Branch Time 2nd [One Tree All Message]

Branch Time 2nd

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部長だった。 /MSDOS (13/08/15(Thu) 14:50) [ID:JahQ9nRh] #954
`├` 科学部だ。 /MSDOS (13/08/15(Thu) 15:17) [ID:JahQ9nRh] #955
`│├` 「無い……」 /blitz (13/09/24(Tue) 01:02) [ID:0JaAMXvf] #956
`││├` ２つの眼鏡ケース？ /BB9 (13/09/26(Thu) 00:46) [ID:Jf7628Sz] #957
`││└` １ｍ位の肌色のリボンのようなもの。 /Ｓ (14/06/20(Fri) 07:19) [ID:wrVP8HKy] #1176
`││ └` 「う・・・うん？え、何！？」 /TMTM (15/05/13(Wed) 15:41) [ID:gU5RCxNL] #1374
`││ └` 適当に取り巻きの女子をあつめ・・・ /TMTM (15/05/13(Wed) 16:38) [ID:gU5RCxNL] #1375
`││ └` 「しょうがないですわね」 /blitz (15/10/03(Sat) 01:12) [ID:NxBE5Pkr] #1466
`││ ├` 「すいみんぐ・・・え？」 /ＫＲＵＷ (15/10/09(Fri) 19:40) [ID:62aueayC] #1467
`││ ├` えす・・・て？ /ＫＲＵＷ (15/10/09(Fri) 19:45) [ID:62aueayC] #1468
`││ └` 「家庭教師・・・あと４０分後ですわね。」 /Ｓ (16/01/10(Sun) 07:43) [ID:jGOPzWdQ] #1493
`│└` 光線銃をつきつけた /MONMON (14/07/07(Mon) 23:42) [ID:jchScoOC] #1197
`│ └` 光線銃の餌食に /MONMON (14/07/07(Mon) 23:43) [ID:jchScoOC] #1198
`│ └` 部長になっていた /MONMON (14/07/07(Mon) 23:43) [ID:jchScoOC] #1199
`│ └` 服を探した /MONMON (14/07/07(Mon) 23:43) [ID:jchScoOC] #1200
`│ └` メガネをひろった /MONMON (14/07/07(Mon) 23:44) [ID:jchScoOC] #1201
`│ └` ロッカーの上に・・・ /カタバミ (15/07/12(Sun) 03:07) [ID:bxDUNwfH] #1388
`│ └` メイド服だった /リム (15/07/28(Tue) 22:51) [ID:fBNe4euT] #1402
`│ └` メイド服を着ていた /リム (15/07/28(Tue) 22:51) [ID:fBNe4euT] #1403
`├` 文学部 /BlackT (14/05/07(Wed) 11:17) [ID:Jf7628Sz] #1053
`│└` 床に服が散らばっている。 /BlackT (14/05/07(Wed) 12:14) [ID:Jf7628Sz] #1054
`│ ├` 皮に近寄って・・・ /BlackT (14/05/07(Wed) 12:53) [ID:Jf7628Sz] #1055
`│ │├` 何人か他の生徒とすれ違う /BlackT (14/05/07(Wed) 13:14) [ID:Jf7628Sz] #1056
`│ ││└` 教室に向った。 /BlackT (14/05/07(Wed) 18:02) [ID:Jf7628Sz] #1057
`│ ││ └` 結花が・・・俺のベッドに。 /BlackT (14/05/07(Wed) 18:22) [ID:Jf7628Sz] #1058
`│ ││ └` 俺は嘘を・・・ /BlackT (14/05/07(Wed) 18:36) [ID:Jf7628Sz] #1059
`│ ││ └` シャワーを浴びる。 /SKN (15/05/06(Wed) 10:08) [ID:JcOKwxlA] #1372
`│ ││ └` 榊原深夜として・・・ /カタバミ (15/09/23(Wed) 11:57) [ID:bxDUNwfH] #1465
`│ │└` 歩くたびに体が締め付けられる。 /VR4 (14/05/09(Fri) 14:51) [ID:q7bMXToV] #1061
`│ │ ├` 「さ・・・わぐち？」 /VR4 (14/05/09(Fri) 15:48) [ID:q7bMXToV] #1062
`│ │ │└` バッグを持って・・・ /BlackT (14/05/09(Fri) 23:59) [ID:Jf7628Sz] #1065
`│ │ │ └` 智美の部屋に入り鍵をかけた。 /BlackT (14/05/10(Sat) 08:11) [ID:Jf7628Sz] #1066
`│ │ │ └` 妙に冷静に観察している。 /川月 (14/05/10(Sat) 09:55) [ID:J4QaMH3r] #1067
`│ │ │ └` びくんびくんと震えた。 /SSR (14/05/10(Sat) 17:34) [ID:D9dv9EPj] #1068
`│ │ │ ├` 澤口優佳の姿で・・・・ /BlackT (14/05/10(Sat) 22:46) [ID:Jf7628Sz] #1069
`│ │ │ │└` 起き上がった。 /BlackT (14/05/12(Mon) 02:17) [ID:Jf7628Sz] #1070
`│ │ │ │ └` トイレで手を洗っていると・・・ /BlackT (14/05/13(Tue) 07:48) [ID:Jf7628Sz] #1072
`│ │ │ │ └` 健一の顔 /リム (14/07/21(Mon) 11:18) [ID:PptzL9B8] #1205
`│ │ │ │ └` 俺を連れて /リム (14/07/21(Mon) 11:18) [ID:PptzL9B8] #1206
`│ │ │ │ └` 別の被害者？ /リム (14/07/21(Mon) 11:19) [ID:PptzL9B8] #1207
`│ │ │ ├` 途方に暮れていた。 /川月 (14/05/13(Tue) 11:20) [ID:J4QaMH3r] #1074
`│ │ │ │└` 澤口に良く似た少女 /Ｓ (14/06/20(Fri) 06:07) [ID:wrVP8HKy] #1174
`│ │ │ └` 健一の顔 /リム (14/07/21(Mon) 11:17) [ID:PptzL9B8] #1204
`│ │ ├` 瑠梨・・・ちゃん！？ /VR4 (14/05/09(Fri) 16:12) [ID:q7bMXToV] #1063
`│ │ ├` 「えっ？花園・・・エリカ？」 /BlackT (14/05/27(Tue) 07:56) [ID:Jf7628Sz] #1094
`│ │ │└` 個室に入りドアをロックした！ /どっぐ (14/05/27(Tue) 21:44) [ID:J4QaMH3r] #1095
`│ │ │ ├` 生徒会副会長の男！ /どっぐ！ (14/05/27(Tue) 22:02) [ID:J4QaMH3r] #1096
`│ │ │ │└` 抱き留められた。 /S (15/08/12(Wed) 11:03) [ID:jGOPzWdQ] #1414
`│ │ │ │ └` どこかに電話を始めた。 /S (15/08/12(Wed) 11:28) [ID:jGOPzWdQ] #1415
`│ │ │ │ └` 翌朝の学校 /S (15/08/12(Wed) 19:45) [ID:jGOPzWdQ] #1416
`│ │ │ │ └` 花園家の正門の前でタクシーを降りる。 /S (15/08/12(Wed) 21:20) [ID:jGOPzWdQ] #1417
`│ │ │ │ └` 腰を引いてアレを収納した。 /S (15/08/13(Thu) 07:09) [ID:jGOPzWdQ] #1418
`│ │ │ │ └` 「ううぅ～あづい・・・」 /S (15/08/14(Fri) 08:30) [ID:jGOPzWdQ] #1421
`│ │ │ │ └` しっかりと指を絡めたまま・・・ /S (15/08/14(Fri) 20:20) [ID:jGOPzWdQ] #1431
`│ │ │ │ └` 校長室だった。 /KRUW (15/08/15(Sat) 15:27) [ID:VzifiXQW] #1444
`│ │ │ └` 爆乳美人英語教師の紺野先生だった。 /BlackT (14/05/28(Wed) 13:02) [ID:Jf7628Sz] #1099
`│ │ │ └` 花園エリカに。 /喜連瓜破 (14/06/17(Tue) 20:08) [ID:q7bMXToV] #1172
`│ │ │ └` 掴みかかった /カタバミ (14/09/14(Sun) 03:19) [ID:RF71K79l] #1307
`│ │ │ ├` 立ち上がって叫んだ！ /喜連瓜破 (14/09/20(Sat) 13:30) [ID:q7bMXToV] #1311
`│ │ │ └` 体を見下ろした。 /SKN (15/05/06(Wed) 10:43) [ID:JcOKwxlA] #1373
`│ │ │ └` 適当な服を身につけた俺の背中を見つめていた /カタバミ (15/08/30(Sun) 12:04) [ID:bxDUNwfH] #1456
`│ │ │ └` 無視しようと思ったが・・・ /カタバミ (15/10/11(Sun) 08:48) [ID:70DSViHD] #1471
`│ │ └` 「げっ・・・マジか？氷の女王様・・・」 /Ｓ (15/12/07(Mon) 07:33) [ID:jGOPzWdQ] #1483
`│ │ └` 個室に籠ること数十分。 /Ｓ (15/12/17(Thu) 01:09) [ID:jGOPzWdQ] #1485
`│ │ ├` 背後から誰かが腕に抱き付いてきた。 /Ｓ (15/12/17(Thu) 01:18) [ID:jGOPzWdQ] #1486
`│ │ │└` くすっ、笑う。 /Ｓ (15/12/17(Thu) 01:35) [ID:jGOPzWdQ] #1487
`│ │ └` 「ちょっとあんた・・・何女装してるの？」 /Ｓ (16/01/04(Mon) 10:39) [ID:jGOPzWdQ] #1488
`│ │ ├` 同級生で隣に住んでいる佐々倉だ。 /Ｓ (16/01/05(Tue) 11:19) [ID:jGOPzWdQ] #1489
`│ │ │└` 「どーゆうこと？」 /Ｓ (16/01/05(Tue) 11:42) [ID:jGOPzWdQ] #1490
`│ │ │ └` 両手で柔らかい俺の胸を・・・ /Ｓ (16/01/07(Thu) 07:14) [ID:jGOPzWdQ] #1492
`│ │ │ └` 雪村家の大邸宅に。 /KRWR (16/02/12(Fri) 09:26) [ID:S5BKPHzc] #1498
`│ │ └` 双子の姉だった！！ /DD (16/01/06(Wed) 09:21) [ID:1Hqx0LJP] #1491
`│ └` 突然、眠気に襲われた /yonyon (14/05/25(Sun) 01:12) [ID:SvrwnUx2] #1081
`│ └` 先ほどの部屋だった /yonyon (14/05/25(Sun) 01:13) [ID:SvrwnUx2] #1082
`│ └` 俺だった。 /yonyon (14/05/25(Sun) 01:13) [ID:SvrwnUx2] #1083
`│ └` 部長が立っていた /yonyon (14/05/25(Sun) 01:14) [ID:SvrwnUx2] #1084
`│ └` 女の子になってるってこと？ /yonyon (14/05/25(Sun) 01:14) [ID:SvrwnUx2] #1085
`│ └` 後輩の雪絵だった /yonyon (14/05/25(Sun) 01:14) [ID:SvrwnUx2] #1086
`│ └` 部長はそのまま部屋を出て行ってしまった /リム (14/05/26(Mon) 23:48) [ID:SvrwnUx2] #1091
`│ └` 横の方に視線を向けた /リム (14/05/26(Mon) 23:49) [ID:SvrwnUx2] #1092
`│ └` チアガール？ /リム (14/05/26(Mon) 23:49) [ID:SvrwnUx2] #1093
`│ └` 質問 /リム (14/06/09(Mon) 00:03) [ID:SvrwnUx2] #1132
`│ └` つまり /リム (14/06/09(Mon) 00:03) [ID:SvrwnUx2] #1133
`├` 女子水泳部だ /リム (14/05/25(Sun) 23:33) [ID:SvrwnUx2] #1088
`│└` 俺は女子生徒になっていた /リム (14/05/25(Sun) 23:34) [ID:SvrwnUx2] #1089
`└` 西洋超科学研究部。 /KRUW (15/08/14(Fri) 17:40) [ID:rBULJcOJ] #1425
`└` 部の天敵、生徒会長の花園エリカ、だ。 /KRUW (15/08/14(Fri) 18:37) [ID:dpLH5qwf] #1426
`└` 俺はゴミ袋を床に落とした。 /KRUW (15/08/14(Fri) 18:41) [ID:dpLH5qwf] #1427
`├` 無表情な生徒会長が半分口をあけて立っている。 /KRUW (15/08/14(Fri) 18:46) [ID:dpLH5qwf] #1428
`│└` 念じてみた。 /KRUW (15/08/15(Sat) 10:04) [ID:rbTBEe2L] #1437
`│ └` 歩きながら考える。 /ＫＲＵＷ (15/08/17(Mon) 17:13) [ID:bNgbkvno] #1453
`│ └` まずはもう一度部長。 /KRUW (15/08/18(Tue) 16:38) [ID:Y9Ll0kQ4] #1454
`│ └` 俺はいすに座って・・・ /ＫＲＵＷ (15/10/09(Fri) 21:36) [ID:62aueayC] #1469
`│ └` 花園エリカ本人が・・・ /ＫＲＵＷ (15/10/09(Fri) 21:44) [ID:62aueayC] #1470
`│ └` 暫く洗面所に。 /Ｓ (15/11/18(Wed) 07:38) [ID:jGOPzWdQ] #1479
`└` へにゃへにゃになった生徒会長が・・・ /KRUW (15/08/14(Fri) 18:47) [ID:dpLH5qwf] #1429
`└` 部長に電話をする。 /S (15/08/14(Fri) 20:06) [ID:jGOPzWdQ] #1430
`└` 部室の鍵を再確認。 /S (15/08/15(Sat) 07:27) [ID:jGOPzWdQ] #1432
`└` ドアの鍵が？ /S (15/08/15(Sat) 07:32) [ID:jGOPzWdQ] #1433
`└` 花園エリカを・・・抱き寄せた？ /S (15/08/15(Sat) 08:03) [ID:jGOPzWdQ] #1434
`└` 明るい髪色のショートカットの美少女が？ /S (15/08/15(Sat) 08:44) [ID:jGOPzWdQ] #1435
`└` 携帯がないのに気が付く。 /KRUW (15/08/15(Sat) 09:53) [ID:rbTBEe2L] #1436
`└` 校門の前でナオが待っていた。 /KRUW (15/08/15(Sat) 11:35) [ID:tZjZ4EjU] #1438
`└` 部室だった。 /KRUW (15/08/15(Sat) 12:41) [ID:tZjZ4EjU] #1441

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■954 / 親階層)

　部長だった。

□投稿者/ MSDOS -(2013/08/15(Thu) 14:50:36) [ID:JahQ9nRh]

地元では上の下ぐらいの一応進学校、私立高聖学院高等部。
そこで俺が所属している部の部長がメガネをくいっ指で押し上げながら俺の顔を覗き込む。
「まったく・・・朝顔出したと思ったらそのまま授業ばっくれて寝ちゃうなんて。」
部長は制服のスカートを翻してデスクに向う。一瞬見えた気がする。
俺たちの部、それは・・・

[ □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 954 ] / ▼[ 956 ] ▼[ 1197 ]

■955 / 1階層)

　科学部だ。

□投稿者/ MSDOS -(2013/08/15(Thu) 15:17:24) [ID:JahQ9nRh]

部長は２年生で全国でもトップレベルの秀才。おまけにかなりの美人。
俺は１年で、特に何のとりえもない普通の男子。
もう一人、部員はいるが幽霊部員で滅多に現れない。
「放課後、例の件で生徒会が来るらしいわ。準備しておいてね。」
例の件、そう、今科学部は存続の危機にある。
部活動の最低条件の５名以上の部員がいないのだ。
部長はデスクのPCを立ち上げながらミルクティーの缶をあけている。
『今日はピンクですか。』
ブラウスの背中にブラが透けて見えている。
部長が振り向いた。そして・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 955 ] / ▼[ 957 ] ▼[ 1176 ]

■956 / 2階層)

　「無い……」

□投稿者/ blitz -(2013/09/24(Tue) 01:02:32) [ID:0JaAMXvf]

