの乳房同士がくっつき合ってむにゅんと変形する。
    乳首が刺激されて…。
    「んっ!んむっ!」
    そのまま翠の唇を奪って、お互いの舌を絡ませ合う。

    と、その時テーブルの上に置いていた麻奈美の携帯から着信音が。
    メールが来たようだ。
    片手を翠の腰にまわしたまま、反対の手で携帯をとり、メールを見るとそれは―――
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▲[ 965 ] / ▼[ 1512 ]
■966 / 10階層)  麻奈美の母親からだった
□投稿者/ ぷっしー -(2013/11/01(Fri) 16:17:35) [ID:v5KLCJdY]
    麻奈美の母親からのメールだった。
    突然な話だが、来週末麻奈美に会いに東京へ出てくるという。

    麻奈美の記憶によれば、ここしばらく母親から電話ではやく結婚するようにと小言を言われ続けていたらしい。
    こっちで結婚できないなら、実家へ帰ってきたらどうかとも言われていたようだ。
    実家の方でなら見合い相手の候補が何人かいる、とも。

    「厄介なことになっちゃったね…」
    翠が心配そうにつぶやく。
    短大を出てうちの会社に就職して3年目の麻奈美は、まだまだ結婚を焦るような歳ではないと俺は思う。
    が、麻奈美の母親の考えは違うようだ。
    今回会いに来る理由がなんにしろ、結婚の件はいろいろ言われるに違いない。
    「ま、だいじょうぶよ。なにしろ私は麻奈美本人ですからね!」
    翠を安心させるよう明るく答える。
    実際、麻奈美の記憶も読めるし、母親に正体がばれる心配はないはずだ。
    麻奈美がいつもそうしていたように、軽くあしらってさっさとお帰り願えばいい。
    部屋にある俺の家から持ってきた荷物は押し入れにでも隠しておくとして、
    問題があるとすれば、翠との同居をいかにごまかすかくらいだろう。

    そして―――
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▲[ 966 ] / 返信無し
■1512 / 11階層)  翠がスマホをいじっている。
□投稿者/ S -(2017/10/26(Thu) 03:00:53) [ID:vCe3vVeC]
    「あったあった・・・発信っと。・・・・・・もしもし?先日は有難うございました。ええ・・・そうです!」
    誰と話してるんだ?
    「・・・・・・そうですか、出来るんですね?じゃあお願いします。はい、わかりました。じゃあお願いしますね〜。ぷち。」
    にこにこと電話をしまう翠。
    「誰と話してたんだ?」
    「うふふ〜内緒。ちょっと何日か会社休むから。」
    「なんで?」
    「桜井センパイのお母さん対策!」
    抱き付いてきて唇が合わさる。絡み合う舌。


    そして予告通り、翠は会社を休み、部屋にも来なかった。
    金曜日、仕事を終えて部屋に戻ると・・・誰かいる。
    玄関には翠の靴と、男物の靴?
    「おかえりなさ〜い!」
    部屋に入って、俺はコンビニの袋を落とした。
    「・・・な・・・な・・・・なああっ?」
    ベッドにスーツ姿の男が座っている。
    高級そうなスーツを着こなしているその男は・・・俺とそっくりな顔で微笑みかけてきた。
    「どう?クローンだよ。私が操ってるの。」
    腕に翠が抱き付いてVサインを。
    俺そっくりといったが正確ではない。
    顔は俺を若くして、補正かけてイケメン風に。体形はすらっとしていて・・・。
    「こないだの魔術師さんに頼んで作ってもらったの。それとこれ。」
    スーツの内ポケットから封筒を取り出し、中を広げて俺に見せるイケメン俺。
    「内定通知・・・俺の名前?」
    「そう、これならお母さんも文句ないでしょ?」
    それは超大手企業の中途採用内定通知だった。
    「これ・・・本物?」
    「そうだよっ、面接行ってきたの。即決だったわ。」
    再びVサイン。
    「最初は大変だったけど、今は二人分の体同時に動かせるんだ。」
    男の体で抱きすくめられる。
    「今夜は・・・たっぷり楽しもうぜ?桜井さん。」



    翌日、都心部のホテルのロビーに俺たちは向かってきた。
    タクシーを降りてエントランスに・・・
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▲[ 480 ] / ▼[ 918 ]
■668 / 8階層)  秘書課の白鳥美幸であった
□投稿者/ カタバミ -(2011/06/23(Thu) 21:55:50) [ID:h1Mln9Hr]
    桜井麻奈美の大学時代の後輩であり、翠の同期である。
    そして・・・桜井麻奈美を振った常務の新しい相手…らしい。

    麻奈美の怒りや嫉妬に流されないように自分を保ちつつ、
    麻奈美として俺は対応した。

    「美幸、こんなところで油売っていていいの?…イイワケないでしょう。
    ほら、さっさと仕事に戻りなさい!まったく、私の後輩はみんな愚図ででのろまね。」

    美幸は落ち込むどころか、目を輝かせて
    「うふふ、いつものおねぇ様だわ。ダーリンに振られて自暴自棄で自殺しそうな雰囲気だったのに。」

    うわ、こいつ真性のMで百合だったか…

    その後も俺は麻奈美として仕事をこなし、帰宅した。



    部屋に帰ると・・・
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▲[ 668 ] / 返信無し
■918 / 9階層)  まだ翠は来ていない様だ。
□投稿者/ ERS -(2012/12/26(Wed) 12:24:54) [ID:GCwRpsBG]
    コンビニの袋からハイボールの缶を取り出し、爪に気をつけながら開ける。
    一口飲んでスカートを脱いだ。パンストに包まれたむっちりとした太腿。
    上着とブラウスを脱ぐと、黒いレースのブラに包まれた乳房が踊る。
    缶を持ったままドレッサーの鏡を覗き込むと、釣り目で美人だが性格の悪そうな女がブラの上から胸を揉みながら俺を上目遣いに睨んでいる。
    俺の顔の上にへばりついている桜井の顔。何の違和感もなく、鏡の中の桜井の顔は俺の表情をそのままに・・・本当に自分の顔のようだ。
    口紅の付いた缶をドレッサーに置いて、片手で胸を弄りながらパンストの上から股間に指を這わせる。そこにある湿った唇からは生ぬるいものが滲み始めている。

    「生きていた頃の私ともう完全に同じよね。」
    何らかの術で皮になった本人の魂は、その皮に封じ込められていた。
    そして今では完全に俺の・・・この男の魂の一部として吸収されちゃってる。
    私、桜井真奈美という女の子供の頃からの記憶やちょっとしたしぐさや癖まで、完全にこの男のものになってる。
    私は自分の皮を脱ぎ捨てて、男の姿に戻ってまた鏡の前に立った。
    「私になった男・・・か。」
    「おじゃましま〜す。」
    死んだ私を皮にした女が合鍵で部屋に入ってきた。
    「おう、その袋にビールはいってるから。」
    男の口調で私は返事をする。
    「さんきゅぅ〜。私も買ってきたよ。」
    翠はグラスにビールを注いで近寄ってきた。
    「乾杯しよ。」
    その時、翠の携帯が鳴った。
    ディスプレイを見る翠。
    「え?なんで?」
    覗き込むとそこに表示された名前は・・・
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▲[ 20 ] / ▼[ 40 ] ▼[ 44 ]
■37 / 1階層)  このアパートの廊下だった。
□投稿者/ テスター10 2回-(2008/08/23(Sat) 11:07:37) [ID:HXnQPU81]
    部屋は隣同士。
    引っ越してきた半年前から顔は見かけていた。
    一週間ほど前に偶然言葉を交わし、直ぐに仲良くなって付き合い始めた。
    俺は1人暮らしで、翠はお姉さんと一緒に住んでいるらしい。
    翠は20歳ぐらい。胸は小さめだがスリムでスタイルが良く、アイドル顔負けの可愛い顔をしている。お姉さんらしい女性はAV女優並のボディだ。巨乳を揺らしながら派手な服を着て、きつい印象の顔をいつもバッチリメイクしてる。
    お金持ちらしく、2人とも特に仕事をするわけでもなく遊んで暮らしているように見える。
    「そういえば最近お姉さんは?」
    翠は笑って答えた。
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 37 ] / ▼[ 41 ]
■40 / 2階層)  「お姉さん?ああ・・・」
□投稿者/ テスター10 4回-(2008/08/23(Sat) 16:18:47) [ID:HXnQPU81]
    俺にジュースを渡す。
    「あれね、お姉さんじゃなくて私なの。巨乳のエロい女でしょ?」
    「はい?」
    「だ〜か〜ら〜。私なんだってば。ちょっと待っててね。」
    翠が部屋から出て行った。
    今の話って、どういう意味だ?
    「お待たせ。」
    お姉さんが俺の部屋に入ってくる。
    いつもの胸の半分以上露出したエロい服。
    「ね?私なのよ。」
    とは言っても顔も声も他人じゃん・・・
    「ねえ・・・健ちゃん。」
    女が擦り寄ってくる。
    「しようよ♪」