「へ？」
　部長が真剣な表情で何やら呟いたが、どうにも前半が聞きとれなかった。無い……って言ってたけど何か落としたのかな。携帯とか。それとも、胸のサイズ？　でもどうみてもC以上は有るしなぁ……。
「あの、部長。いったい何が無――」
無いんですか、と言いかけた俺の声を遮って、パソコンチェアから勢い良く立ち上がりながら部長が吼えた。
「時間が無いのよっ！」
「おおうっ！？」
その剣幕に押され、思わず後ずさりしてしまう俺。物静かでクールな印象の部長が、こんなにも息を荒らげているのは滅多に見ない。一ヶ月程前に部長の研究書類を枕にして爆睡してしまった時以来だ。
「時間って……例の生徒会が来るアレですか」
「そうよ！　今は昼休みで、あいつらがここに査定しに来るのは放課後！　だって言うのに新入部員が来る気配は欠片もない！　これは由々しき事態よ！」
「まぁこんな校舎の隅っこに来る物好きが居るとは思えませんしね。俺だって、サボるために丁度いい隠れ場所探してたからこそ、この部室を見つけられたんですし」
　何を隠そう、我らが科学部の部室は、本校舎から離れた技術棟の最上階である4階に所在している。実技実習以外でこんな所に来る奴は、相当の散歩好きかサボり魔だ。分かっているとは思うが、俺は後者。部長は……なんだろう。変人？
　独白と皮肉をやんわりと込めた俺の返答に、少しムッとしながらも部長が応える。
「とにかく、放課後までに部員が増えないことにはどうしようもないわ。どうにかして集めないとね」
「集めるって……誰が？　どうやって？」
なんだか嫌な予感がする。部長の目がさっきからどことなく怪しい。
「もちろん、貴方がよ。私は先月から取り掛かってる研究の続きで忙しいもの」
やっぱり。
「俺がっすかぁ！？　嫌ですよ！　部室で寝てただけの俺に、科学部の部員勧誘なんて出来ないっすよ」
俺が渋るのを見越していたのか、フフンと軽く笑みを浮かべながら部長はデスクの引き出しを開けながらこう言った。
「その点に関しては抜かりないわ。これを貴方に貸してあげるから」

引き出しの中に入っていたのは――

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 956 ] / 返信無し

■957 / 3階層)

　２つの眼鏡ケース？

□投稿者/ BB9 -(2013/09/26(Thu) 00:46:11) [ID:Jf7628Sz]

部長がそれを手にとって俺に渡す。
「部長？これって・・・まさか・・・・」
「そうよ。アレの最終改良版。バグ取りにちょっと時間が掛かったけど。多分もう大丈夫。」
多分って・・・
俺の記憶が正しければ、この中に入っているのは眼鏡型人間コントローラーだ。
相手の体を自由に操れるはずが、いろいろヤバイ欠陥があって開発中止していたはずの・・・
「とにかく一時的でもいいから。それで部員を調達するのよ。判ったら早く行く！さあ！」

俺は部長に追い出され、しぶしぶ教室に向って歩き出した。
現在部員は３名。
この眼鏡型コントローラーの子機は１個のみ。
って、これじゃ万が一うまく行っても足りないジャン！！
「きゃっ！？」
「うわっ？」
階段を下りてきた誰かが俺に激突。
眼鏡ケースが乾いた音を立てて廊下に転がる。
「い・・・たた。ゴメン。大丈夫？」
眼鏡ケースを拾って俺に差し出すその人は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 956 ] / ▼[ 1374 ]

■1176 / 3階層)

　１ｍ位の肌色のリボンのようなもの。

□投稿者/ Ｓ -(2014/06/20(Fri) 07:19:54) [ID:wrVP8HKy]

「残念ながら貴方みたいに人望がないんじゃ、人を集めるなんて無理でしょう?だからこれを使うのよ。」
「な、なんすかそれ。」
「こうやって使うの。人望が無いなら、人望のある人物の・・・」
部長がロッカーを開ける。中から転がり出てきたのは女子。気を失っているらしい。
部長は容赦なく気絶している少女の制服を脱がせる。
「ちょっと部長やばいですって！」
「いいから早く貴方も服を脱ぎなさい！！」
「えっ？何で？」
「いいから早くっ！」
パンツだけにされて床に伸びている少女の背中に部長が手にした平べったい肌色のリボンのようなものに唾をつけて貼り付けていく。
そして・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1176 ] / ▼[ 1375 ]

■1374 / 4階層)

　「う・・・うん？え、何！？」

□投稿者/ TMTM -(2015/05/13(Wed) 15:41:09) [ID:gU5RCxNL]

俯せの少女が苦しそうに呟く。
「ちっ、もう目が覚めたか！えええいっ！」
部長は背骨に沿って貼りついている肌色のリボンの上端にかすかに出ていた突起を摘まみ、一気にうなじから尻に向かって引き下げた。
「ちょっと部・・・うわあああああああっ！？」
少女の背中が・・・ぱっくりと割れた！？
「きゃ・・・あ・・ぁ・・ぁ・・・・」
「よし成功！！早くそのパンツ脱いでこれ着て！」
「えええっ？」
「いいからはやくっ！！！」
背中がぱっくりと割れたままジタバタと暴れる少女。
その背中の切れ間から俺の脚が呑み込まれていく。
膝
股間
腰
腹
胸
両手
首
頭
顔の上をぬるぬると皮が滑り、口、鼻、耳に何かがもぞもぞと潜り込んできた！
「ちょっと、ワタクシにこんなことしてただで・・・す・・・・うわあ、部長？」
さっきの少女の声が喉から。
「それなら人を集めるのも簡単でしょう？まずはこれに名前書いて。」
「えええっ？」
入部届だ。
「はやくっ！」
慌ててペンを執る。
２年A組、鳳凰院玲菜、と。自然と手が動く。
「ん・・・鳳凰院！？」
肩にかかる栗色の縦ロールのロング。
そしてこの声。
「ワタクシ・・・ええええっ？」

服を着て髪の毛を整える。
鏡に映っているのは不機嫌そうな鳳凰院玲菜。
この学園の経営母体の大財閥、大金持ちの娘だ。
その本人を着てしまっているのだ。服のように。
「こんなことして、後で大変なことになるんじゃないの？このワタクシにこんなこと。」
喋り方から仕草まで本人そのもの。
「その辺は何とかするわ。さっそく人集めてきて。鳳凰院さん。」
「このワタクシに・・・まあしょうがありませんわ。」
俺は部室を出て・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1374 ] / ▼[ 1466 ]

■1375 / 5階層)

　適当に取り巻きの女子をあつめ・・・

□投稿者/ TMTM -(2015/05/13(Wed) 16:38:57) [ID:gU5RCxNL]

「おっけー、これで定員確保！お疲れさまっ！」
取り巻き連中を先に返し、俺は制服の上着を脱いだ。
「さあ、早くワタクシの中から中からでないと。」
ブラウスを脱ぐとブラジャーに詰まった大きな胸がゆさゆさと揺れる。
「ええと・・・背中の・・・あらっ？背中がつるつるですわ。入った時の切れ目が・・・」
「まだ駄目よ。今脱いだらいろいろと面倒だし。どうするか考えるからしばらくそのまま、いい？」
「どうするか考えてなかったんですの！？困りますわっ！」
「大丈夫大丈夫。ほら。」
「ち～す。」
奥の部屋から出てきたのは、俺の服を着た俺そっくりな男！？
「こんなこともあろうかと、貴方のクローン作ってあったの。人格もすっかりコピーしてあるから問題なし、ね。」
「」

俺は立ち上がり、

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1375 ] / ▼[ 1467 ] ▼[ 1468 ] ▼[ 1493 ]

■1466 / 6階層)

　「しょうがないですわね」

□投稿者/ blitz -(2015/10/03(Sat) 01:12:06) [ID:NxBE5Pkr]

　部長に逆らった所で元に戻るわけでもなし、ここは大人しく従ったほうが身の為だろう。
それに、「私」の体にも興味が有るしな……。鳳凰院は顔だけじゃなくスタイルも良い。いつも周囲から、男女問わず羨望の眼差しを向けられている。
　さっき脱いでいた制服をいそいそと着直す。
落ち着いたら大きい胸を支えるように腕を組み、たまに髪をかき上げながら横目で部長を見つめる。いつも鳳凰院玲菜がやっているポーズを無意識に。

「……それで、私はどうすればいいんですの？　私の家から研究費でも捻出してくればいいのかしら」
「それもいいけど、そこまでお金には困ってないし。この前出した製品が思いの外ヒットしてね」
「じゃあ……何の為に」
「何って、面白そうだからに決まってるじゃない」
「はぁ！？」

　驚きのあまりお嬢様に似合わない素っ頓狂な声を上げてしまう俺。多分顔も酷い。いくら鳳凰院が美人とはいえ、今の俺は千年の恋も覚めるような阿呆面になっていることだろう。
（……また始まったかぁ）
部長は時々こうやって俺を自分の好奇心を満たすためのおもちゃにしてくるのだ。
緑色のもぞもぞ蠢くスライムを寝てる間に飲まされるのは序の口。周囲の人がゴリラに見えるコンタクトを入れられた時はもう色々とヤバかった。
今回も俺の反応を観察して悦に入ろうって魂胆だろう。それさえなければいい人なのに。

「というわけで、鳳凰院玲菜さん？　あなたの普段の生活をちょっと見せて欲しいのよね。中身が男の子のお嬢様がどんな感じなのか……。ふふっ」
そう言ってポケットから小さな棒状の機械を差し出す部長。受け取って眺めてみるが、どういう道具なのか想像もつかない。
「これはなんですの？　また貴方の奇妙な発明品の一種かしら」
「簡単に言ってしまえばカメラみたいなものよ。それを身につけておいてもらえばこちらからモニターできるってワケ。ちょうどいいからヘアピンにでもしといてよっ」
「きゃっ、ちょっと、いきなり何を……」
部長が身を乗り出し、俺の左側のおでこに機械を差し込む。パチンと何かが閉まる音がして、難なく髪の毛にくっついたようだ。

「これでよしと。じゃあ入部ありがとうね、鳳凰院玲菜さん。またなにかあったらこっちから連絡入れるわね」
「はぁ……もう付き合うしか無いみたいですわね」
笑顔の部長に見送られ、カバンを手に部室を後にする。俺のクローンが終始無言で突っ立ってたのが気になるが……まぁ気にしても仕方ないか。
「この後の予定は……これですわね」
玲菜の記憶を辿り、カバンから手帳を取り出し予定表を確認する。

その予定とは――

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▲[ 1466 ] / 返信無し

■1467 / 7階層)

　「すいみんぐ・・・え？」

□投稿者/ ＫＲＵＷ -(2015/10/09(Fri) 19:40:16) [ID:62aueayC]

美味しすぎるだろう。
俺が鳳凰院としてスイミングスクールに！？
校門には既にリムジンが待機。
「ご苦労様。お願いね。」
「かしこまりましたお嬢様。」
何この車。走る応接間じゃないか・・・

そして車は町外れの会員制高級スイミングクラブに到着。
豪華なラウンジやレストランも併設されていると聞くが、その実態を知るものは少ない。
最敬礼で迎える従業員に挨拶しながら俺は・・・

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▲[ 1466 ] / 返信無し

■1468 / 7階層)

　えす・・・て？

□投稿者/ ＫＲＵＷ -(2015/10/09(Fri) 19:45:12) [ID:62aueayC]

もう一度手帳見直す。
エステ。
どうやら超高級ホテル内の会員制エステに予約がしてあるらしい。
面白うじゃないか。どれ、いってみるか。
俺は学校の前でタクシーを拾った。
「鳳凰院様のお嬢様じゃないですか。こんな普通のタクシーに乗っていただいていいんですか？いつもは専属のリムジンが・・・」
「いいんですのよ、気になさらずにお願いします。」
「は、はい！精一杯運転させていただきますっ！」
やがて俺を乗せたタクシーは・・・

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▲[ 1466 ] / 返信無し

■1493 / 7階層)

　「家庭教師・・・あと４０分後ですわね。」

□投稿者/ Ｓ -(2016/01/10(Sun) 07:43:07) [ID:jGOPzWdQ]

正門には向かわず、自然と来客用駐車場に向かう。
超大型の鳳凰院家の６輪リムジン。
「お嬢様、お鞄を。」
「いいわ、ごくろうさま。」
金髪ショートカットにブルーの瞳のサーニャさんは元某国軍特殊部隊出身。運転手兼ボディガード。
うちの制服を着て肩に竹刀ケースをかけた鋭い目つきの黒髪ロングの美人も使用人で警護役。武藤有紀。ケースの中身は日本刀だ。リムジンのドアを開ける。
そして同じく制服を着たメガネの少女。専属メイドだ。名前は鈴原春名。

エンジン音も聞こえないほどの車内。重装甲で戦車でも一撃では止められないそうだ。そして車は町の北、山際の鳳凰院家に。
門が自動で開き、少し走ると家が見えてきた。
玄関からメイドたちが出てきて並んでお辞儀をしたまま俺を出向かる。
『なんだこりゃ・・・日本かよ、ここ。』
俺は・・・

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▲[ 955 ] / ▼[ 1198 ]

■1197 / 2階層)

　光線銃をつきつけた

□投稿者/ MONMON -(2014/07/07(Mon) 23:42:49) [ID:jchScoOC]

部長は俺に漫画にありそうな光線銃をつきつけてきた
「部長、それはいったい何ですか？」
「ききたい？」

聞きたくないような気がするが、部長は俺を無視して勝手に話し始めた。

「この銃は私が開発したものでね、これにあたると・・」

部長は笑みを浮かべて、引き金をひいた。
俺は・・

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▲[ 1197 ] / ▼[ 1199 ]

■1198 / 3階層)

　光線銃の餌食に

□投稿者/ MONMON -(2014/07/07(Mon) 23:43:03) [ID:jchScoOC]

「ぎゃー」
俺は、見っともない声をあげた
部長が俺に光線銃を発射して、俺に命中したからだ。

体にビリビリとしびれを感じる。
だがしばらくすると、しびれが消える代わりに体に異変が起きていた。

「な、なんですかこれは！？」

俺の体がどんどん縮み、制服がぶかぶかになっている。
それに反比例してか、胸には妙な圧迫感を感じる。
頭はモサモサと髪の毛が伸びてるし、声もなんだか甲高い。

「うふふ、どうなったか知りたい？」

部長はそういって俺の目の前に鏡を持ってきた
おそるおそる俺は鏡をのぞくと・・

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▲[ 1198 ] / ▼[ 1200 ]

■1199 / 4階層)

　部長になっていた

□投稿者/ MONMON -(2014/07/07(Mon) 23:43:21) [ID:jchScoOC]

俺の体は部長になっていた。
本物の部長と違いがあるとすれば、
服装が男モノなのと、メガネがないこと・・あとは髪型や化粧など、身に着けているものだけだ。
それ以外の部分、つまり肉体的なものはすべて、俺は部長となっていた。

「ぶ、ぶちょう！？俺に何をしたんですか！」
「ふふ、この光線銃であなたを私にしたのよ。これから生徒会の人が来るから、あなたが相手をしておいて」
「生徒会って・・。まさか俺に生徒会を押し付けるつもりじゃ・・」

部長は俺の発言に顔をそむけた。
図星だ・・

「というか、これ・・元に戻れるんですよね」
「もちろんよ。ただし生徒会の相手が終わるまで戻さないわよ」
「・・わかりましたよ。あとでちゃんと戻してくださいよ」

俺はしぶしぶ了承した。
だが内心では、女の子の体・・部長の体になったことでの興奮が上回っていた。

「じゃあ、あとは任せたわよ」
そう言って部長はすぐさま部屋から飛び出て行ってしまった。

「ぶ、部長！この恰好で生徒会の相手をするって、すごく怪しまれるんですけど」
自分の服をみると、男の学生服のままだ。
これじゃあ、怪しんでくださいと言っているようなものだ。

部長が出て行った俺は・・

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▲[ 1199 ] / ▼[ 1201 ]

■1200 / 5階層)

　服を探した

□投稿者/ MONMON -(2014/07/07(Mon) 23:43:43) [ID:jchScoOC]

「そういえば、部長は何着か白衣みたいなものを持っていたよな」
俺は慣れない体で立ち上がり、部長がいつも使っているロッカーを探した。

すると、そこには何着かの白衣と、いくつか見覚えのない衣類などがあった

「白衣はあったけど、なんだこの衣装？」

俺は見覚えのない衣類のいくつかをつまみあげた。
チアガールやチャイナドレス、テニスルックにメイド服・・
「なんでこんな衣装がいっぱいあるんだよ」

また衣類以外にも、化粧箱やメガネのスペア、それ以外にもいくつか見慣れない小物が置いてある

「うーん、これって部長の発明品とかもありそうだな」

俺は・・・

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▲[ 1200 ] / ▼[ 1388 ]

■1201 / 6階層)

　メガネをひろった

□投稿者/ MONMON -(2014/07/07(Mon) 23:44:02) [ID:jchScoOC]