    してしまった。
    かなり良かった。
    横で寝息を立てている翠の姉(?)
    背中も綺麗だな・・・あれ?ここ、なんか触ると筋が・・・めくれる?・・・・ええ、チャック???ちいさなツマミを爪で摘んでゆっくりと背中を開いていく。
    「んにゃ・・・」
    中から出てきたのは翠だった。
    俺は・・・
320×240

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▲[ 40 ] / ▼[ 43 ]
■41 / 3階層)  翠を揺り起こした。
□投稿者/ Skinner -(2008/08/23(Sat) 23:21:24) [ID:iTGftprI]
    「おい、翠!!」
    「うにゃあ・・・なによぅ。」
    「これ、何だよ!!」
    「にゅ?・・・・・ああ、脱がせちゃったのぉ???もう・・・。くしゅんっ!!」
    翠は起き上がってタオルケットを体に巻いた。
    「健ちゃんも着てみる?それ。」
    「へ?俺が???」
    「すっごい感じるんだよ、その体。ねえ・・・着てみなよ。」
    「・・・よし。どうやって着ればいいんだ?」
    「手伝ってあげる。まずは足からね。」

    翠の手が髪の毛をなでる。
    「どう?」
    「す・・・凄いなこれ・・・」
    俺は翠のスリムなボディに抱きついて、胸を舐めた。
    「サービスしてあげるね。お・ね・え・ちゃん!」
    皮は俺の体の一部となり、全身の快感を俺に伝えてくる。
    濃厚なレズプレイ。
    「く・・・る・・・来る!!」
    全身が痙攣した。
    そして気絶・・・・
    女って・・・こんなに気持ちいいのか・・・・



    きがつくと・・・
480×395

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[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 41 ] / ▼[ 48 ]
■43 / 4階層)  翠がまた寝ている。
□投稿者/ テスター10 -(2008/08/24(Sun) 16:13:47) [ID:HXnQPU81]
    くーくーと幸せそうに寝息を・・・
    俺は自分の体をまさぐった。まだ巨乳のお姉さんのままだ。
    「ん?」
    そっと翠の背中に指を伸ばす。
    「・・・え?またココにも・・・???」
    皮を捲り上げ、下に隠されていた極細のチャックを下ろしていく。
    「う・・・わあああ?」
    思わず声が出た。
    翠の背中から出てきたのは・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 43 ] / ▼[ 65 ]
■48 / 5階層)  尻尾だった。
□投稿者/ テスター10 -(2008/08/24(Sun) 19:35:00) [ID:HXnQPU81]
    長くてふさふさの尻尾。
    全部脱がせて見ると・・・
    尻尾と耳以外は人間っぽい。
    「・・・にゃぁ・・・!!?健ちゃんがまた脱がせたぁ!!」
    もうチャックは無い。という事はこれが本体らしい。
    「もぉ〜〜〜寒いじゃない。それ返してよ・・・あ、何着てるの?返してってばあ!!」
    着てしまった。
    鏡を見ると完璧に翠になってる。
    猫少女と化した翠は・・・
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▲[ 48 ] / ▼[ 96 ] ▼[ 1024 ]
■65 / 6階層)  ぶつぶつ言いながらクローゼットを開けた。
□投稿者/ TMTM -(2008/08/26(Tue) 19:53:13) [ID:qZxvdu5u]
    肌色の皮を引っ張り出す。
    まだあったのか・・・
    「まったくぅ・・・これ使うつもり無かったのに。」
    翠が着終わってこっちを向いた。
    「な・・・」
    その顔は・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 65 ] / ▼[ 97 ]
■96 / 7階層)  俺だった
□投稿者/ FooBar -(2008/09/24(Wed) 01:25:12) [ID:wuMiP7a1]
    「万が一の時のためにって、作っておいて正解だったな。」
    その声もすっかり俺のものだ。
    それにしゃべり方まで…

    俺がビックリしていると、
    「フフフ、慣れてくると皮の要素を引き継げるのよ」
    と、いつもの翠の口調で”俺”がしゃべった。
    「せっかくだから、女どうしだけじゃなくて、ヤラれるカイカンってのも味わってみる?」
    はっと気がつくと、翠の姉?の”俺”も”俺”の翠も素っ裸だ。
    そして、目の前の”俺”が、笑みを浮かべながらジリジリと近づいてくる……
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▲[ 96 ] / ▼[ 102 ]
■97 / 8階層)  「ちょ、ちょっとまて!!」
□投稿者/ TES -(2008/09/24(Wed) 10:25:51) [ID:6wqPPjwE]
    俺は両手で相手を制止した。
    「翠・・・お前・・・何者なんだ?さっきの尻尾・・・・」
    両手を掴まれて引き寄せられる。
    「翠はそっちだろ?ほれほれ〜♪」
    「ああああああんっ!」
    胸を揉まれて気持ちいい♪じゃなくて・・・
    「やめっ、ちょっ・・・ああん・・・」
    やばいっ、ヤられる!?
    そうだ・・・脱いでしまえば・・・チャックは・・・
    「ぬいじゃだめだよん。」
    背中をピリピリと痛みが走り、俺の姿の翠の手には細い紐のようなものが握られていた。
    「取っちゃったから。これで脱げません♪」

    俺はベッドに押し倒され・・・
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▲[ 97 ] / 返信無し
■102 / 9階層)  「はあ、はあ、はあ……」
□投稿者/ FooBar -(2008/09/24(Wed) 23:55:36) [ID:wuMiP7a1]
    俺たちは汗だく・息も絶え絶えでベッドに横たわっていた。
    女の感覚は翠の「姉」のカラダで理解したつもりだったのだが、さすがは本人(?)、的確な愛撫に俺はなんども光を見るハメになった。
    そして最後には俺のアレで……
    「……っ!」
    男としての俺の意識はそれを不快に感じているが、翠の皮?から伝わってくる「翠」の感情?みたいなものがあって、つい今しがたの情事を思い出すと股間の奥の方がキュン!とするのだ。やっぱり、これは子宮の感覚なのだろうか……。
    「……はぁっ、はぁっ、はぁ〜っ、男の人ってやっぱりすごいね、久しぶりだったけど……」
    隣の”俺”が不思議なことをいいながら上半身を起こすと、カバンに手を伸ばしてタバコを取り出した。一発終わると一服つける癖は、確かに”俺”そのものだが、”翠”の視点から見ていると妙にイライラしてくる。
    「それやめてって、翠、いつもいってるじゃな…いか。」
    ついつい翠の口調になってしまいそうになる。
    「あ、そうか、ごめんごめん。」
    ぺろっ、と舌を出す仕草は翠だが、俺の顔でやられるとかわいくもなんともない。
    「それより、これはいったいどういうことなんだ?それにあな…お前は本当に翠なのか?何者なんだ?」
    「質問ばっかりだねw」
    "翠"は俺の顔でクスクス笑った。
    「いずれ話すつもりだったんだけど……実は、」
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▲[ 65 ] / 返信無し
■1024 / 7階層)  アイドルグループのリーダーだった
□投稿者/ カタバミ -(2014/01/26(Sun) 03:51:27) [ID:gyRg3l9L]
    グループ初期メンバーであり、グループの総責任者である。
    前は小さな劇場で十数人をまとめていたが、今では全国各地に姉妹グループがあり、
    数百人のリーダーになっている娘である。

    名前は・・・
    「た、高木ミナ…なんで!?」
    「上司がね・・・色々と集めた中にあったのよ。この娘面白いもの持っていてね」
    翠は高木ミナの皮を着ると、ガニ股になり力み始めた。
    するとアイドルの体に男根が生えた。
    「はぁ、この娘のイメージとかあるから使いたくなかったけど、健ちゃんがそれ
    着ちゃったから今残ってるのこれしかないし。きいてくれてないし。」
    俺は応援していたアイドルが男の娘だということにショックを受け、翠にベットに
    押し倒され囁かれるまでほうけていた。
    「大丈夫、本物のボクにはもう今は付いていないから。ちなみに男の娘じゃなくて、
    両性体だよ。それより、しようよ♪」
    さっきみたいなレズ行為みたいだったが、翠な俺はアイドルのアレで攻められていた。

    翠の体でイった後、翠に皮を返し俺は巨乳のお姉さんに戻った。


    「上司…何者っていうか、さっきの猫耳娘が翠の本体なら翠も何者?」
    「アレ?言ってなかったけ?私は・・・」
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▲[ 37 ] / ▼[ 45 ]
■44 / 2階層)  「お姉ちゃんは帰ったの。」
□投稿者/ テスター10 -(2008/08/24(Sun) 16:26:37) [ID:HXnQPU81]
    「ん???帰った?田舎にでも?」
    翠が桃のカルピスのペットボトルを俺に手渡した。
    「田舎?ん〜似たようなもんだけどちょっと違うかなぁ。任期が終わって母星に帰ったのよ。」
    「ボセイ???なにそれ?」
    「故郷の星。私たち地球人じゃないから。」

    翠の説明によると、翠の姉の2人の正体はいわゆる宇宙人で、宇宙平和維持機構地球駐在の警察官なのだそうだ。
    「うん、面白い設定じゃん。なんかの映画かなんかのパクリ?ありがちだけどな。」
    翠が膨れる。
    「じゃあ部屋に来てみなよぉ。証拠見せてあげる。」

    翠たちの部屋は俺の部屋より一部屋多い。2DKだ。
    入口を入って直ぐ左が翠の部屋。リビングを抜けた奥がお姉さんの部屋らしい。
    「入って〜。私しかいないから遠慮しないでね。」
    リビングまで俺を招きいれ、翠は奥の部屋のドアを開けて電気をつけた。
    「ほら、これが証拠よ。」
    俺は固まった。そこには・・・
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▲[ 44 ] / ▼[ 46 ]
■45 / 3階層)  お姉さん本人が椅子に座っていた。
□投稿者/ テスター10 -(2008/08/24(Sun) 16:38:25) [ID:HXnQPU81]
    頭を垂れて顔は見えないが、あの爆乳と尻は間違いないだろう。
    全裸でぐったりと脱力したように椅子に座っている。
    「お・・・お姉さん?」
    翠がお姉さんの横に立って、髪の毛を掴んで持ち上げた。
    顔もやっぱりお姉さんだが・・・ごしごし・・・なんだ?眼のところが空洞っぽいぞ?
    「地球人擬態用スーツ。帰った捜査官が触手いっぱい有る系で身長も2m以上有ったから苦しいってぼやいてた。不要になったから処分する予定なんだ。あ、コーラ飲む?」
    翠が冷蔵庫に向かう。
    「こ・・・これ触ってもいい???」
    どこから見ても、眼が無いだけで人間の女性の肉体だ。中身が空洞とは思えない。
    「良いけど気をつけてね。それ生きてるから。近寄りすぎると食べられちゃうわよ?」
    翠がグラスに氷とコーラを入れて持ってきた。
    「はい、どうぞ・・・」
    俺は・・・
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▲[ 45 ] / ▼[ 49 ]
■46 / 4階層)  翠に怒鳴った。
□投稿者/ テスター10 -(2008/08/24(Sun) 16:47:31) [ID:HXnQPU81]
    「何平然と見てるのよっ!これ、何なの!?」
    口から女言葉がキンキン声で飛び出す。
    「自動翻訳機能、ちゃんと作動してるね。コーラここに置くよ?」
    恐る恐る手を伸ばして胸を触ろうとしたとき、お姉さんの体の前が縦に裂けて中から飛び出してきた肉色の触手に絡みつかれ、あっと言う間に中に引きずり込まれてしまったのだ。裂け目は直ぐにくっ付いて、俺の前には俺が着ていた服だけが残っていた。
    「ねえ翠っ!これ、脱がしてよっ!」
    ニコニコ笑っている。
    「廃棄予定だったから遠慮しなくてもいいよ。それ、あげるね。」
    何が起こってるんだ???
    これは現実??
    気がつくと・・・
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▲[ 46 ] / ▼[ 123 ] ▼[ 893 ]
■49 / 5階層)  パジャマを着てくつろいでいた。
□投稿者/ テスター10 -(2008/08/24(Sun) 19:50:30) [ID:HXnQPU81]
    いつの間にか化粧も落として、爪の手入れを・・・
    「・・・はっ!?やだ・・・何で私??」
    「行動制御プログラムで、考えなくても地球人の行動をとるようになってるの。名前と職業言ってみて?」
    『お・・・俺は鈴木健一・・・東京総合大学の3年生・・・』
    「わ・・・私は山野明海・・・銀座のクラブのホステスよ・・・」
    「ね?」
    ね。じゃない。
    「とにかく元に戻して。大学行かないと単位が危ないのよ・・・」
    翠は少し考え、ぽんっと手を打った。
    「そうだよね、健ちゃんの生活もあるんだよね。」
    「そうよ・・・ちょっと何処に行くの?」
    翠が俺の部屋から何かを持ってきた。そして風呂場に入る。
    ごぼごぼ・・・・・
    水蒸気のようなものが風呂場から漏れ出てくる。
    「ちょっと翠?なにして・・・きゃああっ!?」


    そこには・・・
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▲[ 49 ] / ▼[ 931 ]
■123 / 6階層)  全裸の俺が翠に連れられて・・・
□投稿者/ TES -(2008/10/17(Fri) 01:09:14) [ID:6wqPPjwE]
    「ほら・・・コレで問題解決だね。」
    「えっ?」
    バカみたいに半口を開けた俺を翠は連れてきて座らせる。
    「よく出来てるでしょ?健ちゃんのクローンだよ。後は記憶を読み込ませれば完成。」

    ヘンな機械を俺の頭につなぐ。
    「・・・うわっ?お・・・俺?」
    目の前の俺に急に人格が宿る。
    「俺・・・そうか、クローンなんだ。じゃあ俺がケンイチとして暮らせばいいのかな?」
    翠がコクコクと頷く。
    「そう、ね?お姉ちゃん。」
    「そ・・・そんな・・・私はどうなるのよっ!?」
    「お姉ちゃんは私のお姉ちゃんとして生きていけばいいのよ。ね?」
    ね、じゃない。
    俺は・・・
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▲[ 123 ] / ▼[ 1171 ]
■931 / 7階層)  山野明海に閉じ込められた。
□投稿者/ A -(2013/02/13(Wed) 11:10:10) [ID:6Eo6B2MZ]
    超美人で巨乳の24才の銀座の高級クラブのホステス。
    老舗のナンバーワンで年収7000万円超。
    恋人の妹(?)と二人暮しで、家に帰ればどろどろに絡み合う毎日。
    「お姉ちゃん・・・大好き!」
    舌を絡ませ合っている翠の股間からアレを抜いた偽俺が、俺の尻の肉を掴んだ。
    後ろから挿入される。
    「うぅ・・・健一クン・・・いいわ・・・」
    そんな、熱病にうなされたような半年が過ぎて・・・
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▲[ 931 ] / 返信無し
■1171 / 8階層)  半年後
□投稿者/ あすみ -(2014/06/17(Tue) 01:44:16) [ID:skNA8G0a]