「そういえば、視界がぼやけてて見えにくいんだよなー」
部長はもともと近眼なのか
部長の体になったせいか、俺の裸眼はかなり視力を失っていた。

「とりあえず、このメガネをかけて・・」

メガネをかけると視界が良好になった。
「よし、これで衣類がハッキリと見えるようになったぞ」

そう思った瞬間、胸のあたりに何かオモシのようなものが乗っかったような違和感を感じた。
「ん・・？」
思わず、先ほど部長が置いた鏡に目を向けると

「げっ、なんだこれ！？」

俺の胸が巨乳を通り越して爆乳サイズにまで膨らんでいた。

「あ、このメガネ・・まさか前に部長が言っていた『巨乳メガネっ娘なりきり眼鏡』じゃ・・
　身に着けるている間、自動的に巨乳になれるって話だけど
　確か試作品でかつ、欠陥があって・・・」

俺はおそるおそるメガネをはずそうとした。
だが接着剤でもついているのか、メガネは耳と顔面にへばりついてしまっている。

「や、やっぱり・・
　このメガネ・・一度身に着けると丸１日は体にくっつくヤツじゃないか！
　しかも巨乳じゃなくて爆乳になるし、いろいろ問題があったから
　結局、使い物にならなかったはず・・」

胸に大きな塊ができてしまい、立っているだけで前に重心がかかるうえに肩に負荷を感じる。
思わず両手で胸を支えてしまうが、やはりズッシリと重量感があった。

「どうする？こんな胸じゃ、あいそうな服があるかな・・」

考えた俺は・・

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▲[ 1201 ] / ▼[ 1402 ]

■1388 / 7階層)

　ロッカーの上に・・・

□投稿者/ カタバミ -(2015/07/12(Sun) 03:07:12) [ID:bxDUNwfH]

さっきは視界がぼやけていて分からなかったが、紙袋が入ったダンボール箱を見つけた。
紙袋にはマジックで大きくＣＡだのＯＬだの書いてあった。どうやらロッカーに入らない
衣装を紙袋に入れて保管しているらしい。部長ってコスプレ好きなのか？

「で、こっちが他校制服で、こっちが男装…あっ、これなら何か入っているかな。」
紙袋には巨乳以上用と書かれていた。袋の中のモノを机の上に広げた。
中身で使えそうな衣装を選んだ。

俺が選んだのは・・・

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▲[ 1388 ] / ▼[ 1403 ]

■1402 / 8階層)

　メイド服だった

□投稿者/ リム -(2015/07/28(Tue) 22:51:29) [ID:fBNe4euT]

黒を基調としたロングドレスに、白いフリルのエプロンが丁寧に折りたたまれて置かれていた。
「まさかメイド服まであるなんて、部長っていったい…」
悩みながらも俺はメイド服を広げた。ちゃんと頭につけるカチューシャもセットのようだ。
「うーん、部長なら似合いそうだなぁ。これを着たら…って、これから生徒会の人と会うのにメイド衣装はダメだろ！
俺は、メイド衣装を紙袋の中に直そうとしたとき

突然、メイド服がまるで生きているように勝手に動きだし、俺の方に覆いかぶさってきた。
必死に抵抗しようとするが、体が動かない。
まさかこれって…巨乳メガネと一緒で、呪いの品の一種！？
そう思ったのも束の間、俺は意識を失ってしまった。

しばらくして、俺は意識を取り戻すと・・・

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▲[ 1402 ] / 返信無し

■1403 / 9階層)

　メイド服を着ていた

□投稿者/ リム -(2015/07/28(Tue) 22:51:44) [ID:fBNe4euT]

気が付いたとき、俺は先ほどの（呪いの）メイド服をきていた。
もちろん体はまだ部長のままだし、巨乳メガネも健在だ。
だが、胸の圧迫感は少し薄れている。どうやらこのメイド服はサイズがピッタリのようだ。
「まさかメイド服に襲われるとは…、えーっとこれって脱げないよな…」
一応、メイド服が脱げないか確認してみたが、巨乳メガネと同じように体にぴったり張り付いて脱げる気配がない。
それどころか、いつのまにか下着まで女性モノになっているうえに、靴もヒールの入ったブーツに変わっている。
頭を触ってみると、どうやらカチューシャも付けられているし、髪型もなぜか三つ編みヘアーになっている。

「ど、どうするよ！」
鏡に写る部長の顔は、少し焦っているようにみえた。
いや、これは俺の顔なのだが…

そうこうしていると

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▲[ 954 ] / ▼[ 1054 ]

■1053 / 1階層)

　文学部

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 11:17:27) [ID:Jf7628Sz]

部員は１０名ぐらいだが、ここに来て本を読むか寝てるかどちらかだ。
「・・・腹減った。」
まだ昼には早いが・・・

部長は教室に戻り、俺はぼんやりと窓からグランドを眺めていた。
いまさら教室に行く気にもなれない。
「ん？」
取り壊し予定の旧校舎の窓に目が留まる。
来年から買いたい工事が始まる予定で立ち入り禁止になっている。
「誰か・・・いる？」
そんな気配がしたのだが、それ以降は動きはない。
「いっちょ探検しにいくか～♪」
俺は部室を出た。旧校舎を囲っている金網の柵の隙間から難なく侵入成功。

「この辺だったよな？」
黴臭く澱んだ空気。
当然電気もついていないので薄暗い。
「ここか、元保健室？」
そっと戸を引く。
中には誰もいないようだ。
足音を殺して更に置くに進むと・・・

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▲[ 1053 ] / ▼[ 1055 ] ▼[ 1081 ]

■1054 / 2階層)

　床に服が散らばっている。

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 12:14:25) [ID:Jf7628Sz]

古臭い３本線のセーラー。うちの女子の制服だ。
「ここで着替えて学校ふけたのか～？それにしても・・・わ、下着やソックス、靴まで？」
それだけではなかった。学校指定のスクールバッグに時計まで。
「う・・・ひゃ！？」
診察台の横の椅子に脱ぎ捨てられてたもの。
「か・・・か・・・皮！？」
艶の有る長い黒髪。
膨らんだ乳房。
何なんだ？誰がコレを？
俺は・・・

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▲[ 1054 ] / ▼[ 1056 ] ▼[ 1061 ]

■1055 / 3階層)

　皮に近寄って・・・

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 12:53:33) [ID:Jf7628Sz]

それを観察した。
手足の爪。
差し込んだ光に金色に光る産毛。
やわらかな女のこの匂い。
「誰かがこれを来て、うちの女子に化けてたのか？」
手にとって見る。思ったより重く、湿ったような感じがする。
二つの胸の膨らみの先端にはピンク色の乳首。
柔らかな陰毛の奥には湿った襞が・・・
「ごくっ・・・」
背中に手を這わすと・・・肩甲骨の間辺りに少し皮が盛り上がった所があるのを見つけた。少し押すと指が皮の内部にめり込む。穴だ・・・
「こ・・・ここから着れるのかな？」

人が来ないか廻りを確認し、俺は服を脱いだ。いくらなんでも体格が違いすぎるので女に見えるか微妙だが・・・興奮して動悸が激しい。
両人差し指を入れて広げると、穴は横に大きく広がる。広げながら両足を差し込んでいく。
空気を抜きながら爪先まで。皮はよく伸びて、下半身はすっぽりと覆われた。
次は両手を順番に。肩まで上げると自然と乳房が俺の胸の上にくっ付いた。
「ふう・・・ふう・・・」
最後は頭だ。
引っ張り上げながら、頭を皮に突っ込んだ。
指を離した穴はみるみる縮まり、背中まで皮が覆っていく。
顔の上の皮の目や鼻の位置を合わせ、口から伸びていた管を呑み込んだ。
「ぶはっ！！ひゅう～う・・・うう」
完全にあの女の皮の中に入ってしまった。
どんな風に見えるのだろうか？
体型は俺のままで、表面だけ女な感じか？

「うぐっ・・・」
俺は焦った。急に皮が縮み始めた！？
頭蓋骨が圧迫され、顎や頬骨が折れそうな痛み。
首が絞まり、呼吸が苦しい。
肩や鎖骨が折れそうに圧迫されている。
肋骨全体も巨人に握り締められたように軋んでいる。
「た・・・すけ・・・」
立っていられず床に倒れる俺。
胃の中のものを全部吐き出した。腹から腰周りが急激に締め上げられてウェストがくびれていく。手足も徐々に細くなり・・・

「ううう・・・・」
俺は診察台に手を突き、やっとの思いで立ち上がった。痛みが大分治まっていた。
動くたびに間接という間接がいやな音を立てる。
「酷い・・・匂いだ・・・」
締め上げられ続けて大量に失禁し、排便した。俺自身の服が殆ど糞尿まみれになっている。綺麗な部分で汚れた足や股間を拭く。完全に女に見える太腿や股間。
俺の男性部分は押し込まれ、どこに入ったかもわからない。
「とにかく・・・ここを出てこれ脱がないと・・・体が・・・何だよこの声・・・」
呑み込んだ管が食道や気管の内側に張り付いて、声を女のように変えているようだ。

木の床に穴が開いていた。そこに汚れた自分の服を隠す。
バッグの中にあったウェットティッシュで体を拭き、女物のパンツを引っ張り上げた。ぴったりとフィット。
四苦八苦してブラジャーをつけ、胸の乳房を押し込み、ロゴの入ったハイソックスを履く。女物の時計は午後４時を指している。
「誰かにばれたら学校いられないよなあ・・・」
女子の制服を着て、ローファーをはいて・・・マスコットのぶら下がったスクールバッグを肩にかけた。
「とにかく教室に戻って体育のジャージとカバンを・・・」
か細い声で呟きながら俺は旧校舎を出た。

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▲[ 1055 ] / ▼[ 1057 ]

■1056 / 4階層)

　何人か他の生徒とすれ違う

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 13:14:31) [ID:Jf7628Sz]

俺は全身の痛みに堪えながら、下を向いて急ぎ足で新校舎に入った。
まずは自分の姿を確認しないと。
女に見えているのだろうか？
ひしゃげて化物のような顔になっているとか・・・
俺だと丸判りの顔だとか・・・

一番近いトイレに向かい、少し躊躇ってから女子トイレに入った。
中には女子が一人。
超有名人の１年の榊原深夜（さかきばらみや）。男女誰もが認める学園一の美少女が向こうの扉からこっちを見ている。俺が歩くと榊原も俺に向ってくる。
「・・・・！！」
鏡だった。
ということは・・・これが俺なのか！？
鏡に手を付くと、鏡の中の榊原と手が合う。
口を開け閉めしても同じ。鼻が付くほど近寄ってみても・・・目の前には美少女の顔が。
胸を揉むと、鏡の中の榊原もセーラー服の上から胸を揉みしだいて・・・
「うっ・・・・・」
再び激しい便意に襲われ、俺は個室に駆け込んだ。
全身が痛い。
だが排泄を続けると、徐々に痛みが治まってきた。
俺は鏡の前に立った。
「榊原・・・だな。完璧に。」
これなら俺だと判るヤツはいないだろう。
痛みも殆ど治まったし、体も軽い。
トイレを出た俺は・・・

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▲[ 1056 ] / ▼[ 1058 ]

■1057 / 5階層)

　教室に向った。

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 18:02:27) [ID:Jf7628Sz]

頬に当たる風。
首筋を撫でる黒髪。
その感触がまるで自分の肌のようだ。皮をかぶっていることを忘れてしまいそうになる。体も軽い。
教室に入り、机にバッグを置く。
「・・・あれっ？」
自分の机？
いや、違う・・・俺の席はもっと後ろのはず。
「あれっ？みゃーちゃん、気分悪くて帰ったんじゃ？」
クラスメイトが話しかけてくる。同じ１年の結花ちゃん・・・
「あ、うん・・・ちょっと休んでて・・・」
誰だ結花ちゃんって！？俺３年だし！
「じゃあ一緒に帰ろう？」
ここは深夜の教室でこれは深夜の机。無意識にここが自分の机だと・・・

突然大音響で教室のスピーカーが鳴った。
「緊急放送です！！旧校舎で火災が発生しました。校内に残っている生徒はグランド側でなく、正門側に今すぐに非難してください！！繰り返します！！」
俺は窓に駆け寄った。
さっきまで俺がいた旧保健室から炎が！？
女子たちが悲鳴を上げる。
「みゃーちゃん！！早く逃げよう！！」
「うっ、うん！」

物凄い数の消防車に学校が囲まれている。
「え～生徒は消火活動の邪魔になるので速やかに帰宅すること～！！」
ハンドマイクで教師が叫んでいた。
新校舎の屋上の向こうに黒煙が。俺の教室は一番旧校舎に近い場所にある。とてもカバンを取りにいけそうもない。

結花と一緒に駅に向って歩く。小柄で可愛い女の子だ。もちろん学園一の深夜には及ばないが、十分美少女と呼べるだろう。
ふと気が付く。小柄な結花。
並んで歩く俺。
目線が殆ど一緒？
俺は身長175ｃｍだった。
深夜は多分160ｃｍちょっとぐらい。身長が・・・縮んだのか？
体重差もかなりあったはず。でも今は皮の中にしっくりと納まっていてきつくない。あのトイレで排泄した大量の糞尿。その分体全体が小さくなった？
「ねえ、今日もみゃーちゃんの部屋に行ってもいい？」
両親は仕事で海外に赴任中で、駅前のマンションを借りている。
「いいよ！！コンビニでお菓子買っていこ。」
いつものようについ返事を・・・
いつもの？
いや俺、榊原のプライベートなんて知らないはず。まさか一人暮らしなんて。

バッグの中のキーケースから迷わず鍵を選び、オートロックを解除。最上階のボタンを押す。
エレベーターを降りて最上階に１軒しかないドアのロックを外した。
靴を脱いで真っ直ぐにリビングに向う。まるで自分の家のように。
「いいよね～みゃーチャンは。こんな部屋に暮らせて。私もこんな部屋で一人暮らししたいなー！！」
ソファに飛び込む結花。パンツが丸見えだ。

コンビニの袋からドクターペッパーのペットボトルを取り出し、フタをあけて一気に半分飲み干す。
「みゃーチャンそれ好きだよね？なんか薬臭いよねそれ！」
「え、美味しいじゃん。普通のコーラなんかより全然・・・」
何なんだこれ。俺はドクペなんて全然好きじゃない。
皮だけ、表面だけのはずなのに何でだ？

「あ、ちょっとトイレ。」
結花が男性アイドルグループについて熱く語っているのを中断し、俺はトイレに行った。
「・・・・はぁ～。」
普通に排尿できる。量ももう普通のようだ。
股間を拭いてパンツを上げる。まるで自分の一部のように鋭敏に感じる。
脱衣所に体重計があったはず。
「うそ・・・２５キロ以上減ってる？」
早くこの皮を脱がないと・・・大変なことになりそうな予感がしてきた。
ドレッサーの鏡に映っているのはどう見ても榊原深夜本人。不自然な所は微塵もない本人。これが俺なのか？

「お母さん？今日遅くなるの？じゃあみゃーチャンの家でご飯食べる！今日も泊まってもいいかなぁ？うん、迷惑はかけないから～。うん、じゃあ！」
そう、結花は仲良くなってからしょっちゅうこの部屋に泊まっているんだっけ。
「ねえねえっ！今日ピザ取ろうよ！」
どうやら今晩はこの皮を脱ぐことは出来なそうだ。

そして夜も更け・・・

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▲[ 1057 ] / ▼[ 1059 ]

■1058 / 6階層)

　結花が・・・俺のベッドに。

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 18:22:20) [ID:Jf7628Sz]

体を絡みつかせ、まとわり付いてくる。
「ちょっと・・・結花。」
俺の体を撫で回す結花。
キモチイイ・・・なにこれ・・・
「みゃーちゃん、昨日の話しって嘘だったんだよね？」
「えっ・・・と、どの話？」
「みゃーちゃんが実は人間じゃなくて、急にここにいられなくなっていなくなっちゃうって話だよ。もし代わりをしてくれる人が見つかればその人にみゃーちゃんやってもらうって。だから今日もしみゃーちゃんがいたらそれは今までのみゃーちゃんじゃなくて、きょうからみゃーちゃんになった別の人だって話。」
「結花・・・私がそういってたの？」
「そうだよ。私ずっと泣いてたの。昨日家に帰ってから。だから今日学校で会った時、違う人かもって思った。でも・・・やっぱりみゃーちゃんだよね?違う人じゃないとね？」
俺の顔を、深夜の顔を覗き込む結花。
「わ・・・私は・・・・・・・」

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1058 ] / ▼[ 1372 ]

■1059 / 7階層)

　俺は嘘を・・・

□投稿者/ BlackT -(2014/05/07(Wed) 18:36:09) [ID:Jf7628Sz]