    私は山野明美として暮らしていた。
    「うぅ・・・健一クン・・・もっと・・・」

    翠に行動制御プログラムを好き勝手にいじられて、本来の俺は自分がもともと山野明美だったのではないかと思い始めていた。

    今日も翠は私の行動制御プログラムをいじったらしい。
    それは…

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▲[ 49 ] / ▼[ 1011 ]
■893 / 6階層)  俺を模した皮だった
□投稿者/ カタバミ -(2012/09/20(Thu) 00:24:11) [ID:FIvolZLO]
    「うん、上出来。」
    「これを着れば健一として大学に通えるのね…って何してるの!」

    少し感動していると翠は皮を身に着けようとしていた。
    「私が着るんじゃないの?」

    俺がいろいろと文句言っている間にも、翠の首から下は完全に俺の男の体になっていた。

    「ごめ〜ん、私専用に設定して作っちゃった。でも、単位が危なくなってる健ちゃんが悪いんだから。」
    「ごめんなぁさい」
    「いいから、健ちゃんは山野明海として稼いできてね。」
    「わかったわ。お姉ちゃんに任せなさい!」

    俺が山野明海として生活することを決心した時には、翠は完全に俺の姿になっていた。

    「健ちゃん、記憶頂戴?」
    「えっ・・・」

    振り返ると俺の姿をした翠はキスしてきた。

    他者から見ると、妹の恋人が姉とキスをしているように見えただろうが、
    中身としては恋人同士のキスであった。



    そして・・・
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▲[ 893 ] / 返信無し
■1011 / 7階層)  翠は健一として大学に通い、俺は…
□投稿者/ カタバミ -(2013/12/23(Mon) 23:36:22) [ID:gyRg3l9L]
    山野明海として銀座のクラブで働いていた。
    会員制の最高級クラブというわけでなく、少し高級なクラブである。
    俺になる前は影が薄いホステスだったのが、今ではNo.2になっていた。
    No.2なったからといって、他のホステスから嫉妬を受けることなく、
    極めて友好な関係であった。



    部屋に戻ると・・・
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▲[ 20 ] / ▼[ 1038 ]
■1037 / 1階層)  職場だった
□投稿者/ SSR -(2014/05/02(Fri) 19:08:53) [ID:D9dv9EPj]
    2014/05/03(Sat) 14:38:29 編集(投稿者)
    2014/05/03(Sat) 14:38:15 編集(投稿者)

    突如として現れた魔物の群れによって都心部は半壊滅状態。
    急遽編成された対策チーム。
    警察、自衛隊、消防庁、公官庁などから人員が集められた。
    俺は国立大学の生物学の研究者。
    翠は航空自衛隊の医官。
    所構わず出現する化け物の討伐隊に同行する毎日。そんな中でなんとなく息が合い、付き合い始めた。

    「具合はどう?」
    「ああ・・・悪くはないけどね。」
    聞きたくない自分の声。
    翠がミニペットボトルを差し出した。手を伸ばして嫌でも自分の手が目に入る。
    青黒い、細かい鱗がびっしりと肌を覆っている。長い爪で翠の手を傷つけないように注意しながら受け取る。
    上半身を起こして飲み物を口に流し込む。鋭い牙を冷たい液体が流し、喉へ。
    白いTシャツを尖った乳房が押し上げている。その全身も滑らかな鱗に覆われ、鈍く光っている。
    「中身は完全に人間のままなのにね。」
    翠が俺から目をそらした。

    あの晩、俺たちが同行した班は郊外の住宅地の小さな病院を包囲していた。
    化け物が人間に成りすましてこの病院にいるという情報。
    俺と翠はサンプルの採取に同行していた。

    「あの、父は不在で・・・」
    対応したのは20歳前後の女性。この家の娘らしい。
    全員が油断していた。
    娘の前の3人が声も出さずに崩れ落ちる。
    「なっ!?」
    既にこの家の家族は全員死んでいたのだ。この娘も含めて。
    班長の指が娘に振られる。
    残り4人の銃が火を噴く。フルオートで全身に銃弾を受け、娘の体は飛び散った。
    壁や道路に皮膚の破片が張り付く。
    「・・・・!!!」
    肌色の皮膚の切れ端を垂れ下げ、そいつは大声で笑い始めた。
    鋭い爪で次々に隊員たちを屠る全身に人間の皮を纏わりつかせた蛇女。
    「せっかくの服が台無しだわ。ねえ、あなたの服頂戴?」
    全身に悪寒が走るような声。
    翠に向かって歩く化け物。
    「いい服ね、顔もスタイルも・・・クククク・・・」
    「や、やめっ・・・・やめろっ!翠に近寄るなああああっ!」
    俺は震える手で自動拳銃を抜く。多少の訓練は受けたが実践で撃ったことはまだない。
    「あらあら、この女のカレシ?今日から私がこの女になるから私のカレシね。」
    爬虫類のような黄金色の瞳が俺を見据える。
    手の中で銃がはねた。
    無意識に引いたトリガー。3発の弾丸が化け物に。
    「・・・・いったいわね・・・怒ったわよ?じっくり殺してあげる。」
    化け物の手の動きは見ることができなかった。
    気が付くと服が裂け、全身に浅い爪跡が縦横無尽に走り、じわじわと血がにじんでいる。
    「全部を止血するなんて無理。ゆっくり死になさい。」
    「う・・・ぐあああああああっ!!」
    激痛が全身を覆った。
    ドン、っと腹に響く銃声。
    化け物がゆっくりと翠に振り向く。
    「な・・・に・・・・を・・・」
    蛇女の首の付け根、頭蓋骨の下部に開いた10円玉大の穴から脈を打って赤黒い液体が噴き出している。
    翠の手に握られている照明弾発射用のような銃。
    踊るように回りながら蛇女が倒れた。
    翠は俺に駆け寄った。
    浅い傷から流れ出し始めた血で俺の前身は真っ赤に染まっている。確かにこんな広範囲を全部止血するのは無理だろう。失血死は免れない。
    「しっかりして!!」
    翠は・・・
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▲[ 1037 ] / ▼[ 1040 ]
■1038 / 2階層)  必死に俺の出血を止めようと・・・
□投稿者/ SSR -(2014/05/03(Sat) 15:09:58) [ID:D9dv9EPj]
    意識が遠くなっていく。
    「何か・・・何か全身を同時に圧迫止血できるもの・・・」

    びちゃびちゃと音がする。
    首に開いた穴から流れ出た粘液の池の中で、蛇女がのたうちまわっている音だ。
    「ちくしょう・・・ちくしょう・・・人間ごときに・・・畜生・・・・」
    中身は殆ど流れ出てしまい、立体感を半ば失った体は骨のない軟体生物のようだ。
    「ガッ!!!」
    翠が池の中に立ち、蛇女の頭をわしずかみにした。そして少し躊躇い、首筋の穴に手をねじ込む。断末魔の叫び。広がった穴から頭蓋骨が引っ張り出され、打ち捨てられる。
    「これを使えば・・・全身を同時に圧迫できる。」
    うねうねと動き、絡まる蛇女の全身の皮。まさかこれを俺に???

    皮の内側の粘液と俺の血液が交じり合い、潤滑剤となって俺の肉体を呑み込んでいく。手足の指の一本一本が蛇女の中に納まり、蛇女の顔が俺の顔にびっちりと貼りついた。耳、鼻、口の中にまで何かが潜り込んでくる。
    やっとの思いで目を開ける。黄色い膜が眼球を覆っていて視界が変色している。
    長いまつげが邪魔だ。
    「ミ・・ミ・・・ドリ?」
    喉から押し出した声は禍々しいあの女の声。
    「血が止まったら剥すから我慢して。」


    あれから半月。
    俺は緑のマンションから出れずにこうしている。
    あの化け物女と寸分違わぬ姿。声。
    剥すはずが完全に俺の体に同化してしまった化け物の姿。
    メスはおろか、銃弾も通さない異形の皮膚。
    先が裂けた長い舌。
    毒液を出す牙。
    伸縮自在の鋭い爪。
    徐々に思い出される、俺の脳に存在するはずのないこの女の記憶。
    俺を取り込んで、再生しかかってるのはこの女かもしれない。



    そしてさらに一か月が過ぎた。
    『今日の作戦は行きたくないな。やな予感がするの。』
    江東区の廃倉庫に相当数の魔物が巣食っているという情報が入ったらしい。
    大規模な殲滅作戦が行われると。

    落ち着かないまま時間が過ぎ、夕方に携帯が鳴った。
    翠からだ。
    「もしもし!?無事かっ!?」
    『・・・帰れなかったら・・・逃げて・・・ね。』
    「おいっ!?翠?どうしたんだ!?」
    『御免ね、私のせいでそんな体に。ただあな・・・・・・・・・・・・』
    切れた。何があったんだ?
    俺は立ち上がり・・・

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▲[ 1038 ] / ▼[ 1041 ]
■1040 / 3階層)  翠のロッカーを開けた
□投稿者/ SSR -(2014/05/04(Sun) 12:52:40) [ID:D9dv9EPj]
    ライダースーツを直接身に着け、グローブとブーツも。
    フルフェイスのヘルメットをかぶればこの女の姿は隠せる。

    1か月半ぶりの外。
    念入りに鍵をかけ、翠のバイクの鍵を持って階段を駆け下りた。
    駐輪場の翠のCBR1000RRに飛び乗って、俺は弾丸のように江東区へ向かった。

    首都高を降りて湾岸方面に向かう。
    「ちっ・・・」
    警察が封鎖している。
    裏道を探し、なんとか目的地近くまで。
    厳重な警察の封鎖線の向こうで倉庫が燃えているのが見える。時折の爆発音に散発的な銃声が風に乗って聞こえてくる。
    俺はバイクを隠し、警戒中の警察官の隙をぬって封鎖線を突破した。

    体が軽い。
    運動能力が前の俺とは桁違いだ。
    「ひでえ・・・」
    殉職した隊員たちの遺体。ほとんど原形をとどめていない。
    化け物たちの死骸も数えきれない。
    ベルトと拳銃とマガジンケース、ナイフ、手榴弾を拾い集め身に着けた。
    「翠・・・どこだ?」

    人の気配を探して俺は走り回った。
    進路がいきなり塞がれた。
    半獣身の魔物たち、背後にも?囲まれた!
    「ぐえへへへへ・・・まだ人間のこってたかぁ・・・喰ってあるぜお姉ちゃん♪」
    全身血まみれなのは犠牲者の返り血らしい。こいつら・・・人間を喰ってやがる。
    俺は銃をホルスターに仕舞った。
    「諦めがいいなぁ、姉ちゃん。喰う前に少し楽しいことするか?いいねえそのおっぱい。スタイルも抜群だぜェ!」
    「こんな顔も好みかしら?」
    俺はヘルメットを脱ぎ、長い髪の毛を振った。
    化け物たちの動きが止まる。
    「な・・・なんだラミア様でしたか、へへへ人が悪い。しばらく行方が分かんないって聞いてましたぜ?」
    ラミア?この蛇女の名前なのか?
    とにかく全員油断しているようだ。俺は・・・



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▲[ 1040 ] / ▼[ 1042 ]
■1041 / 4階層)  右手のグローブを脱いだ
□投稿者/ SSR -(2014/05/04(Sun) 16:09:37) [ID:D9dv9EPj]
    俺の体を切り裂いた憎い女の爪。
    念じるままに10cm程に伸びる。妖気を帯びたこの爪に切れない物は無い。
    体が自然と動き・・・



    体が震えている。
    俺は最後の魔物の腹から手を引き抜いた。
    魔物の生の源である妖気を吸い尽くしたその体は形を失い、どす黒い粘液となって地面へ広がる。
    全身があふれ出す魔力に震えている。
    感覚が研ぎ澄まされ、建物2つ向こうの物陰の気配を感じる。
    「翠・・・」

    途中出会った魔物たちを喰い尽くしながら俺はそのドアの前に立った。
    気配は一人。翠に間違いない。
    興奮する蛇女の体を鎮め、爪を元に戻してドアを開けた。
    そこには・・・・

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▲[ 1041 ] / ▼[ 1043 ]
■1042 / 5階層)  傷ついて血を流し、蠢く魔物が1体と、
□投稿者/ SSR -(2014/05/04(Sun) 16:22:32) [ID:D9dv9EPj]
    首の骨を折られた人間の女性の遺体。
    翠ではない。
    警視庁から派遣されていた田警部補。
    東大出のエリートで、かなりの美人だが人を見下した態度がいけすかない女だった。
    その奥で気絶しているのは翠だ。無事だった!

    最後の魔物を吸収し、ほかに魔物の気配がないのを俺は確認した。
    封鎖線のほうから数台の装甲車がこちらに向かってきているようだ。もう危険はない。翠は助かる。
    俺は全身に漲る魔力を鎮めながら脱出ルートを探した。
    裏手からも警官隊の気配が・・・

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▲[ 1042 ] / ▼[ 1044 ]
■1043 / 6階層)  意識のない翠を肩で担いながら・・・
□投稿者/ SSR -(2014/05/04(Sun) 17:24:32) [ID:D9dv9EPj]
    俺はドアを出た。
    「生存者発見!!生きているぞッ!」
    「担架を持ってこいっ!」
    運ばれた担架に翠を横たえ、毛布をかける。
    「大丈夫ですか?」
    他の警官が俺を気遣って尋ねる。
    「・・・大丈夫。こっちは何ともない。」
    俺は田沙耶の声で答えた。
    あの病院の娘に成りすましたこの女の能力。
    まさか俺が・・・人間を喰ってその姿を奪うなんて・・・
    姿だけではない。
    死ぬまでのすべての記憶も脳から。

    念の為ということで、俺も翠と同じ警察病院に収容された。
    妖気を完全に殺して田沙耶になりきる。
    心配したが、検査のほうも問題ないようだ。
    CTスキャナ、レントゲンを通しても俺は田沙耶として異常なしらしい。

    女子トイレの鏡に映る田沙耶。
    その美しい顔の下にはあの化け物女の顔。
    そしてその下にまだ俺の顔はあるのだろうか?
    頬を撫でてみる。全く自分の顔に触れられた感触と変わらない。
    唇を引っ張ったり、耳を撮んだりしてみたがその顔は剥がれる様子はない。
    「田さん、ここにいたんですね。血液検査の結果もDNA鑑定含めて異状なしです。AB型なんですね。」
    看護師がにこやかに話しかけてくる。
    俺はA型だ。血液型までも化けているのか?

    田沙耶の制服を身に着け、俺は病室を出た。
    真っ直ぐに翠の病室に向かう。
    ノックをしてドアを開けると、翠が半身を起して窓の外を見ていた。
    そしてゆっくりと俺の顔を見る。
    その表情が凍りつく。
    「・・・田・・・さん?嘘・・・誰?」
    俺はあわててドアを閉めた。
    「誰なの?本物の田さんは間違いなく死んでた。まさか・・・化け物が田さんに!?」
    ナースコールに手を伸ばす翠。俺はそっとその手握った。
    「落ち着いて。今説明するから。」


    「・・・・信じられない。」
    翠が呟く。俺自身もまだ信じられない。
    「とりあえず・・・今は田沙耶になるしかないから・・・」
    俺は立ち上がって制服のスカートを整えた。



    がらんとした対策本部。
    俺は田沙耶として大量の報告書の処理に追われていた。
    強襲チーム101名のうち99名が殉職。
    確認できた魔物はすべて殲滅。
    作戦としては成功だったが、被害が大きすぎた。
    「ふう・・・」
    キーボードから指を離し、俺は田沙耶の好物の缶ミルクティーを口に運ぶ。
    仕事の合間にラミアの完璧な能力の検証をしてみる。
    今回検査でのCTスキャンと全身レントゲンのデータ。
    本物の田沙耶のデータと照合しても全く同一なのだ。
    指紋はもちろん、網膜パターンや声紋、中学時代の足の骨折痕、虫歯の治療状況、遺伝子情報、血液型まで。