付く事が出来なかった。
今日の出来事を順を追って結花に話す。
体を寄せた結花が震えている。
「やっぱりそうだったんだ・・・みゃーちゃんは行っちゃったんだね・・・」
俺はどうすればいいのか判らず、とりあえず結花を抱いていた。
「３年生の先輩？変態さんだね、女の子に化けるなんて。普通着ないでしょ？そんなのあっても。」
「あ～、うん。そうだよね。なんで着ちゃったんだろう。」
自分の体を撫でる。この下には俺の体が・・・あるのか？
「でも男の人なら、女の子が好きですよね？」
「そりゃ・・・男には興味ないな。普通に。」
「私って先輩の目から見て可愛いほうですか？同学年の男子からは結構人気あるんですよ？」
「結花は可愛い。俺が補償する。」
「あは、嬉しいです！じゃあ新しいみゃーちゃん、これからも結花の恋人になって下さいね！私も男には興味ないんですっ！」
「えっ・・・ちょっとま・・・俺、自分に戻らないと・・・」
「戻れるんですか？」
「確かこの辺に穴が・・・・」
背中を必死にまさぐる。まるで異常なく少女の背中。指が入るところがない！？
「あなたは今日から榊原深夜になったの。私の一番大事な人に。」
結花が唇を合わせてくる。
「・・・異議は認めません。みゃーちゃん♪」

いつの間にか夜が明けていた。
しがみついている結花をひっぺがし、俺は・・・

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▲[ 1059 ] / ▼[ 1465 ]

■1372 / 8階層)

　シャワーを浴びる。

□投稿者/ SKN -(2015/05/06(Wed) 10:08:42) [ID:JcOKwxlA]

鏡に映るバスタオルで髪を拭く美少女。
骨格までもが完全に変化している。
自然に肌の手入れをし、髪を乾かして新しい下着を身に着ける。
「おはよ。」
「あ、おはよユカ。」

ベーコンエッグを作って二人で食べる。
『昨日Ｈ市の私立高校で発生した火災で、逃げ遅れた男子生徒がなくなりました。なくなったのは・・・』
思わずミルクティーを吹く。俺の名前！？
「えっ？何で？何で私の名前・・・あれ、私？俺？話し方が私になっちゃう？」
「ふふっ、これでもうみゃーちゃんだね。完全に。」
「違う、これさえ脱げば私・・・」
「脱ぐって何を？判らないの？もう体の芯までみゃーちゃんになってるんだよ。赤ちゃんだって産めると思うよ？」
俺は・・・

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▲[ 1372 ] / 返信無し

■1465 / 9階層)

　榊原深夜として・・・

□投稿者/ カタバミ -(2015/09/23(Wed) 11:57:04) [ID:bxDUNwfH]

榊原深夜として生活することを受け入れるしかないみたいだった。
「ねぇ、結花。」
「どうしたの、みゃーちゃん。」
「私、受け入れることにしたよ。」
「うん。世間的に死んじゃったしね、先輩。」
「じゃ、改めて結花。よろしくお願いします。」
「お願いされましたー。これでみゃーちゃんとイチャつけるねっ。」

朝食の片付けを済まし、普段どうりに制服に着替えて、結花と一緒に学校へ向かった。

登校すると・・・

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▲[ 1055 ] / ▼[ 1062 ] ▼[ 1063 ] ▼[ 1094 ] ▼[ 1483 ]

■1061 / 4階層)

　歩くたびに体が締め付けられる。

□投稿者/ VR4 -(2014/05/09(Fri) 14:51:43) [ID:q7bMXToV]

まず自分の姿を確認しないと・・・
一番近い便所。この場合はやはり女子便所・・・
「よかった・・・誰もいないぜ。」

手洗いの鏡の前に立つ。
鏡に映る姿を見て俺は硬直した。
その顔は・・・

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▲[ 1061 ] / ▼[ 1065 ]

■1062 / 5階層)

　「さ・・・わぐち？」

□投稿者/ VR4 -(2014/05/09(Fri) 15:48:47) [ID:q7bMXToV]

同じクラスの女子。澤口優佳そっくりの顔。
そういえばこの鞄もいつも隣の机にかけてあるあいつの物。
美人でチチもデカいが、性格が最悪。
男子も女子も距離を置いている存在。
「なんで？なんで澤口の皮が・・・」
顔を引っ張ってみる。皮が伸びて俺の顔から剥がれる感触。手を離すとすぐ元通りに貼りつく。いろんな角度から顔を映してみるが、完全に本人そっくりだ。
「すげえな・・・中身が俺だとは思えないし。」
全身を撫でまわしてみる。
ほっそりとした導体。むっちり太もも。手に余るおっぱい！
「こりゃすげーもん拾ったぜぇ！」

階段を駆け上ってクラスのドアを開ける。
これなら絶対に澤口に見えているはず。
まだ４，５人残っている。
「あっ・・・・」
俺は智美の顔を見て思い出した。今日帰りにいっしょに買い物行くんだった！
クラスの連中が冷やかに俺を見る。いつもの澤口を見る目。
やばいどうしよう・・・とりあえずジャージをキープしてどこかで着替えないと。
俺の席に向かい、バッグに手をかける。
「ちょっと・・・澤口さん？何やってるの？」
智美が冷たい声で詰問。
「えっ・・・あの、これその・・・あは・・・えっと。」
なんて答えればいいんだ？俺は今澤口の姿で、俺のバッグに用なんてあるはずない。でもバッグ無なければ澤口のままの姿で・・・くそっ。
俺は・・・

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▲[ 1062 ] / ▼[ 1066 ]

■1065 / 6階層)

　バッグを持って・・・

□投稿者/ BlackT -(2014/05/09(Fri) 23:59:27) [ID:Jf7628Sz]

智美の手を握った。
「鈴木に頼まれたの。バッグ持ってあなたを連れて来いって。ホント、いい迷惑だわ。とにかく来て。」
「えっ？健一が？」
「い～から早く！！」

「ちょっと、どういう事なのか説明して！」
「今日、おばさん達旅行で留守だよな？おまえんちで話すから。」
「えっ？何であなたが知ってるの？？？」
「とにかく、俺は澤口じゃないんだ。おまえんちで説明するから。」
「何なのよ、その話し方。健一の真似？」
「おっ、さすが智美。そう、俺。澤口に化けてるんだ。早く俺の姿に戻りたいんだ。協力してくれよ、トモ。」
「ほんとに健一なの？」
「だからちゃんと証明するって。」

智美の家について・・・

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▲[ 1065 ] / ▼[ 1067 ]

■1066 / 7階層)

　智美の部屋に入り鍵をかけた。

□投稿者/ BlackT -(2014/05/10(Sat) 08:11:05) [ID:Jf7628Sz]

誰もいないようだ。
セーラー服のスカーフを取り、上を脱いで背中を智美に向ける。
肩甲骨の間辺りに・・・ここだ。指を入れて広げる。
「ほら、ここから着たんだ。ちょっと広げるの手伝って。」
「うぇ・・・キモい。」
「いいから早くッ！」
「う～・・・う？広がらないよ?１０センチぐらいしか。」
あんなに伸びた皮が広がらない。これじゃ脱げないぞ・・・
智美は少し考え、腕まくりをして手を背中に突っ込んできた。
「うひゃああぇああ？何をっふぅううううん・・・」
手は背中から胸まで伸び、乳房の下の平らな胸を確認。背中に戻って首から顔に。澤口の顔の下のお手の顔を指でなぞる。
「・・・ほんとに健一なんだ。なんでそんな細くなれるのよ、腰とか。」
「なっ？俺だろ？とにかくこれ脱いで着替えさせてくれ。」
「ふうん、ちょっと待ってて。」
１階に下りた智美は、大きな裁ち鋏を持ってきた。
「穴、広げないと。動かないでね・・・んっ・・・・んっ？切れない？何で？こんなに柔らかいのに全然傷が付かないよ？」
「そんなばｋぅやめささいよ！無駄だあれなんだくちがかってんいぃいから、ちょっとしゃべれせろってば。」
「健一？何言ってるの？」
俺は口が勝手に動こうとするのを、抵抗を止めてちょっとなすままにしてみた。
「鈴木は私の中身になったの。これからは私として生きるしかないわ。ちょうど中身がいなくなってマジあせたけど。まさか男子が入るとはね。」
完全に澤口の口調。
「あの、健一？」
「ああ、この皮、勝手に喋ってる。そうよ、これが私の本体なのよ。鈴木はもうじき私に取り込まれて消えちゃうわけ。」
智美は・・・

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▲[ 1066 ] / ▼[ 1068 ]

■1067 / 8階層)

　妙に冷静に観察している。

□投稿者/ 川月 -(2014/05/10(Sat) 09:55:11) [ID:J4QaMH3r]

「ふぅん・・・なんか妖気を感じる気がしたけど、中身妖怪の類だったのか。」
何を言っている！？
「とにかくもう鈴木は私の中身になったの。これでやっと人間に戻れる。っておい、冗談じゃないってば。さっさと俺をだせぇいやよ、中身がなきゃただの喋る皮のオバケじゃない。」
「ああもう、しゃべり終わったら最後にどうぞ、ってつけること。それまで次は喋らない！いい？」
智美に仕切られた。

「とにかく親が帰ってくるまで様子見るしかないかな。」
智美は母親にメールを打っているようだ。
「そういえばトモのお母さんって仕事何やってるんだっけ？どうぞ。」
「退魔師。私も見習い中。」
「いや、聞いてないって。どうぞ。」
「ちょっと、私は化け物じゃないわ！被害者よ！人間に戻りたいだけよ！どうぞ。」
「う～ん、それは無理っぽいけど。もう死んでるし。」
全身がびくっと締まる。
澤口は・・・

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▲[ 1067 ] / ▼[ 1069 ] ▼[ 1074 ] ▼[ 1204 ]

■1068 / 9階層)

　びくんびくんと震えた。

□投稿者/ SSR -(2014/05/10(Sat) 17:34:14) [ID:D9dv9EPj]

体を動かそうとしているのか？
「死んでるって何よ！ちゃんと生きているじゃない。意識もあるし。確かに中身は食べられちゃったけど、だからって死んでることにはならないでしょっ？こうやって喋ってるし！！・・・どうぞ。」
「澤口さん、いつからそうなったの？ずっと前から？」
「一昨日の塾の帰りに駅のガード下で。排水溝から出てきたどろどろの奴が口から入ってきて・・・やだ・・・死ぬのはイヤ。助けてよ。お願い・・・」
頬を涙が流れる。
「鈴木だって・・・そんな平凡な男なんかより私になったほうがいいでしょ？私になれるのよ？美人だし・・・ほら胸だって。全部自分になるんだから。触り放題！ね？」
しばしの沈黙。
「とにかく、今日は脱げないみたいね。３日後にはお母さんが帰ってくるから。健一、ちょっと携帯貸して？」
「ちょいまち、俺のバッグの中に・・・ほい。何すんだ？」
「健一の家にメールするの。ちょっと旅に出てきます。すぐに帰るので大丈夫です。探さないでください、っと。送信♪」
「おっおい！？」
電源を切って形態をしまう智美。
「てわけで、それまで澤口さんね。」
「ふざけんなっ！俺が女の生活なんて・・・」
「澤口さん、やり残したことあったら健一にお願いしてみたら？じゃ、また明日学校で。バイバイ澤口さん。」
追い出されてしまった。
俺は・・・

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▲[ 1068 ] / ▼[ 1070 ]

■1069 / 10階層)

　澤口優佳の姿で・・・・

□投稿者/ BlackT -(2014/05/10(Sat) 22:46:24) [ID:Jf7628Sz]

途方に暮れていた。
「いたっ・・・」
耳の奥に痛みが走る。
『あ～てすてす、聞こえる？鈴木？』
耳の中に直に声が？
「き・・・聞こえるけど。お前何やったんだよ？」
『ちょっとね。これで直接アンタに話せるわ。とにかく家に帰って。私の家。あなたは私なんだから。』
言われるままに澤口の家に向う。今は選択肢がない。外観は澤口優佳そのもの。

「ふう～・・・家族誰も疑いもしない。」
『当たり前でしょ？私なんだから。』
澤口は大学生の姉と中３の妹と母親の４人家族。
誰もが俺を普通の澤口優佳として接している。疑いもなく。
『ねえ、鏡の前に行って。私の顔を見て？』
ドレッサーの前に座る。部屋着に着替えた澤口の姿。
『おっぱい、触ってもいいのよ？それもうあなたのだから。優しく揉んでみて？気持ちいいでしょう？』
「んっ・・・」
乳首がピン、っとたった。気持ちがいい。
『ね、気持ちいいでしょう？女の子の体。ほら、アソコも・・・触ってみて？』
パンツの中に手を伸ばす。
「んんっ！！」
『いっぱい濡れちゃってる・・・ここもあなたの物。』
「あっ・・・あん・・・・くぅん・・・」
片手で胸を愛撫しながら、股間の手が動く。耳の中で囁く声が更に奥の俺の脳まで・・・
「いやっ・・・私･･･女なんて・・・貴方は私なの・・・私になって・・・まだ生き続ける。私は・・・澤口優佳・・・違う・・・お・・・れ・・・・」
足を突っ張って・・・絶頂を迎える肉体。
「はあっ・・・はぁっ・・・・」
弾けた意識の中に・・・澤口優佳が・・・・私が・・・・

「・・・うっ・・・・」
失神していたようだ。
床に倒れていた俺は・・・

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▲[ 1069 ] / ▼[ 1072 ]

■1070 / 11階層)

　起き上がった。

□投稿者/ BlackT -(2014/05/12(Mon) 02:17:28) [ID:Jf7628Sz]

大丈夫だ。意識は俺のまま。乗っ取られるかと思ったぜ・・・
でもこの澤口の皮、まるで自分の皮膚みたいに感じる。
乳首だって本物はこの偽オッパイの下に有るはずなのに、まるで自分の物みたいに敏感に・・・
「ねえちょっと、聞いてる？」
澤口の返事がない。
「お～い・・・寝ちゃったの？ったく・・・あ～あ、体中汗まみれ・・・汗？」
汗をかいている。体から立ち昇る体臭。
「何なのよ、まるで私の体じゃん。私・・・え、何？口調が私そっくり？何したのよ私！！ねえっ！」
そして異変に気が付く。
はじめてきた部屋なのに、まるで自分の部屋のように感じている。どこの引き出しに何が入っているかとか、普通に判るのだ。
「やだ・・・私の記憶？何で？意識は元のままなのに・・・」

朝。俺は飛び起きた。
意識は俺のまま？何とか大丈夫そうだ。いつの間に寝たんだ・・・
トイレに行ってシャワーを浴び、制服を着てダイニングのテーブルにつく。
いつもの澤口としての家族との会話。
食べ物の好き嫌い。
ちょっと仕草やクセも澤口そのもの。
靴の履き方、歩き方、カバンの持ち方、スマホの内容も全部わかる。

学校でもいつもの澤口。
ノートの字まで全く同じになっている。
でも意識は俺のまま・・・
昼休みになり俺は、

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▲[ 1070 ] / ▼[ 1205 ]

■1072 / 12階層)

　トイレで手を洗っていると・・・

□投稿者/ BlackT -(2014/05/13(Tue) 07:48:50) [ID:Jf7628Sz]

肩を掴まれた。鏡に同じクラスの女子。
「ねえ、大丈夫？」
何がだろう？あんまり話したことないのに・・・
「ねえ、ケンイチってば。」
ケンイチ？クラスの鈴木健一のこと？今日休んでいる見たいだけど。
「ちょっとそれ・・・」
手に持った生理用品の入ったポーチに相手の目が釘付けになる。
生理なのが何かおかしい・・・
「あっ！？あ、智美・・・私・・・スズキケンイチだって忘れかかってた。」
「あ～あ・・・相当進んじゃったみたいだね。後２日は持たないかな？生理来てるって事はお腹の中まで女って事だよ。澤口の意識はどんなかんじ？」
「私は・・・昨日の夜から返事が無いのよね。それに私の記憶全部読めるし。字まで変わっちゃって。」
「ふうん・・・確かに雰囲気もオーラの色ももう澤口さん。体はほぼ完全に本人と同じか。でもケンイチって自覚はあるの？」
「そう思ってるんだけど・・・普通に私って感じになってきちゃってる？まじヤバイんじゃ・・・」
智美は、

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▲[ 1072 ] / ▼[ 1206 ]

■1205 / 13階層)

　健一の顔

□投稿者/ リム -(2014/07/21(Mon) 11:18:30) [ID:PptzL9B8]