    あの時に田沙耶の遺体に手を伸ばし、俺はどうやって化けたんだ?
    記憶を紐解き、徐々に思い出してくる。
    そう、あのときは病院の娘の皮をはぎ取って表面だけ化けたのとは違う方法。
    田沙耶の体を吸収し、自分の細胞と置き換えて、田沙耶の体を自分の体にしたのだ。皮だけではなく、肉も、骨も、内臓も、血液も。
    そしてこの脳も私、田沙耶のもの。
    魂と魔力は私に引き継がれて・・・・
    この顔の下にはもう前の俺の顔も、あのラミアという化け物女の顔も存在しない。
    この顔が今の俺の顔。
    俺は田沙耶になったらしい。

    人差し指を伸ばし、ちょっと集中する。
    鋭く伸びる爪。
    カッターナイフの刃を伸ばし、手のひらに押し付ける。
    傷一つつかない。
    蛇女の魔力はこの体に引き継がれている。
    「失礼します!」
    あわててカッターを仕舞い、部屋の入口に目を向けると・・・



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▲[ 1043 ] / ▼[ 1046 ]
■1044 / 7階層)  翠が入ってきた。
□投稿者/ SSR -(2014/05/04(Sun) 18:55:48) [ID:D9dv9EPj]
    2014/05/04(Sun) 19:09:14 編集(投稿者)

    空自の制服に白衣を羽織った、いつもの姿。
    「もう大丈夫なのか?」
    「ええ。身体的には完全に健康。ちょっと見せて?」
    翠がモニタの田沙耶のデータに目を止める。
    「完全に本人ね。細胞レベルで。」
    「そうみたいだ。田沙耶は生きてる、ってことになるな。」
    「そうね・・・とにかく私にも検査させてもらう。納得いくまで。」
    「そりゃ構わないけど・・・仕事のほうが全然片付かないんだ。田沙耶の。」
    作戦報告から補充人員のリストアップ、損害備品のリスト作りと発注作業。
    終わったのは深夜だった。

    目をこすりながら翠のいる研究室をノックする。
    昼間はあの現場にサンプル採取に行っていたらしい。
    「翠?こっちは終わったけど。」
    「待ってたわ。これ見てくれる?」
    翠の前に四角いガラスケースが二つ。
    「これって・・・」
    虚ろに半目をあけている鱗に覆われた顔。俺の顔に貼りついて取れなかった蛇女の顔だ。傷一つない全身の皮膚がそのままガラスケースに入っている。そしてウナギのようにうねうねと蠢き、絡まりあっている。
    もう一方のケース。
    「・・・俺の顔・・・まじかよ・・・」
    ズタズタに切り裂かれ、半分腐敗した人間の男の全身の皮膚。それに俺の顔がかろうじてつながっている。
    「あそこに脱ぎ捨てられていたわ。あなたは本当は誰なの?」
    「たぶん俺だとおもけど。俺の意識はしっかりあるし。でもラミアという魔物の能力と、私、田沙耶の記憶も全部ある。3人の誰でもある、って感じなのかな?」
    翠がため息をつく。
    「とにかく、しばらくは田さんになるしかないようね。改めて、2回も命を助けてくれてありがとう。」
    そっと抱きしめあう。ちょっと躊躇ってからキスをする。
    「ふふっ、あの田さんとキスするとは思わなかったわ。」
    翠は・・・
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▲[ 1044 ] / ▼[ 1080 ]
■1046 / 8階層)  俺の胸をまさぐった。
□投稿者/ VR4 -(2014/05/04(Sun) 20:56:13) [ID:q7bMXToV]
     激しいディープキス。眩暈がする。糸を引いて唇が離れる。
    「はぁっ・・はぁっ・・・やめろよ・・・感染したらどうするんだ?」
     翠は再び唇を合わせ、俺の制服のボタンをはずしてブラの中に手を伸ばした。
     乳首が摘ままれ、こりこりと愛撫する翠。
    「大丈夫、その体からは田沙耶以外の何も検出できない。安全だわ。今まで我慢してたんだから。キスしたくても出来なかった。」
     化け物の皮に閉じ込められている間、直接触れることができなかった俺達。俺の、沙耶の肉体もピンク色に染まり始めていた。
    「いいの?私、田沙耶なのよ?貴女の苦手な高飛車女の。」
    「ふふふ、しぐさも話し方も完璧ね、田警部補。」
     我慢できなくなり、俺も翠の胸に顔をうずめる。
    「翠・・・助けられて本当良かった。」
    「うん、有難う。あなたのお蔭。私はあなたのものよ。これからずっと。」
     熱く濡れた股間をお互いに指でなぞりながら口をむさぼりあう。俺たちは朝まで愛し合った。女同士として。

     補充人員も徐々に赴任してきて、作戦本部の活気が戻ってきた。
     俺の仕事も忙しくなってくる。今日は陸上自衛隊の空挺師団からの補充人員が到着し、官舎の割り当ての指示やら班編成で追われた。
     一区切りついたところで缶ジュースを買って翠の研究室を訪ねる。
    「お疲れ、どう?研究は。」
    「あ、沙耶ちゃん。有難う。残念だけど元の顔はもうダメみたい。細胞レベルで壊れちゃってて、もう無理かな。」
     俺の皮の入っていた水槽にはヘドロのようなものが堆積しているだけだった。
    「ああ、もう大丈夫。俺今は田沙耶だし。そっちはすごいね。」
    「うん。皮だけになっても全然弱らないし、でも再生する様子もないし。これをうまく使えば無敵戦闘服作れるよね。殉職者も無くせるかも。」
    「全員蛇女の姿で?きもすぎる・・・」
    「何それ、材質だけよ。それで戦闘服作るの。」
     ストッキングをはいた足同士を絡め合う。股間を翠の太ももがゆっくり擦る。
     女同士の関係に俺はすっかりハマっていた。プレイ用の道具もいろいろ買い込み、男女の関係だったころよりはるかに濃厚な夜を過ごしている。
    「ずっと一緒にいようね、沙耶ちゃん。」


    「八王子市の大学で魔物発生との110番入電!」
    「8方面分遣隊出動準備完了!!続報、2メートル級多数!5メートル級3体!」
     作戦本部がざわめく。最近ない規模の出現だ。俺はマイクを取った。
    「コンディションレッド、半径5キロ封鎖線設定!都と市に連絡、住民避難誘導を開始!待機中の部隊はすべて出撃準備!」
     椅子をけって更衣室に向かう。戦闘服に着替え、屋上のヘリポートに向かう。
    「田警部!こちらへっ!」
     陸自のヘリは現場に向かって離陸した。
     1時間後・・・

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▲[ 1046 ] / ▼[ 1097 ]
■1080 / 9階層)  俺の乗ったヘリは・・・
□投稿者/ SSR -(2014/05/23(Fri) 17:51:02) [ID:D9dv9EPj]
    八王子市郊外の山に近い栄光大学のグラウンドに着陸。
    「そちらの戦闘指揮車へ!」
    「状況報告をくれ!ちょっと・・・何なのあの連中は・・・」
    戦闘服姿の自衛官や警察官とはかけ離れた雰囲気の男女5人。若い。高校生ぐらいだろうか?揃いのえんじ色のブレザーに黒いスラックスにスカート。
    「ちょっと君たち、何してるの?一般人は避難しなさい!」
    一人の少女が前に出て、紙を差し出した。
    「この現場は私たちが収めますわ。警察や自衛隊の皆さんは怪我をしないようにここで待機していてくださいね?」
    「な、何を!?」
    紙に目を落とす。
    命令書
    内閣総理大臣の署名を公印?
    内閣府特殊災害対策室に指揮権を・・・こいつらなのか?
    俺は・・・
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▲[ 1080 ] / ▼[ 1151 ]
■1097 / 10階層)  警察電話で確認を取った。
□投稿者/ SSR -(2014/05/27(Tue) 22:14:15) [ID:D9dv9EPj]
    『指示に従うように上からも命令が来た。』
    電話を切る。
    「判った?じゃあみんな、始めるわよ?」
    それぞれの方向に散っていく男女。

    「すべての魔物の活動停止を確認。くりかえします・・・」
    僅か30分。あいつらは何者なんだ?人間離れしすぎだ。人のことは言えないが・・・
    これからが大変だ。魔物の死骸の始末、破壊された建物や道路の・・・
    「ねえ、あなた。」
    いつの間にか背後に人が・・・
    それは、
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▲[ 1097 ] / ▼[ 1499 ]
■1151 / 11階層)  ショートカットの少女
□投稿者/ BlackT -(2014/06/11(Wed) 10:44:21) [ID:Jf7628Sz]
    えんじ色のブレザー。さっきのやつらの一人だ。
    「な・・・何か用?」
    「いいもの上げる。ちょっと一緒に来て?」
    戦闘で廃墟となった建物の中を歩く。
    「公務員って色々大変だよね。規則とかいろいろ有って。本当は暴れたかったんでしょ?化物相手に。大丈夫。私達も貴方と同じようなものだから。」
    「・・・」
    何だ?俺の正体に気付いているとか?
    「人間の意識をもって魔物の力が使える存在。ほら、これをあげるわ。一緒に遊べるようになるわよ?」
    床の上を苦しげにのた打ち回る少女。俺に命令書を渡したあの少女だ。
    「自信過剰で己の力量を過信した結果、魔に取り込まれちゃったの。だから私が殺したわ。その器、もう空っぽだから使っていいよ。結構色んな術覚えてるし、使えると思うよ?ほら、移ってみて。簡単でしょう?貴方なら。」
    「なんで・・・そんなことを?」
    「判るわよ。それだけ体はちきれそうに魔力溜め込んでたら。ほら・・・口から入って。」
    そう、俺は現場に向かう時から戦えることに興奮していた。人間として暮らし、溜め込まれていた魔力。
    口から俺が流れ出て、少女の体を満たしていく。
    破壊された少女の精神の残滓を吸収し、その知識も自分のものに。

    「どうかしら?阿倍野観月になった感想は。」
    目の前にさっきの少女。隣に戦闘服姿のさっきまでの自分。
    「あなた・・・私をこんな化けモノに渡すなんて・・・」
    体を見下ろす。
    えんじのブレザーを着た細く華奢な少女の体。
    「貴女がいなくなると色々と困るのよね。メンドクサイ仕事か回ってくるし。他の連中には中身が変わったことは内緒。大丈夫。オーラまで本人そのものだから絶対ばれない。じゃあ、行きましょうか。あ、そっちの体は仕事に戻ったほうがいいわ。バイバイ、またね。」
    「えっ?私は・・・どうなって・・・」
    元の体が呟く。
    「普通の人間になったのよ。後の人生、その女として普通に暮らせばいと思う。さ、観月いこう。」
    手を取られ、走り出す。
    大学の正門の前。そこには・・・
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▲[ 1151 ] / ▼[ 1500 ]
■1499 / 12階層)  黒塗りの立派な外車が待っていた
□投稿者/ second -(2016/03/08(Tue) 21:43:52) [ID:ZlCYwBxL]
    雑誌でしか見た事がないが
    以前、乗ってた国産中古車が100台買えるほどの価格だったはず。
    その脇には、きちんとした身なりの運転手が恭しく頭をたれて、
    車の後方ドアを開けて、こちらを迎えていた。

    本来の俺なら、そんな出迎えされたら、緊張で固まっていただろう。
    けれど、私にとってはいつもの日常の風景でしかない。

    長い髪をかき上げながら、豪華なシートに乗り込む。
    細く長い足を、優雅に揃えた。
    窓の外から、ショートカットの少女が声をかけてくる
    「じゃあ、また明日、学校でね!」
    ほとんど説明らしい説明もせず、別れの挨拶を済ませた少女は、あっという間に走り去った

    残された私は、わずかにため息をつきながら、運転手に
    「マンションの方に」と命じた。
    ほとんどエンジンの起動や音も感じさせず、車が動き出して一時間。
    都心のタワーマンションの前に車は静かに停止した
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▲[ 1499 ] / 返信無し
■1500 / 13階層)  マンションの自室へ
□投稿者/ second -(2016/03/08(Tue) 22:15:38) [ID:ZlCYwBxL]
    マンションで出迎えた、執事に見向きもせず
    掌だけで出て行くように命じると
    広い自室には私だけになっていた
    壁にある大きな時計は、21時を示していた。


    部屋の奥にある大きな姿見の前に移動する。
    そこには
    腰に届く長い黒髪と、透明感のある白い肌、深いアクアブルーの瞳を持った少女が映っていた。
    背丈はそれほどでもないけれど
    えんじ色のブレザーと、白のプリーツスカートの制服から伸びる手足は、細く長かった。
    正直これほどの美少女だとは、最初に会ったときに気づかなかったのは
    方術による認識阻害を『掛けて』いた事を思い出した。
    素性の秘匿のためと、素顔のままでは、周りが騒ぎになり仕事にならないからだ。

    俺からしたら、雑誌やTVでも見たことのない、非日常的な容姿だけれど
    私、阿倍野観月としては、今朝の身だしなみを確認したときと何も変わっていない。

    戯れに、鏡の前で体を1回転させる
    長い髪とスカートがふわっと浮かぶ。
    私は、舞踊のたしなみもあるので、かなり様になっていると思う


    再び、正面から鏡を見ながら考える。
    今の自分が本当は『俺』だという自覚はある。
    しかし咄嗟に思い出す記憶や考え方は
    『私』のほうがずっと強いようだ。
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▲[ 20 ] / ▼[ 1045 ]
■1039 / 1階層)  つい一か月ほど前。
□投稿者/ SSR -(2014/05/03(Sat) 16:21:56) [ID:D9dv9EPj]
    まさかこんな関係になるなんて。

    大学を出て入社早々会社がいきなり倒産。失業中の俺はアパートの前の公園で今月の家賃をどうしようかと思案しながらスマホで求人情報を眺めていた。
    お、これは日払いで日給1万5千円。
    「私なら日給3万出すけど、バイトする?」
    「うおっ!?」
    肩ごしに俺のスマホを取り上げたのは女子高校生。
    「ちょっと返せ・・・って。」
    すごい美少女。制服は近所の名門女子高?やたらでかいバックを重そうに背負っている。
    「ちょっと急ぎのバイトだけど、やる?やらない?」
    「んん・・・まあ、どんなバイト?」
    「やるんだね。じゃあこのバッグ持ってくれる?」
    荷物運び?それだけで3万?
    「おもっ・・・何入ってるんだ?」
    「バイト道具。部屋に運んで。」
    「部屋?ってどこの?」
    「あなたの部屋に決まってるじゃん。早く。」
    「えええっ?俺の部屋!?」


    古いが一応鉄筋のマンションで、6帖、4.5帖の2部屋にDKが8帖。
    先月までは姉貴とシェアしていたが、姉が結婚して出て行って今は俺一人。
    「へえ〜、2部屋あるんだ。ばっちりだね。こっちの部屋もらうね。」
    「お、おいっ、貰うって一体・・・・」
    少女はバッグをその部屋に運ばせ、姉の置いて行った机の上に物を出し始めた。
    「ネットは光きてる?ルーターどこ?」
    「何を勝手に・・・うわっ、そ、それ何?」
    俺の目ははバッグからはみ出しているモノに釘付けになっていた。
    それは・・・

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▲[ 1039 ] / ▼[ 1076 ]
■1045 / 2階層)  肌色の袋のようなもの。
□投稿者/ SSR -(2014/05/04(Sun) 19:34:57) [ID:D9dv9EPj]
    細長いその先端は5つに分かれ、よく見ると爪のようなものが?
    「あ、これ?これがバイトの衣装。お兄さんが着るのよ。さ、お風呂場で着せてあげるから。」
    バッグのファスナーを開け、その皮袋(?)を丁寧にとり出す少女。
    「なっなっなに・・・えええっ?」
    その皮袋は人間の形をしていた。しかも女性。
    胸や尻、太もものあたりは厚みがあり、柔らかそうな脂肪がついているように見える。
    「ふふふ、驚いた?これを着て女の子の代役をしてほしいの。日給3万円で。」
    「そ、そんなの無理だろ?この体だぜ?表面は何とかなっても体格が違いすぎるし。」
    「説明するのも面倒くさいから今から着せてあげる。お風呂場いこ。」