智美は鞄から何かを取り出した。
「はい、これ」
取り出したのは、男の顔マスク。いや、鈴木健一そっくりの顔面マスクだった。
「なにこれ？」
「そろそろ、健一がやばくなると思って、健一のマスクを作っていたのよ。まずは被ってみて」

いわれて私は健一のマスクを頭からかぶってみた。
鏡には何ともおかしな光景がうつっている。
顔は健一なのに、体は溝口・・
「これに何の意味があるんだよ、智美・・。んん？なんだ、俺の意識が戻ってきたぞ」
「お母さんに聞いて、一時的に意識を取り戻すように特殊なマスクを作ったのよ
　あとは健一の服も着ておけば、しばらくは大丈夫よ」

俺は男の学生服に着替えた。
といっても顔は男になっているものの、体は溝口さんのものだ。
なんともアンバランスな状態だが、どんどんと自分が男であることを再認識できてきた。

「健一は溝口さんとして過ごしていたから、意識がそっちに流れていたのよ
　だから自分が健一として過ごせば意識は戻るわ」
「助かったよ、でも体はまだ溝口さんのままなんだけど」
「体は無理よ。だって私もお母さんも健一の体を知らないし」
「・・そっか。じゃあ、しばらくこのままってことなのか？」

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▲[ 1205 ] / ▼[ 1207 ]

■1206 / 14階層)

　俺を連れて

□投稿者/ リム -(2014/07/21(Mon) 11:18:50) [ID:PptzL9B8]

智美は俺の手を握り、どこか別の場所に連れて行こうとした。
「溝口さんを皮にした原因がだいたい分かったわ」
「確か、排水溝から出てきたどろどろの化け物にやられたんだっけ」
「ええ。だからまず、その場所に行くのよ」

そうして俺と智美は、溝口さんがやられたという排水溝付近にやってきた。
そこには・・

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▲[ 1206 ] / 返信無し

■1207 / 15階層)

　別の被害者？

□投稿者/ リム -(2014/07/21(Mon) 11:19:03) [ID:PptzL9B8]

排水溝の近くに、人の皮のようなものとそれに身にまとう衣類が落ちてあった。
「これは・・・」
「別の被害者のようね。まだ体温が残っているから、やられて時間も立っていないようね」
智美はそういって落ちていた皮を広げてみた。
皮の状態からはあまり姿が分からないが、20代の女性だろうか

「じゃあ、化け物はこの近くに・・」
俺がきょろきょろと周りを見回していると・・

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▲[ 1068 ] / ▼[ 1174 ]

■1074 / 10階層)

　途方に暮れていた。

□投稿者/ 川月 -(2014/05/13(Tue) 11:20:59) [ID:J4QaMH3r]

こんな格好で立っているのも恥ずかしすぎる。
口がもごもごと動く。
「ねえ、早く家に帰ろうよ。私の。」
「無理。とにかく一回俺の俺の家に・・・」
「この顔で？何ていうの？」
「う・・・」
通行人がじろじろ見ている。危ない人物を見る目で。仕方なく俺は駅に向かって歩き始めた。

「ここは右に・・・ここが私の家よ。」
住宅地のごく普通の一軒家。
「ごくっ・・・大丈夫かな。」
「大丈夫。今日からここがあなたの家なんだから。」
「おいっ！」
「お姉ちゃん、家の前で何恥ずかしいことやってんの？」
「うわっ！？」
背後に立っていたのは・・・

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▲[ 1074 ] / 返信無し

■1174 / 11階層)

　澤口に良く似た少女

□投稿者/ Ｓ -(2014/06/20(Fri) 06:07:27) [ID:wrVP8HKy]

地元の中学の制服を着ている。お姉ちゃん？妹なのか？
「な、何でもない。」
顔を背ける。
「？へんなの。」
鍵を空けて家に入る少女。ちょっと戸惑ったが後に続く俺。
「階段上がって・・・ここが私の部屋。」
女の子っぽいが、意外と地味な部屋だ。机にバッグを置く。
「ふぅ～・・・・」
口がもごもご動き、澤口が小声で言った。

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▲[ 1068 ] / 返信無し

■1204 / 10階層)

　健一の顔

□投稿者/ リム -(2014/07/21(Mon) 11:17:36) [ID:PptzL9B8]

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▲[ 1061 ] / 返信無し

■1063 / 5階層)

　瑠梨・・・ちゃん！？

□投稿者/ VR4 -(2014/05/09(Fri) 16:12:53) [ID:q7bMXToV]

クラスメイトで俺の彼女、里美の妹で１年生の瑠梨ちゃんが！？
至近距離まで鏡に寄ってみるが、どこからどう見ても瑠梨の顔。
小柄で目の大きい、恥ずかしがり屋で無口な瑠梨ちゃん。
手のひらを見る。
「これ・・・俺の手じゃないだろ？」
小さな手に細い指。この中に俺の手があるなんて物理的に無理だ。
他の女子たちがトイレに入ってきた。俺はその子たちの顔を・・・見上げた。
俺より全員背が高い！？いや、普通の女子たち。俺が縮んでいる！

よたよたと廊下に出る。
なんでこんな・・・瑠梨ちゃんの皮と服があんなところに？
「るり、アンタ何やってんの？」
「あ、おねえちゃん・・・」
口が勝手に返事を？
里美が俺を見下ろしていた。そして声を潜めて耳元でささやく。
「アンタ、早く家に帰るように言ったでしょ？学校で脱皮が始まったらどうするのよ。大丈夫なの？ちょっと見せなさい。」
脱皮？今脱皮って言ったのか？里美が首筋の皮を引っ張る。
「・・・・！！」
そして手を離し、後ろに下がった。
「脱皮終わってる・・・誰なの？中に入ってるの！？」
何のことだ？どうやら里美はこの皮のことについて知っているらしい。
俺は智美の肩を引き下げ、耳元で尋ねた。
『俺、健一。さっき旧校舎で・・・』
「瑠梨の中に入ってるのはケンイチさんなの。さっき旧校舎で・・・って、なんなのこれぇ？勝手に瑠梨のはなしかたになっちゃう～。」
「け、健一！？本当なの！？我が家の秘密、見られちゃったわけ！？ていうか、脱いですぐのを着ちゃうとくっついて取れなく・・・こっち来て！！」
再び女子トイレの中へ。
セーラーを脱がされ、ブラに手を突っ込まれた。
「ひゃうんっ！？お姉ちゃん～。」
揉まれる。引っ張られる。こりこりされ・・・
「遅かったわ・・・同化しちゃってるみたい。なんで着たのよもう・・・」
「同化って・・・瑠梨の顔、とれないのぉ？」
「取れないわよっ！困ったな・・・」
里美は・・・

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▲[ 1061 ] / ▼[ 1095 ]

■1094 / 5階層)

　「えっ？花園・・・エリカ？」

□投稿者/ BlackT -(2014/05/27(Tue) 07:56:28) [ID:Jf7628Sz]

ツヤツヤのロングヘア。切れ長の目。すっと通った鼻筋。柔らかく濡れた唇。
鏡に両手を付いて至近距離まで寄り、色々な角度で顔を観察する。完璧だ。どこから見ても生徒会長の花園さんの顔。クールで近寄りがたい雰囲気のあの美女の顔そっくりになっている。そんな花園さんが慌てふためいた表情で体中を弄り回している。セーラー服の上から胸を揉んだり、スカートを持ち上げて股間を確認したり。
「体も・・・完全に女子に見えるぞ・・・」
頬の皮をつまんで引っ張ってみる。ぴっちりと俺の顔に貼りついていた皮が剥れ、ぬるっと顔を上を滑った。顔がひしゃげて横に伸びる。手を離すとまた元通りに俺の顔の上にびったりと貼りついた。
「すげえ・・・完全に化けれるんだ、この皮。」
俺は・・・

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▲[ 1094 ] / ▼[ 1096 ] ▼[ 1099 ]

■1095 / 6階層)

　個室に入りドアをロックした！

□投稿者/ どっぐ -(2014/05/27(Tue) 21:44:56) [ID:J4QaMH3r]

スカートをまくりあげ、パンツを一気に下す。
「おおおっ！」
柔らかい茂みの奥に指を這わす。
「すげえ・・・俺のアレ、どこに入ってんだ？」
柔らかいヒダを弄繰り回していると愛液らしきものがあふれてきた！？
「ゆ・・・指が・・・はいって・・・んっ・・・んっ・・・・なんか・・・感じる気がしてきた！」

3回ほど失神した気がする。
「はあっはぁ・・・すげえ・・・女のカイカン・・・」
丁寧に股間を拭いて制服を整える。
「外観が花園さんでもこの声じゃやばいよな。誰とも話さないようにしないと・・・よし、一回旧校舎に・・・・うわっ！？」
トイレの前で俺を待ち構えていた人物。それは！？

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▲[ 1095 ] / ▼[ 1414 ]

■1096 / 7階層)

　生徒会副会長の男！

□投稿者/ どっぐ！ -(2014/05/27(Tue) 22:02:02) [ID:J4QaMH3r]

やばい、一番会ってはいけない相手じゃないかッ！！！
「先輩、はやく引き継ぎしないと。とにかく生徒会室に戻ってください。」
腕を掴まれて生徒会室に連行されてしまった。
現生徒会副会長で数日前に次期生徒会長が決まったイケメン。
テニスの腕前は世界レベルでピアノもプロ並み。
「さあて・・・先輩。引き継ぎの仕上げをしますよ？」
「・・・ちょおおおっと待ったっ！！なんでお前キスをっ！？」
「んんっ・・・引継ぎですよ。まずは・・・声から。」
口の中から奥に何かが潜り込んでくる！？舌！？いや、長くて太すぎるッ！
「けほっけほっ・・・なにを・・・？えっ？何この声？」
「あとは脳と子宮、卵巣あたりを引き継ぎますね。」
ちゅぶっ！
「んんんんんん～～～～ん～～～～～んん～～～～・・・・」
「ふぅっ。これで引き継ぎ完了。」
「なに・・・を・・・したのよ・・・私に。」
「引き継いだんですよ。1年前に殺して奪ったその女の存在を。処分に困ってたんですよね。いきなり行方不明もあれだから。中に入ってくれて助かりましたよ、誰だか知りませんが。」
「ころ・・した？」
「そうです。本物の花園さんは1年前に私が殺しました。皮と脳と女性器を奪って花園さんに成りすましていたんですよ。今日からはあなたが花園先輩です。受験勉強頑張ってくださいね。」
「何言ってるの？ちょっと・・・これ脱ぐ！！こんな顔・・・いたっ？あら・・・顔が取れない？体も？いや・・・なんで？」
「無理ですよ。引き継ぎ終わってるんだから。今日から花園先輩として生きるしかないのです。ふふふ・・・」
俺はそいつに掴みかかった！
そして、

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▲[ 1096 ] / ▼[ 1415 ]

■1414 / 8階層)

　抱き留められた。

□投稿者/ S -(2015/08/12(Wed) 11:03:12) [ID:jGOPzWdQ]

男の手が体をまさぐる。
「中身は誰だか知りませんが、いいじゃないですか。この女になれるんですよ？美人だし家も裕福だし、多分ご自分の人生よりも楽しめるはずです。この後私に何を着ても無駄ですから。自分の意識を沈めてこの男になり切ります。この後話すのはこの男本人・・・・あれ、花園さん？ちょっとボーっとしてたみたいです。」

再び女子トイレ。
「私の・・・声。」
私の顔。
私の肉体。
私の・・・殺されるまでの記憶。
奪われたこの顔・・・
「皮が・・・ずれない。」
まるで自分の顔に触れた感覚。
細い指で頬をつまむ。
「いた・・・」
手を放すと赤くなる皮膚。

俺はもう完全に花園エリカだった。
違和感のなくなった体で学校を出る。
「どうすればいいのよ・・・」
殺されて奪われた私の全て今は・・・俺に。
あの化け物に乗っ取られていた間の、あの旧校舎で男を殺して皮を奪った時の光景も脳裏に浮かぶ。

街灯の燈りはじめた住宅街。
「ええ、ちょっと遅くなります。友人の家に・・・はい。食事は戻ってからしますので。お母様ごめんなさい。」
賃貸マンションを見上げる。俺の家だ。まだ誰も帰っていない。
スマホをバッグにしまい、エントランスのガラスに髪の毛を整える花園が映る。
「はあ・・・どう見ても本人だぜ。」
「あの・・・花園・・・さん？」
振り向くと、二卵性双生児の妹が不思議そうに俺を見ている。俺は俺の魂を覆っていた花園エリカを引き剥がし、俺自身の意識に戻っている。
「あ、おかえりユウ。こんな格好で・・・鍵なくて困ってた。」
「えっ？兄貴？」
「うん、俺。花園先輩にされちゃって・・・でも中身は俺。」
手を妹に向ける。妹と指を組み合い、軽く握る。
「本当だ、兄貴だね。今玄関空けるから。」
「さんきゅ。」
双子だからか、昔からこうすることでお互いの気持ちが判りあえる。
俺のすごく困っている状況を判ったようだ。

ソファのいつもの座る位置に座る。
「兄貴、パンツ見えてるよ？」
「おおう・・・」
玄関で物音がする。母が仕事から帰ってきたようだ。
「あら・・・お客さん？」
「違うよ、兄貴。うちの高校の生徒会長さんに化けてるの。」
「・・・えっ？」
「あの・・・俺。ちょっと説明するから。」

かなり恥ずかしい。
俺の意識のままで全裸の花園エリカの姿。
いじくりまわす母と妹。
「うう～ん・・・普通に女の子の身体ね。感覚はあるの？こことか・・・」
「あぅうっ、ちょっと母さん止めて・・・普通に感じるから。」

再び制服を整えてソファに座る。
「事情を説明しても・・・私たちみたいに理解してくれるかしら？花園さんの家の人。」
母が麦茶を置く。
「まあ・・・無理だろうなぁ、完全に本人そのものになっちゃってるし。おかしくなった娘、位だろうな、たぶん。」
「そうよね・・・」
消防車のサイレンが遠くでなっている。かなりの数だ。
「火事？学校の方だね。」
妹がベランダから学校の方を見ている。
「とにかく・・・あなた今日はその人になって家に帰った方がいいわ。大丈夫？」
俺はさっき剥がした花園エリカの魂の破片を集めて纏う。
「大丈夫です。私の記憶も全部ありますから。」
二人が俺を凝視する。
「完全に花園先輩、だね。話し方も。」
「息子とは思えないわ・・・」
バッグで着信が鳴る。家からだ。
「お母様、はい、ちょうどこれから帰るところでした。・・・ごめんなさい。」

「また明日帰ってきてね、兄貴。」
「うん、そうする。じゃあ・・・」
母が呼んだタクシーが来た。組んだ指を放してスカートに手を添えながらタクシーに乗り、俺は花園家に。

軽く遅くなった事を母親に叱られ、夕飯を済ませて部屋に向かう。
純和風建築の大豪邸。池のある庭に沿った廊下を進み、2階に上がる階段。
今朝出た時のままの部屋。
制服をハンガーにかけ、部屋着に着替える。
ドレッサーに映るいつもの私。
違っているのは・・・私の顔を纏って私に成りすましているが、私を殺したあの化け物ではなくて・・・俺だということ。
ドレッサーの中の私。
「あの化け物に殺されてから・・・ずっと泣いていた。でも、救われたわ。もう化け物の化けの皮じゃない。」
今、話しているのは誰？私？
「あのままあいつに捨てられて、やっと本当にシねると思った。でも、お父様やお母様が悲しむのは・・・でもこうやって私をやってくれる人が。お願いします。しばらくでいいので私になってください。この顔も体も、心も名前も全部差し上げます。私に・・・」

もう化けている、という感覚は無くなっていた。
私は花園エリカだ。
家族に対する愛情も。すべて私の。

居間には両親がいる。
「お父様、お母様。今までごめんなさい。やっと本当の私に戻れました。」
「エリカ・・・お前、前のお前に戻ったな？」
「はい、お父様。本当は今朝でお別れのはずだったのですが。私戻ることができたんです。ある人のおかげで。」

1年前、父親が海外の取引先を通じて購入した木彫りの像。
禍々しい気を放つその木彫り像には魔物が封印されているとの触れ込み。
深夜のリビングで私、エリカがその像に触れたとき、二つに裂けて飛び散った像の中からあいつが。生きたまま私の中身を喰らい、私に化けたあの化け物。

翌朝両親が見たのは飛び散った木片や血飛沫、肉片の中に横たわる血まみれの娘の姿をした何者か、だった。
そいつはエリカそのものの振る舞い。だが両親は確信していたそうだ。これは娘ではない、と。

父親は・・・

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▲[ 1414 ] / ▼[ 1416 ]

■1415 / 9階層)

　どこかに電話を始めた。

□投稿者/ S -(2015/08/12(Wed) 11:28:21) [ID:jGOPzWdQ]

「ああ・・・そうだ。頼む。」
スマホをテーブルに置く父親。
「これで終われる。娘の姿では出来なかった。副会長君の家族には悪いが。もうこれ以上何も起きない。」
母親が俺の膝の上の手を握る。
「おかえり、エリカ。」
「お母様・・・」
父親も肩を抱いてくる。
「エリカ。エリカの中の人と話は出来るか？」
「はいお父様。ちょっとまって・・・あの、俺、鈴木健一・・・です。」
「健一君か。君も大変だったな。それで、私たちの娘として生きていくことはどう思ってる？」
「うーん・・・正直何が何だか。どうすればいいのかも判んないですけど・・・この顔と体・・・」
「まあそうだろうな。その体も名前ももう君のものだ。花園エリカという名前もな。ご家族にも話せないだろうし。しばらくは・・・」
「いえ、家族はもう知ってます。」
「な、こんなことが起きたのを普通に理解しているのか！？」
妹との関係を話す。
「そうか・・・一度ご家族とも話さないとな。」

眠れぬ一夜が過ぎ・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1415 ] / ▼[ 1417 ]

■1416 / 10階層)

　翌朝の学校

□投稿者/ S -(2015/08/12(Wed) 19:45:16) [ID:jGOPzWdQ]

現場検証だろうか。消防車やパトカーが学校を取り巻いている。
昨晩のサイレンはやはりうちの学校だったらしい。
「おにい・・・花園先輩！」
妹が駆け寄ってくる。
指をからませる。
「どうしたの？」
かなり戸惑っている感じが伝わってくる。
「旧校舎が燃えて、焼け跡から兄貴のバッグとかが見つかったって。お母さんが警察に呼ばれて病院行っている。」
あいつの仕業か。俺の所持品ごと旧校舎を？
妹を抱き寄せる。
「大丈夫、心配しないで。私、俺はここにいるから。」
「うん・・・」
落ち着いた妹と別れて教室に向かう。
俺のではなく、私の教室。私は今花園エリカなのだ。
2年のあの男になった化け物はどうしているのだろう？父親の昨晩の言葉が気になる。

臨時の全校集会。
「え～遺留品から旧校舎で亡くなったのは1年の鈴木健一君。誰か鈴木君の情報があるものは職員室の高田先生まで。」
俺がシんでしまったことに。
驚くほどに無反応な同級生たち。

生徒会の任期を終えた私は普通の受験生の3年生だ。
普通に授業を受ける。
今までの私の記憶を引き継いでいるので普通に授業を理解できる。
ノートの字も私の字。
昼休みになり、気になって職員室の前に行ってみる。
「あ、花園先輩。」
妹がいた。手をつないで妹が落ち着いているのを確認する。
「お母さんが今職員室に来ているみたい。」

暫くすると母がお辞儀をしながら出てくる。
目があい、合図して人気のない方へ。
「健一、あなたが・・・」
「うん、しょうがないのかな、たぶんアイツがやったんだと思う。」
「そうね、とりあえず遺留品は貴方のものに間違いないっていっておいた。」
「うん、でも俺はこんなだけどちゃんと生きてるから。」
「そうね、エリカちゃん。息子じゃなくて美人さんの娘になっちゃったわね。」

放課後すぐに俺の自宅に向かう。
「おかえり。兄貴。」
「おかえり、エリカちゃん。」
昨晩の話を一通り話し終わる。
妹は指を絡めたまま、ぴったりと俺に寄り添っている。
「この原因は全部エリカさんのお父さんが手に入れた木彫り像ってこと？」
「そうみたい。そして私を娘として、って。」
母はちょっと悩んでいるようだ。
「とにかく、お話してみようか？エリカのご両親と。」

そして1時間後、

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1416 ] / ▼[ 1418 ]

■1417 / 11階層)

　花園家の正門の前でタクシーを降りる。

□投稿者/ S -(2015/08/12(Wed) 21:20:47) [ID:jGOPzWdQ]

「エリカの家、大きいわね。」
母が門を見上げている。
妹はしっかりと手を握ったままだ。
「とにかく、絶対許さないんだから。健一が・・・健一じゃなくなっちゃうなんて！」
叫んでいるのは同じマンションに住む佐々倉里奈だ。
「何で佐々倉が？」
「当然でしょ！？私はケンイチのお嫁さんになるんだから！」
幼稚園からの幼馴染で、俺の初体験の相手。
家族も学校の友達もみんなこいつが俺の彼女だと思っている。まあ、そうなのかもしれないけど。妹と反対側の腕に抱き付く佐々倉。

「皆さん、ようこそ。どうぞお掛け下さい。」
話し合いが始まる。
エリカの両親の希望は、中身は俺でも構わないからエリカになってほしいということ。
母と妹と佐々倉は、俺を元に戻す方法は無いかという質問に終始。
「私は・・・ケンイチのお嫁さんになるって・・・」
半べその佐々倉。
二人の母親が佐々倉をなだめる。

「エリカに化けたアイツは何の為に学校に通ってたんだ？」
ふと父親が言う。
おぞましい化け物の記憶。
「それは・・・・」
言うのも躊躇うような・・・
化け物はエリカの姿で、下僕を作っていた。性的な奉仕をさせるための。
「お、男を作っていたの？エリカの姿で！？」
エリカの母親が卒倒しそうになるのをみんなで支える。
「違います、お母様。私の中にいたのは男でした。下僕は3人とも女性です。」
「男・・・」
「私の顔と姿のままで、股間だけ自分の男性のモノを・・・それで女性を。」
「何っ！？？？」

「お父様お母様・・・母さん、やめて・・・」
全裸のままベッドに押さえつけられた俺の股間を妹と佐々倉が・・・
「・・・でたっ！。」
「間違いなく健一のだ！！」
「佐々倉さん？何でわかるの？」
「えっ！？いえ、あはは～なんとなくです～。」
股間に俺のアレが生えた花園エリカを囲む家族たち、と佐々倉。
「ふむ、これは・・・願ってもないことだ。私たちはもう子供が作れない。次期当主のエリカが・・・これは凄いぞ。」
「あの・・・お父様？いたたた・・・握らないで・・・」
俺は立ち上がり・・・

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▲[ 1417 ] / ▼[ 1421 ]

■1418 / 12階層)

　腰を引いてアレを収納した。

□投稿者/ S -(2015/08/13(Thu) 07:09:22) [ID:jGOPzWdQ]

元通りの股間。
「出し入れ自由なのね。」
全員興味津々。
「うちの娘は嫁も取れるな。」
これが残っているということは、俺の顔とかもまだあるのだろうか？

基本的にはエリカとしてこの家に住み、ちょくちょく自分の家にも帰る、ということで大体話がまとまる。佐々倉はやや不満げだ。
そして翌朝、

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▲[ 1418 ] / ▼[ 1431 ]

■1421 / 13階層)

　「ううぅ～あづい・・・」

□投稿者/ S -(2015/08/14(Fri) 08:30:26) [ID:jGOPzWdQ]

2015/08/14(Fri) 08:31:58 編集(投稿者)

息苦しさで目を覚ます。
「！？」
佐々倉の顔が至近距離！？
そして股間のこの感触は・・・
「あ、エリカ様、おはよう～。」
佐々倉の中に入っていたものがぬるん、と抜ける。
「ななな・・・何してるんだよ佐々倉！？」
「ん～？だってご両親が泊まっていきなさいって。ちゅ～・・・」
「んんんんんっ！ぷはっ！だからって何で俺のベッドに！？んん・・・むにゅ？って・・・うわああ！？」
背中に接触した柔らかいものはまさかの全裸の妹！？
「お姉ちゃん・・・おはよ。」
「ユウ！？服はどうしたっ！？ま、まさかお前も・・・」
「何言ってるの、妹だよ？性行為なんてするわけないじゃん。姉妹として添い寝しただけ。」
「服はどうしたっ！？」
「え～？」
「え～じゃないっ！早く着替えてこい。」
「は～い。」
客間に向かう妹。今まで妹に添い寝された経験は・・・小学校が最後だった。
「うぉわっ？佐々倉っ！？」
「んっ・・・んっ・・・はぁ、ここも綺麗にしないとね。えいっ・・・と。うん、これで普通のエリカ様。」

昨日より平静さを取り戻した学園。
アイツは学校には来ていないらしい。お父様の電話、何だったんだろう？
校内放送で高等部長室、一般的に言えば校長室に呼び出しがかかる。
俺は校長室のドアをノックしながら・・・エリカの記憶で気が付いた。
「そうだった・・・」
ドアを閉めると校長がメガネを外し、興奮し切った顔でいきなり唇を重ねてくる。学園理事長の娘で学園の大学を首席で卒業。3年前からこの学園に来た才女。そして・・・アイツの第一の下僕。
「先生？アイツのしもべなんでしょう？私はもう人間に戻ったんです。やめてくださ・・・」
「アイツ・・・消えてしまったわ。私の中に入り込んでいたアイツの力も。」
「じゃあ先生も元に戻れるんじゃ？」
「ダメなの・・・変えられてしまっている。アイツに奉仕して・・・入り込まれてこの身体も自由に使われて・・・そうなっちゃってるの。お願い・・・今まで通りに・・・」
「先生！？」

俺に跨り、喘ぎながら腰を振る校長。
そして俺は花園エリカの姿。
あり得ない光景で頭がおかしくなりそうだ。
「私に・・・入ってきて・・・この身体で・・・」
上下の一が入れ替わる。
俺を見下ろす・・・花園エリカ？
発情しきった女の身体に意識が流される。
校長の身体に？
エリカは腰は激しく振って・・・

「先生、もう我慢できません！」
ドアが開いて入ってくる残りの二人の下僕。
超有名人の１年の榊原深夜（さかきばらみや）。男女誰もが認める学園一の美少女。
そして爆乳英語教師の今野先生。

3人ともアイツに徹底的に精神を改造され、その主がいなくなって精神崩壊寸前だったようだ。廃人になっていたかもしれない。
「でもこれって・・・廃人にはならなかったけど・・・どうなの？」
校長のめがねを机から取り上げて掛ける。
校長の身体。
完全に乗っ取ってしまっている。
「まさか私まで・・・」
今野先生が上半身裸で自分の胸を揉んでいる。
俺は榊原の身体で股間から俺自身のモノを抜いた。
「どの身体も自由に使えるようになってる。アイツもこうやって使ってたのか？」

榊原の教室。
俺本体は花園エリカとして普通に教室にいる。
教室を見回す。いた。
「ユウ、ちょっといい？」
クラスメイトの妹。
「えっ？榊原さん？」
無言で手を差し出す。
絡み合う指。
「どう感じる？」
「えっ？兄貴？」
「しっ！トイレ行こう。」

俺たちは・・・

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▲[ 1421 ] / ▼[ 1444 ]

■1431 / 14階層)

　しっかりと指を絡めたまま・・・

□投稿者/ S -(2015/08/14(Fri) 20:20:05) [ID:jGOPzWdQ]

女子トイレの個室に。
「まさか榊原さんが魔物の下僕だったなんて・・・」
「俺もびっくりだぜ。まさか・・・」
「今までの榊原さんって、なんかお高く留まって偉そうだったけど。」
抱き付く妹。胸が・・・
「うふふ、美夜ちゃんとこんな・・・お兄ちゃんは肉親だけど、美夜ちゃんなら他人だよね？恋人とかもおっけーかな♪」
「ちょっと、やめ・・・女同士だろ！？」
「全然気にしませ～ん♪」
「ああああ～っ！！」

気が付くと・・・

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▲[ 1431 ] / 返信無し

■1444 / 15階層)

　校長室だった。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/15(Sat) 15:27:51) [ID:VzifiXQW]

今度は校長の体か・・・
つまらない書類の整理。
順番に目を通して印鑑を押し・・・
「あああああっもう！だめ、我慢できない！」
スーツの上から成熟した女体を・・・どんどん高ぶってくる。
俺自身は授業中だ。
「はあ・・・はあ・・・」
校長室のドアを開ける。
滑り込んできたのは紺野先生。
激しくキスしながらお互いの体を・・・

校長室で女校長と英語教師がこんな・・・誰も想像できないだろう。
「困ったものね、この体。」
「はい、校長先生。教師なのに・・・」
二人とも全裸になっておたがいの敏感な部分に。
「いっくう・・・」

「はっ・・・」
教室・・・誰の？
俺本体に戻っている。花園エリカの教室。
俺は・・・

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▲[ 1095 ] / ▼[ 1172 ]

■1099 / 7階層)

　爆乳美人英語教師の紺野先生だった。

□投稿者/ BlackT -(2014/05/28(Wed) 13:02:22) [ID:Jf7628Sz]

薄い黄色のブラウスにピンクのカーデガン。組んだ腕の上におっぱいが乗っている。
「こっちきて。」
いきなり腕を掴まれる。腕を覆った皮がぬるっと滑った。
連れて行かれたのは普段あまり使われていない資料室だった。かび臭い、澱んだ空気。
どうしよう。声は出せないし・・・一体先生は何で俺、花園エリカをか？こんな所に。
「ちょっと見せてね。」
先生は俺の顔を覗き込み、頬を撫で顎を持ち上げる。
「うまく着れているじゃない。ふふ・・・ちょっと目を放した隙に君に着られちゃった。」
先生が優しく微笑みながら自分の頬をつまんで引っ張った。
「紺野奈々を着るのに手間取って。」
顔が歪んで伸びる。口がありえないほど広がり、捲り上げられ・・・
「う・・・・わあっ・・・」
「静かにしなさいよ。誰か来たら困るじゃない。」
青白い肌に吊りあがった金色の目。真っ赤な唇・・・どう見ても人間じゃない。手を離すと元の紺の先生の顔に。
「今の声、君は男子ね。うふふ・・・これはこれで面白いかも。ちょっと下脱いで見て？」
「先生・・・じゃない？誰なんだよ・・・」
「いいから。ここからこうして・・・ほらでた。」
スカートの中に俺の男のアレがぶら下がっている。
「ふふふ・・・いいわ、この感じ。」
いきなりそれを咥える今野先生の姿の化物。
すぐに大きくなったモノを、ストッキングごとショーツを脱いで股間に。
「ああっ・・・いい感じ。君、気に入っちゃった。」
「や・・・め・・・・あっ・・・」
俺の体を覆っている皮の乳房を揉んでいる。
「感じない？そうか、人間じゃないとちゃんと着れないわよね。いいわ、私と同じにしてあげる。」
唇が合わさり、何かが口の中に流れ込んできた。あっという間に全身に広がり、はぜしい悪寒が襲う。止まることなく流れ込み続ける何か。
激しく腰を使いながら俺を犯し続ける化物。

体の感覚が変だ。皮の感覚が伝わってくるようになっている。
「上手く着れたみたいね。」
「何をした・・・ん？声が・・・」
「貴方は私と同じになったみたい。こんな事出来るなんて思ってなかったけど。人間に成りすまして生きる魔物の類ってところ？」
俺が魔物に！？
「も・・・元に戻して・・・」
口に手を突っ込んで顔を捲り上げる。
「あははは・・・ここまで私と同じなんて。ほら、そこのガラスに映してみたら？」
キャビネットのガラスに映った顔、青白い肌に金色の目。さっきの化物と全く同じ！？
「さて、私は明日の授業で使うプリント作んなきゃ。花園さんも自分の生活に戻ってね。」
「ちょっと待って！！こんなの・・・」
行ってしまった。
俺は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1099 ] / ▼[ 1307 ]

■1172 / 8階層)

　花園エリカに。

□投稿者/ 喜連瓜破 -(2014/06/17(Tue) 20:08:34) [ID:q7bMXToV]

誰も俺が偽物だとは思わない。
いつものエリカとして自然にふるまう俺。

「花園さん！乗って！」
校門の前の軽自動車。紺野先生に化けたアイツだ。
隣町の賃貸マンションに車を入れ、部屋に招き入れられる。
「どう？着心地いいでしょうそれ。」
「ふざけるな！こんな・・・人を殺して皮を奪う化け物・・・」
「何言ってるの？殺してないわよ。」
「そんな化け物に俺も・・・って、えええっ？」
「ちょっとの間着させてもらってるだけよ。着替えたら元に戻すのよ。」
「って、この体は花園さん本人の！？」
「そう、その中に入っちゃったのは君のほう。脱いでみて？」
同時に紺野先生も脱ぎ始める。