    「最先端の生化学技術と、異星人から提供された知識と、中国4千年の歴史の秘術と、錬金術の秘法で作ったのよ、これ。」
    全身にアンモニアのような臭いのするゲル状のモノを塗りつけられ、その皮袋の中に俺を押し込む少女。
    「いだだだっ!ちょっと無理だって、きつすぎ・・・・ふんぐぐぐぅうう・・・」
    頭にもすっぽりと皮がかぶさってくる!?
    「ちょっと動かないで。瞼のところ合わせないと。」
    顔の上を、顔が滑る。鼻や耳にも管のようなものが奥まで・・・
    「げええっほ、げほっ!!」
    口いっぱいに押し込まれた管も、食道と気管に分かれて潜り込んできた。
    「あとはやや熱めのお湯で温めながらよぉ〜くマッサージします♪」
    「ぎゃあああああああああああっいだっ、いだだだっ!!骨がッ!」
    全身の関節が軋み、手足の指が折れそうに痛い。
    全身が締め上げられ、股間からボタボタとゲル状物質流れ落ちた。
    「はい、出来上がり♪」
    少女はふらつく俺を鏡の前に立たせた。
    「けほっ・・・えっ、なに・・・俺なのか?」
    鏡に映っていたのは・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1045 ] / ▼[ 1077 ]
■1076 / 3階層)  同じ顔の美少女が二人
□投稿者/ VR4 -(2014/05/17(Sat) 10:45:47) [ID:q7bMXToV]
    「はえ・・・?」
    鏡に映る全裸のほうも、俺と同じ動きで顔を撫でまわし、両胸を掴んだ。
    「えっ?これオレ!?」
    「最近いろいろと忙しくなってきて一人じゃ無理なの。学校行ったりする時間も大変で。バイトの内容は私の代わりに学校行ったりすること。キャンセルはできません。」
    「お・・・俺男だぞ?無理に決まってるだろ?誰か女の子にでも頼めばいいんじゃ?」
    「それがね〜無理なの。女性だとすぐ同化しちゃって中身食べられちゃうのよ、それ。男でも未成年だと危険。それで暇そうな成人のお兄さんにお願いすることになったわけ。」
    なにかとても危険な予感がする。
    「さっそく私は仕事にかかるから。あ、それ着てね。」
    いつの間にかスエット上下に着替えた美少女の足元には脱ぎ捨てられた服一式。
    フランス語だか何だか聞き取れない外国語で電話をしながら美少女はパソコンのキーボードを打ち始めていた。何者だ?

    「あの、着れたけど。おかしくないか?」
    「ん〜どれどれ?あ〜ちゃんとブラをつけないと胸の形が崩れちゃうって。上脱いで?・・・うん、ここをこ〜やって、こうやって納めて・・・」
    「うひゃぅあ!?」
    「これでおっけー。あと口座番号教えて。バイト代振り込んでおくから。」
    「えっ?あ、そうか?じゃあ・・・」
    しばらくしてネットバンクから入金通知のメールが届く。
    残高を確認。
    「・・・あれ?・・・いちじゅう・・・ええっ?間違えてないか?」
    「合ってるよ。1日3万で730日分前払い、2190万円。」
    「ええええっ?」
    「しっかり私の身代わりよろしく!」
    そんな出会いから数日が過ぎ・・・

[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1076 ] / ▼[ 1202 ]
■1077 / 4階層)  翠は俺の部屋に引き籠りっぱなし。
□投稿者/ SSR -(2014/05/17(Sat) 13:33:55) [ID:D9dv9EPj]
    俺は翠の代わりに名門女子高校に通い、夕方には翠の家に帰る。
    学校では無口でとっつきにくい印象で通していたため、何とか疑われずに済んだ。
    家でもなるべく部屋から出ないでごまかしている。

    そして日曜日の今日。
    朝翠に呼ばれて部屋に来たのと入れ替わりに珍しく翠が出かけて行った。
    いつの間にか自分のベッドで寝てしまっていたようだ。
    「おかげさまでちょっと大きな仕事が片付いたの。結構儲かった〜。だから今日はお休み。遊びに行こうよ。」
    「ふぇ・・・じゃあ脱がないと、この皮。」
    「大変だからそのままでいいから。ほら、これを使えば・・・」
    翠が手にして見せたものは・・・
[ 親 20 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1077 ] / 返信無し
■1202 / 5階層)  俺を模した皮だ
□投稿者/ ぷっしー -(2014/07/11(Fri) 19:14:29) [ID:v5KLCJdY]
    いつの間にそんなものを作ったのか、翠が手にして見せたのは俺を模した皮だった。
    ペラペラになってはいるが、見慣れた顔かたちは間違いなく俺だ。

    翠に促され、俺の皮を着込む。
    今の翠の姿の俺とは体型が違いすぎるため、ぶかぶかで苦労したが、背中のファスナーを閉じるといつもどおりの俺の体になっていた。
    翠の皮を着たときに体が縮んだのにも驚いたが、逆に大きすぎる皮でも不都合なく着れてしまうとは…、一体どういう技術なんだこれは。

    「久しぶりだな…元の俺の体!もう久しぶりを通り越して新鮮さすらあるな!」
    腕を回したり足踏みしたり、久しく忘れていた股間に一物が付いている感覚に感動したりしている俺を横目に、
    「しかし、冴えないお兄さんと一緒にお出かけってのもつまんないわね…」
    とひどいことを言い出す翠。
    「そうだ、アレを使いましょ」
    翠が取り出したのは一本の針のようなもの。
    手元に持ち手がついており、文字のようなものが細かく彫ってある。
    「これで突っついてやれば」

    ぷすり
    「えっ、ちょっと翠!?今何をした!?」
    背中にチクリとした感覚。
    同時にそこからプシューと空気が抜けていく。
    みるみるうちに俺の体は縮み、翠と同じくらいの身長に逆戻りしてしまう。
    「この針ってちょっと面白いアイテムでね。
     中の体よりサイズの大きいスーツを着ているときに限り、これで穴を空けてやると余計な体積をガスにして抜き出すことができるのよ。
     そうすると、中の体に近い体型にスーツを矯正しちゃうわけ」
    翠が話す間もどんどん縮んで行く俺の体。
    体型が元の翠の姿に近づくにしたがって、徐々にスーツの内側から胸や尻のラインが盛り上がってくる。
    股間はペッタンコになっていき、顔や手足も変形していく感触がある。

    やがて空気の抜ける音が止まった。変化が終わったようだ。
    「なかなかいい感じになったじゃない。ほら見てみてよ」
    翠に促され姿見を覗いて見ると、そこには…。
    翠と同じ身長のすらっとした美少女が!
    しかし胸は翠より二周り、…三周り近く大きく、尻もボリュームがあり、太もももムッチリしている感じがする。
    「部分的にガスが抜け切らなかったみたいね」
    さらに顔は…、元々の俺の顔かたちだったはずが、中の翠の姿に輪郭やパーツの形状が矯正されて、
    俺の面影を残しながら、翠とも似ている感じの美少女になっていた。
    翠と姉妹だと言われても信じてしまいそうな感じだ。
    髪の毛も、髪型や長さは元の俺と同じだが、髪質が柔らかくなり、ボーイッシュなショートカットという雰囲気。
    全身の無駄毛は何故か消えていた。

    「中身が私の姿だから、巧い具合に美少女になったわね。スタイルが私よりいいのがムカつくけど。
     あ、ちなみにこれで変形した皮は形状が固定されて、何度脱ぎ着してもこの状態になれるから安心してね」
    「いやちょっとまてよ!せっかく皮を着てはいるとしても元に戻れると思ったのに…、というか俺の皮なくなっちゃったら元に戻れないじゃないか!」
    「大丈夫よ、データが残ってるから皮は何度でも作れるからね。
     そんなことよりこの皮お兄さんにあげるから、好きなときに好きなように着ていいからさ。
     とりあえず、そんなことより遊びに行こうよ! ほら着替えるわよ!」

    そして…
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