双子の化け物女。足元には被害者の皮。いや、皮状にされた被害者そのもの。
「ほら、こうしてこうすると・・・」
皮がもぞもぞと動き始め、立体感を取り戻し始める。
やがて全裸の紺野先生と花園さんが虚ろな目で起き上がった。
「ほらね。このままの姿じゃ生活できないから着させてもらってるだけなのよ。」
「・・・まあ殺してないのはいいとして・・・俺を元に戻せよ。」
「そうねえ、どうやったら元に戻るのかな。初めてだからわからないわ。あははは。」
「ふざけるなッ！！」
俺は・・・

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▲[ 1172 ] / ▼[ 1311 ] ▼[ 1373 ]

■1307 / 9階層)

　掴みかかった

□投稿者/ カタバミ -(2014/09/14(Sun) 03:19:58) [ID:RF71K79l]

だが、かわされた上に全裸の紺野先生と花園さんに阻まれた。
「おっと。まぁ、怒る気持ちも分かるけど、今は落ち着いてね。人間やめた者同士
仲良くしましょう？」
「なんだって？お前が元人間？嘘だぁ。」
「本当よ。悪魔だったか、魔物だったか、邪神だったか、今となってはとっくに忘れたけれど、
召喚しようとして失敗してこの有様。天才召喚士の人生最初で最後の大失敗。
人間に戻すのを知っているなら、私が既に試しているわ。」
戻れる手がかりがないことが分かり、がっかりした。

「さてと、話はこれぐらいにして、そろそろ花園エリカを家に帰さないとまずいんだけど、君はどっち着たい？」

俺は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1307 ] / 返信無し

■1311 / 10階層)

　立ち上がって叫んだ！

□投稿者/ 喜連瓜破 -(2014/09/20(Sat) 13:30:11) [ID:q7bMXToV]

「どっちも御免だ！！俺は男なんだ！！」
くすくすと笑う女。
「私の顔と声でそんなに凄まれてもね。」
女は紺野先生を抱き寄せ・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1307 ] / ▼[ 1456 ]

■1373 / 10階層)

　体を見下ろした。

□投稿者/ SKN -(2015/05/06(Wed) 10:43:54) [ID:JcOKwxlA]

股間だけ俺のままで、他は完全に目の前の女と同じ。
流し込まれた化け物の何か、が体を・・・
「ちょっと、どうしたの？そのままでやりたくなった？」
俺は無言で化け物女を抱き寄せた。
胸を揉みながら唇を合わせる。

「はあっ・・・はぁっ・・・凄い・・・わ。」
組み敷いた女を激しく攻める。
意識を集中し、体に流し込まれたものを！
「あああああっ・・・」

全身に纏わりついていた妖気を女に注ぐ。
「体が・・・もとに・・・」
乳房がなくなり、普通の人間の男に。
化け物女の股間からアレを引き抜いて立ち上がる。
「やった・・・人間に戻れた！！あは・・・あはははは！」

何で俺がいるんだ？
目の前に俺が立っている。
乳房が重い。
まだあの化け物女の姿らしい。
俺が、こっちを見た。
「また人間に戻れるとは思ってなかったな。残りの人生、男として生きるのも悪くないかな。ありがとう。」
「何で・・・なんで俺が？」
俺は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1373 ] / ▼[ 1471 ]

■1456 / 11階層)

　適当な服を身につけた俺の背中を見つめていた

□投稿者/ カタバミ -(2015/08/30(Sun) 12:04:06) [ID:bxDUNwfH]

2019/05/26(Sun) 03:48:50 編集(投稿者)

紺野先生の部屋にあった男物の服を身につけていく俺の姿をした奴を見つめていた。
「残念だったわね。お前としては妖気を私・・・いや、俺に送り込んだと思ったみたい
だったが、元天才召喚士で数百年間その魔物をやっていた俺を甘く見てもらっては困るな。
お前の妖気がゼロになる直前に体を入れ替えたのさ。勝算はあったけど、成功して良かったぞ。まあ、なりたての付け焼刃の策が通じるわけないけどな。」
「なんだと・・・。」
「姿と記憶をもらっていくぞ。おっと、もうこんな時間じゃねぇか。花園エリカを家に
帰さないと通報されちまう。このお嬢様の家な、結構厳しいくて門限までに家に帰らないと
即GPSによる追跡があるんだ。」
はぐらかされたような気もするが、自動人形のような状態の紺野先生と花園さんが全裸で
突っ立ていた。

花園さんの状態を戻すことにしたが、化物になりたての俺にはわからなかった。
「このまま俺が中に入ってなりすましてもいいが、四六時中監視がついているから出るのは
できないだろう。しょうがないか、今回は見本として俺がやる。わずかに残った妖気で
どれだけできるか不安だが。一晩で知識などは定着するだろう。」

俺の姿をした自称天才召喚士の奴は、全裸で棒立ちの花園さんに近づくと耳に自分の舌を突っ込んだ。
すると多少ぎこちない動きであったが、下着や制服を身につけていた。
「よし、なんとかうまくいった。催眠状態にしたから、今のうちにお前もその姿を隠さないと
色々と面倒だぞ。」

俺は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1456 ] / 返信無し

■1471 / 12階層)

　無視しようと思ったが・・・

□投稿者/ カタバミ -(2015/10/11(Sun) 08:48:48) [ID:70DSViHD]

2019/05/26(Sun) 04:33:39 編集(投稿者)

冷静になって今の現状を整理すると、
女性教師の部屋に全裸で突っ立てる本人（紺野先生）と制服の女子生徒（花園エリカ）と
サイズが合ってないない私服の男子生徒（俺の姿をした奴）。
そして、青白い肌に吊りあがった金色の目、真っ赤な唇・・・ファンタジーな存在の化物女（現在の俺）。
正常な精神の第三者が、今の状況を見たときにパニックを起こす存在は、全裸の女性教師
か化物女であろう。

ここは仕方なく忠告に従い、紺野先生の姿を借りることにした。
棒立ちになっている紺野先生の背中に触れた瞬間、化物女の姿を覆う隠すように纏わり付いた。
あっという間に全身覆われ、胸の大きさと重さを感じると同時に、紺野先生の人格や記憶を吸収した。

普段通りの紺野奈々として下着と部屋着を着込み、脱ぎ散らかっている仕事着を片付けていると、
俺の元の姿をした奴から声が掛かった。
「うまく化けられたみたいだな。」
「うん？私は爆乳美人英語教師の紺野奈々よ。・・・なんてね、紺野先生として生活する
しかにないんだろう、今のところ。で、そっちは？」
「おう、催眠術なんて簡単だ。記憶を少しいじって、辻褄を合わせた。そっちにも話合わせて
貰う為に簡単に説明しておく。
俺が紺野先生から個人レッスンに誘われ、近くにいた花園さんも付き合った。」
「で、俺の近くに花園さんが理由は？」
「俺の事を気になっていて、先生と二人っきりになる事を心配して付き合った。で、先生
が目を離した隙に、俺を押し倒してキスをしようとしたが興奮しすぎて気絶していた。
「な、なんだってー！！」
「じゃ、そういうことで。おっと、そろそろ花園さんが催眠状態から覚める。それに、呼んだ花園さん
の迎えが到着する。」

花園さんの様子を見てみると先ほどの虚ろな状態ではなく、寝ているようだった。
俺の姿をした奴は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1061 ] / ▼[ 1485 ]

■1483 / 5階層)

　「げっ・・・マジか？氷の女王様・・・」

□投稿者/ Ｓ -(2015/12/07(Mon) 07:33:25) [ID:jGOPzWdQ]

鏡に映っていたのは３年の有名人、雪村藍那。
学力は常に全国レベルの才女。そして女優顔負けの美貌。
近寄りがたいオーラを纏い、氷のように冷たい表情。氷の女王様の二つ名を持つ学園１の美人だ。冷ややかな表情で鏡から俺を見つめる女王様。
鏡に近寄って細部まで観察する。本人にこんなに近寄ることは不可能だ。
艶のある真っ黒なロングヘア。
きめ細かい白い肌。
意志の強さが光る、切れ長の鋭い瞳の目。
整った鼻。
ピンク色に濡れた唇。
細い首。
華奢な肩。
細い腕。
綺麗な指。
スリムな胴体。
結構大きい二つの胸。
細い腰。
女らしく張った尻。
スカートから覗く太腿。
細い脚に小さな足。
そして・・・
「この声も・・・完璧に・・・」

制服の上から体に手を這わす。
制服の下のブラに包まれた乳房。
パンツの中の股間。
まるで自分の体のように感じる？
鏡の中の女王様。
頬がほんのりとピンクに染まり、身をくねらせながら胸と股間に手を・・・
「うはぁ・・・エロい顔。体が・・・気持ちいい？皮なのに・・・あぁっ。」
我慢できずに俺は個室に。
パンツを下す。
「ここ・・・こんなに・・・ううんっ！」
股間は完全に女だった。中にあるはずの俺のアレの感触が全くない。
ぬるぬるになった部分に細くて綺麗な指が・・・
乳首が硬くなっている。
全身に快感が広がる。
「ん・・・くぅ・・・んんっ。」
止まらない。

俺は・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1483 ] / ▼[ 1486 ] ▼[ 1488 ]

■1485 / 6階層)

　個室に籠ること数十分。

□投稿者/ Ｓ -(2015/12/17(Thu) 01:09:27) [ID:jGOPzWdQ]

今までに味わったことのない快感に溺れ、数回の絶頂を。
「はあ・・・はあ・・・・すげえ・・・本当に女になったみたいだぜ。！？」
この音は・・・非常ベル？

『火災発生！！校内に残っているものは・・・・』
窓に駆け寄って校庭を見る。
「うわっ？旧校舎がっ！？」
さっきこの皮のあったあたりから激しい炎が噴き出している。
「おいっ、雪村！？早く避難しろっ！！！」
「あ、先生・・・はい。」

校門を出て校舎を見上げる。
俺の教室は一番旧校舎寄りで、この様子だと近付けそうもない。
雪村藍那の皮をかぶり、女子の制服を着たまま俺は途方に暮れていた。
その時・・・

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▲[ 1485 ] / ▼[ 1487 ]

■1486 / 7階層)

　背後から誰かが腕に抱き付いてきた。

□投稿者/ Ｓ -(2015/12/17(Thu) 01:18:05) [ID:jGOPzWdQ]

「えっ？」
「お姉ちゃん、帰ろう？」
雪村藍那とよく似た少女。
遠くから見かけたことがある。１年の、妹の雪村優那？これはまずい・・・
けたたましいサイレンを鳴らして学校を取り囲む消防車。
優那は俺の腕を抱いたまま歩きはじめた。
腕に胸が・・・いや、そんな場合じゃ。
「あの、違うんだ・・・俺・・・」
「ん？何お姉ちゃん。」
「俺・・・違うんだって。お姉ちゃんじゃないんだよ。あの・・・なんていうか・・・」
立ち止まり、顔を覗き込んでくる藍那。
そして・・・

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▲[ 1486 ] / 返信無し

■1487 / 8階層)

　くすっ、笑う。

□投稿者/ Ｓ -(2015/12/17(Thu) 01:35:32) [ID:jGOPzWdQ]

「貴方は私のお姉ちゃんの雪村藍那。でしょ？２年の鈴木先輩が中に入ってるけど。」
「・・・えっ？」
「それ、あそこで燃やして処分するつもりだったけど。着ちゃうんだもん。焼死体で発見されるはずだったんだけどなぁ。いいよ、先輩にそれあげるね。トイレで気持ちよかった？お姉ちゃんの体。」
何を言っているのか理解するのに時間がかかる。優那はまた歩きはじめた。
「み、見てたのか？」
「うん。」

そのまま電車に乗り、優那は普通におしゃべりをして俺は適当に相槌を打つ。
はたから見れば普通の女子高生の姉妹だろう。
「家では絶対にお姉ちゃんのまま、ね。脱ぐの禁止。」
「お、おい・・・何言ってんだ？俺は・・・」
「ただいま～。」
高級住宅街の大きな家。雪村と表札が。

リビングには・・・

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▲[ 1485 ] / ▼[ 1489 ] ▼[ 1491 ]

■1488 / 7階層)

　「ちょっとあんた・・・何女装してるの？」

□投稿者/ Ｓ -(2016/01/04(Mon) 10:39:50) [ID:jGOPzWdQ]

聞き慣れた声。まさか・・・
ゆっくりと振り返る。
「あんた・・・何その顔？ケンイチだよね？それに・・・何入れてるの？」
「あぁああんっ、ちょっとっ！！！」
いきなり乳房を両手で、そして揉みしだかれる！？
なんで俺だと判ったんだ！？
「いひゃい、ひょっとやめれ・・・」
至近距離に顔を寄せて今度は両頬を引っ張られた。
「・・・あんた、ちょっと来て。」
俺の腕を抱き歩きはじめたその人は・・・

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▲[ 1488 ] / ▼[ 1490 ]

■1489 / 8階層)

　同級生で隣に住んでいる佐々倉だ。

□投稿者/ Ｓ -(2016/01/05(Tue) 11:19:46) [ID:jGOPzWdQ]

幼稚園からの付き合いで、お互い初体験の相手。
周りは俺たちが付き合っていると認識しているらしい。いつも一緒にいるし、登下校も一緒のことが多い。恋人同士、なのかもしれないが今一そういう実感がわかない。あまりにも近すぎて家族のような？そんな感じなのだ。

学校を囲む消防車の間を抜けて近くの公園に。みんな火事の見物に行ったのか、人影は無い。
「さて、何でそんな格好してるの？こ・・・ここまで！？」
スカートの上から股間が佐々倉の手のひらで覆われ、後ろの方まで確認している。
「ふ・・ぅうん、ちょっとやめ・・・はぁっ・・・何で、俺だって判るんだよ？」
「幼馴染を舐めないでよね。あんたが旧校舎に行ってたのも感じてたし、妙に興奮して女子トイレに籠ってたのもお見通し。なるほど・・・こんなものを拾って着込んでたのね。そこまでは感じ取れなかったわ。意外過ぎて。」
幼馴染って理由じゃないだろ、それ。
「ちょっと手、動かすな・・・よ・・・気持ちいじゃないか・・・」
「へえ、ちゃんと女の子として感じるの？ほれほれ～。」
「ほえああああっ、だめ、だってばっ！こんな所で。」
「じゃあ私んちいこう。」
「えっ？」

雪村藍那の姿のまま電車に乗る羽目に。知り合いや本人に遭遇したらどうなるんだ？シートに座り、ぴったりと腿を合わせてスクールバッグを置く。
「へえ、様になってるじゃん。女の子。」
「なっ、からかうなよっ。」
「その話し方ダメじゃん。ちゃんと雪村さんみたいにしなきゃ。その顔なんだから。」
楽しんでいる・・・こいつ。くそ・・・
「そうね、こんな感じでどうかしら？２年の佐々倉さん。」
佐々倉が固まる。直接話したことは無いが、たぶんこんな感じだろう。
「すごいね、本当に雪村先輩みたい。」
「そう？とにかく、一刻も早く着替えたいわ・・・」
「ええ～？」
「な、なに？」
「もったいないじゃない。」
「な、なんでっ！？」
「せっかくなんだし♪」

駅から並んで歩きはじめる。
佐々倉が腕をからませてくっ付いてくる。普段は絶対しないのに。
「ちょっと佐々倉さん・・・腕、胸に。」
「うふふ～先輩、おっきいね胸。いいなあ。」
「だ、誰かに見られるじゃない・・・」
「女の子同士だから見られてどうってことないよ。普段は出来ないじゃん。」
楽しそうな佐々倉。

「じゃあいつものように窓からケンイチの部屋行って着替えとってきて、着替える？」
「そうね、いい加減なんだか馴染み過ぎて・・・ちょっと危ない感じがする。」
佐々倉が窓を開ける。いつもベランダ伝いに俺の部屋に侵入する佐々倉。
「おっけ、いつもみたいにケンイチの部屋の窓少し空いてる。・・・えっ？」
手招きする佐々倉。
俺も窓から自分の部屋を・・・
「！？」

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▲[ 1489 ] / ▼[ 1492 ]

■1490 / 9階層)

　「どーゆうこと？」

□投稿者/ Ｓ -(2016/01/05(Tue) 11:42:58) [ID:jGOPzWdQ]

佐々倉が俺を見つめる。
「うん・・・間違いなくケンイチ。じゃあ、あれ誰？」
窓に背を向けてバッグをいじっている男。まさか・・・窓に顔を向ける男。
「俺・・・？」
自分自身をこの距離で見るのは初めてだ。でも完全に俺に見える。
「う～ん、違うわ。外見はケンイチだけど。中身が違う感じ？幼馴染的には。」
こいつの中での幼馴染ってどんなんだ？しかしあいつは何者だ？俺そっくりに・・・化けているのか？俺みたいに俺の皮を？
「お～佐々倉、珍しいじゃん、お客さん？」
「あんた誰？」
「はあ？何言って・・・大丈夫か？」
完璧なまでのいつもの俺と佐々倉の会話。呆然と眺める俺。

「完璧にケンイチだった。何者なんだろう？」
そんな完璧な俺を俺じゃないって断定し、待ったく俺に見えない俺を俺と認識する佐々倉。何故だ？普通に逆だろう？
「まあいいわ、とにかく脱いでみて。」
「ほあ？」
「いいから。今更恥ずかしがる仲でもないでしょ？」
妙に恥ずかしい。制服を脱ぎ、椅子に掛ける。
「ブラと下も。ふうん・・・完璧に女王様じゃない。身長も・・・体格も。骨格も変わってるみたい。指ほっそ！ケンイチのくせに私より・・・何よその綺麗な胸。」
「ちょっと・・・恥ずかしいから。とにかくこの雪村藍那の皮を・・・ん・・・あれ？・・・どうやって・・・皮が・・・無いっ！？」
「ほんと、皮なんて着てるようには・・・ここも・・・この奥は？ちょっと暴れないでよ。こうやって・・・どう？キモチイイ？」
さすが本物の女、女の身体を知り尽くしていて、的確に・・・
「ほら、ちゃんと濡れてきた。乳首も。」
「ちょおおおおっ、やっ・・・」
佐々倉、お前何でそんなエロイ表情を・・・
佐々倉は・・・

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▲[ 1490 ] / ▼[ 1498 ]

■1492 / 10階層)

　両手で柔らかい俺の胸を・・・

□投稿者/ Ｓ -(2016/01/07(Thu) 07:14:23) [ID:jGOPzWdQ]

硬く、敏感になった乳首に唇、そして舌。
「・・・？どっかで携帯が？」
かすかな振動音。
「先輩のバッグじゃない？」
「あ・・・」
スクールバッグのサイドポケットからアイフォンを取り出す。家からだ。顔にかかる髪の毛を手で払いながら電話に出る。
「あ、はい・・・お母様。ちょっと学校の後輩の家に寄ってます。ええ・・・はい、時間には戻りますので。はい・・・って、何なの私！？普通に私の・・・」
「ケンイチ、先輩のモノマネ上手すぎ！本人にしか見えないわ。」
「違うわよ、モノマネしてるんじゃなくて勝手にこんな話し方に。」
「血液型は何型だっけ？」
「えっ？ＡＢだけど・・・」
「ケンイチはＯだよね？住所は？」
すらすらと口から雪村家の住所が・・・
家の電話番号
自分の携帯番号
中学校時の担任お名前
通っていた幼稚園
誕生日
俺の知らない雪村藍那の記憶。
「あんた・・・先輩になってるじゃん。」
「やだ・・・何でなの？顔も・・・体も私自身のモノになってるみたい。」
皮をかぶっていた感じはなくなり、俺自身の体の一部になってしまった気がする。脱げる気がしない。

家には別の俺がいる。
俺は雪村藍那の家に帰るしかないようだ。
「じゃあ先輩、続きは明日学校で。」
「あ・・・うん。でも家に帰ったら本人がいるんじゃ・・・」
「多分いないと思う。なんとなく。じゃあね。」
俺は・・・・

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▲[ 1492 ] / 返信無し

■1498 / 11階層)

　雪村家の大邸宅に。

□投稿者/ KRWR -(2016/02/12(Fri) 09:26:18) [ID:S5BKPHzc]

本人はいない。
そのまま本人として過ごす俺。
次々と思い出されて俺の脳に刷り込まれる本人の記憶。
そして朝、学校につくころには完全に俺は『私』になっていた。
私の記憶が精神を覆い、人格が形成されて・・・

「あっちのあんた、完全にあんただわ。」
「そう・・・私も完全に私だわ。誰も気がつかないぐらい。」
「そうよね、どう見ても本人だもん。昨日と違ってオーラまで。」
「オーラ？そんなの見えるの？」
「うん。ま、いいわ。私の幼馴染のケンイチは貴方だけだから。また放課後ね。」
いってしまった。

声、しゃべり方、字まで私そのもの。
トイレも普通に出来るし。
そして放課後・・・

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▲[ 1488 ] / 返信無し

■1491 / 8階層)

　双子の姉だった！！

□投稿者/ DD -(2016/01/06(Wed) 09:21:34) [ID:1Hqx0LJP]

なぜ解った！？
二卵性双生児の姉、鞠歌は俺を瞬時に俺と認識したようだ。
完璧に女王様の姿になっていたはず？
姉は・・・

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▲[ 1054 ] / ▼[ 1082 ]

■1081 / 3階層)

　突然、眠気に襲われた

□投稿者/ yonyon -(2014/05/25(Sun) 01:12:48) [ID:SvrwnUx2]

「な、なんだ・・・？」
俺が正体不明の皮みたいなものを見ていると、突然眠気におそわれてしまった。
あまりにも突然のことで、俺は目の前の皮を手に握りながら床へと崩れ落ちてしまった。

暫くして俺は目をさました。
キョロキョロと周りを見てみるとここは・・

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▲[ 1081 ] / ▼[ 1083 ]

■1082 / 4階層)

　先ほどの部屋だった

□投稿者/ yonyon -(2014/05/25(Sun) 01:13:17) [ID:SvrwnUx2]

ゆっくり立ち上がり、俺はすぐにあることに気が付いた。
「あれ、さっきの皮みたいなものが無い・・・？」
確かにさっきまであった皮が無くなっていた。
どうやら俺が気絶したあと、誰かが持ち出したのだろうか。
「あれ、どこいったんだ？」
確か俺は、あの皮みたいなものを握って気絶したハズ・・

「あれっ！？」
ふと俺は自分の手を見て驚いた。
ゴツゴツした自分の手が、一回り細くなっているからだ。
「え、あれ？？なんだこれ！？」
すぐに俺は他の違和感にも気が付いた。
視界に写ったのは、胸のあたりに山のように盛り上がっている。それに覆いかぶさるように髪の毛が垂れ下がっていた。
「髪の毛？なんで俺の髪がこんなに・・？」
グッと引っ張ると痛みも感じる。どうやらカツラじゃないようだ。
「じゃあ、胸も・・」
ぎゅっと胸をつかんでみると、痛みを感じた。これも詰め物が入っているわけじゃないようだ。
「そういや、さっきから声もおかしいし・・まさかこれって」
俺は左右を見回した。髪の毛も大きく揺れるが今はそんなことを気にしていられない。
「か、鏡！」
元保健室というだけあって、そこには大きな姿見があった。
俺は急いでそこにかけよると、そこに写っていたのは・・

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▲[ 1082 ] / ▼[ 1084 ]

■1083 / 5階層)

　俺だった。

□投稿者/ yonyon -(2014/05/25(Sun) 01:13:42) [ID:SvrwnUx2]

「え、俺？」
拍子抜けだった。鏡に写っているのはいつもの俺だ。
だが、視線を下に向けると、そこには２つの乳房や長く伸びた髪の毛が見える。
「鏡にうつっているのは男の俺なのに・・？どうなってるんだ？」
明らかに今の俺は女の体になっていた。股間までは確かめていないが、股のあたりには何か寂しさも感じる。
だが、やはり鏡に写っているのは俺だった。
「どうなってるんだ・・？」

すると後ろから気配がした。

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▲[ 1083 ] / ▼[ 1085 ]

■1084 / 6階層)

　部長が立っていた

□投稿者/ yonyon -(2014/05/25(Sun) 01:14:19) [ID:SvrwnUx2]

「起きたのね、健一君」
「部長・・？」
俺はさっと振り向いた。いちいち長い髪が揺れてうっとうしいが、俺は部長の傍にかけよった。
「ぶ、部長！俺って今、何に見えます？」
「どうしたのよ、急に。あなたは健一君じゃない」
どうやら部長には俺の姿は、男の体にしか見えないようだ。

ということは、この体は他人にはいつもの俺の姿にしか見えないってことだろうか。
それはそうと、今部長と並んで気が付いたが、俺の背丈はどうも部長より低くなっているようだった。
確か部長の身長は１５０くらいだったから、それより低いってことは・・・２０㎝以上は低くなっている計算になる。
「えっと、どう説明すればいいかな・・」
俺は自分の姿について説明しようとしたが、残念ながら他人には俺の姿は何も変わっていないように見えている。
これでは説明の仕様がない。
「説明って？もしかして・・」

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▲[ 1084 ] / ▼[ 1086 ]

■1085 / 7階層)

　女の子になってるってこと？

□投稿者/ yonyon -(2014/05/25(Sun) 01:14:39) [ID:SvrwnUx2]

「え？」
「だから女の子になってるってことでしょ？」
部長は唐突にそんなことを話しかけてくると、不気味な笑みを浮かべていた。
「な、何かしってるんですか？」
「ええ。ふふふ、そうね。ほら、裸になってみてくれる？」
「は、はだかっ！？」
いきなり裸になれと言われて、すぐに裸になれるわけないのだが・・
部長は強引に俺の服を脱がせにかかった。
「ちょ、部長！わかりましたから、自分で脱ぎますよ・・」
シャツやズボン、靴まで脱いでいく。やはり胸には大きな膨らみ・・女性の乳房が見えた。
「ほらほら、ちゃんとトランクスまで脱ぐ！」
「下着もですかっ！？」
「当たり前よ。健一君の衣類は全部脱がないとね」
やれやれと呟きながら、俺は部長に背を向けてトランクスを脱いだ。
いくら俺の姿が女の子になっていると言っても、部長には男にしか見えないハズだ。
姿見に写る男の体がそれを証明している・・・ハズだった。
「え・・？」
トランクスを脱いだ瞬間、俺は驚きを隠せなかった。
さっきまで鏡に写っていた俺の体は、確かに俺だった。

だが、今鏡に写っているのは・・・

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▲[ 1085 ] / ▼[ 1091 ]

■1086 / 8階層)

　後輩の雪絵だった

□投稿者/ yonyon -(2014/05/25(Sun) 01:14:57) [ID:SvrwnUx2]

鏡に写っていたのは、後輩の雪絵だった。
長く伸びた黒い髪や、ほっそりした表情、背丈も低くもあるが、それに反して胸は大きい。
この姿は雪絵そのものだった。
「な、なんで鏡に雪絵が？さっきまで俺の姿だったのに」
「うふふ、ようやくあなたの姿が誰かわかったわ。雪絵ちゃんだったのね」
「何がどうなって・・・部長！説明してください！」
部長が何か知っているのは間違いない。俺は部長に詰め寄った。
「健一君。あなたはここで皮を見たでしょ？あれは、雪絵の姿をしたものだったのよ。君はそれを着こんだってわけ
　でも、その皮って結構特殊で、自分の衣類を着こんでいるときだけ他人には元の姿に見えるのよ
　だから健一君が男の学生服を着こんでいた時、私には男の姿にしか見えなかったけど
　服を脱いだから、雪絵の姿が出てきたのよ。まあ、健一君本人には雪絵ちゃんの姿をずっと感じていたでしょうけど」
部長はそういうと、服を着なさいと指で指示した。
俺はそれに従い、トランクスやシャツなどを履いていく。
するといつのまにか鏡にはいつもの俺の姿が写っていた。といっても俺本人の目には雪絵の乳房や髪の毛などが写っているが。

「それで、その皮ってのは・・いったい何なんですか？それに俺はちゃんと元に戻れるんですよね」
部長はポリポリと自分の頭をかきながら・・

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▲[ 1086 ] / ▼[ 1092 ]

■1091 / 9階層)

　部長はそのまま部屋を出て行ってしまった

□投稿者/ リム -(2014/05/26(Mon) 23:48:56) [ID:SvrwnUx2]

「ぶ、部長！？」
俺は慌てて部長のあとを追った。
後輩の雪絵になっているせいか、ズボンはぶかぶかで走りづらいし、胸も上下左右に揺れて痛い
それでもすれ違う人たちは俺のことを見ても、ただ走っている男子生徒にしか見えていないようだった。
「どうなってるんだよ、まったく・・」
部長はすでに見失っていたが、俺はすぐさま文学部の部室へと向かった。

「はぁはぁ・・」
息を切らしながら俺はなんとか部室へとたどり着いた。
どうやら、体力は女子と変わらないらしい。
「あ、部長・・」
部長はそんな俺の様子を見て、微笑んでいた。
「遅いわね。雪絵だったらもっと早く走れるはずよ」
「そうはいってもですね・・」
俺は何とかして元に戻してもらおうと部長に詰め寄ろうとした。
すると部長は・・

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▲[ 1091 ] / ▼[ 1093 ]

■1092 / 10階層)

　横の方に視線を向けた

□投稿者/ リム -(2014/05/26(Mon) 23:49:17) [ID:SvrwnUx2]

つい俺もそちらに目を向けると、視線の先には一人の男子生徒が机に伏して眠っていた。
「佐藤？」
俺の同級生で同じ部に所属・・なのだが、さっきまでここにはいなかったはずだ。
「君が部室の外に行っている間に、ここに来てたのよ」
そういうと部長は、彼の隣に立った。
「よく眠っているでしょ」
「そうみたいですけど・・」
「ねぇ、彼の服を脱がしてみてよ」
「はっ？」
突拍子のないことに俺は目を丸くした。
さっきから自分の声が女子になっていて、なんとも変な気分だが
部長によれば、これも男子にしか聞こえていないようだが。

「服を脱がせって、どういう意味ですか」
俺は部長の真意が読めず、彼女のほうを見た。
「わからない？いいから脱がしてみて」
そう言った部長の顔を見て、俺はまさかとイヤな感情が頭によぎった。
俺は眠っている佐藤の学生服を脱がしていく。
すると・・・

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▲[ 1092 ] / ▼[ 1132 ]

■1093 / 11階層)

　チアガール？

□投稿者/ リム -(2014/05/26(Mon) 23:49:34) [ID:SvrwnUx2]

俺が佐藤の学生服を脱がすと、なんと佐藤は下着の代わりにチアガールのユニフォームを身にまとっていた。
ズボンを脱がせば、スカートが中からぱさっと現れる。
つまり、チアの衣装に男子の制服を着こんでいたことになる。
「・・・・！」
だが俺はチア衣装の服を着ていたことよりも、もっと驚くべきことを目の当たりにした。

さっきまで、服を脱がしていたはずの佐藤の姿が、ムクムクと変化をしていたのである。
髪の毛は急速に伸びたと思ったら、どこからかゴムが現れ髪をくくり、ポニーテールへと変わった。
ピチピチに小さく感じていたチアの衣装もいつのまにか体にフィットしており、
胸もモリモリと膨れ上がっていく。
腰はくびれを作り、お尻は少し大きく・・・
そして顔だちはいつのまにか、我が高校のチアガール部の所属の大谷小百合さんのものとなっていた。
「お、大谷さん・・？いや、まさかこれは・・」
「そのとおり、佐藤くんも君と同じ状態よ。ふふふ、どう驚いた？」
ニヤっと笑う部長に、俺は少し恐怖していた。

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▲[ 1093 ] / ▼[ 1133 ]

■1132 / 12階層)

　質問

□投稿者/ リム -(2014/06/09(Mon) 00:03:45) [ID:SvrwnUx2]

俺は部長に単刀直入に聞いた。
「部長、あなたは一体何者なんですか」
自分の状況も佐藤の姿も、部長は絶対に何かをしっているはずだ。
もしかしたら俺が気絶した理由も・・・

「私の正体を聞く前に、さきに大谷さん・・じゃなかった佐藤君を元に戻してあげなさい」
言われて気づき、俺は佐藤に学生服を着せた。
すると予想通り、佐藤は元の体へと戻っていく。
「元の佐藤に戻ったけど、俺と同じってことは佐藤も自分の視点では、大谷さんの体になっているってことか」
改めて俺は自分の体を見つめた。
ふっくらとした乳房にぶかぶかの学生服。ロングヘアーの姿はやはり雪絵でしかない。

「質問を質問で返すようだけど・・・最近、休みをとる生徒が増えていることに気付いているかしら？」
部長はそう言って、髪を手でぱさっとはたいた。
「休み・・そういや、増えているような」
「特に"男子生徒"が、ね」
そう言われてハッとなって気が付いた。そういえば確かに男子ばかり、休みが増えている。
「でも、女子も多いですよ」
「ええ、そうね。雪絵ちゃんなんかも最近、ずっと休み続けてるわね」
部長はフフッと笑った。まるで俺を試すかのようだ。

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▲[ 1132 ] / 返信無し

■1133 / 13階層)

　つまり

□投稿者/ リム -(2014/06/09(Mon) 00:03:57) [ID:SvrwnUx2]

「雪絵が休み・・？まさか」
「そうよ、そのまさか。雪絵は皮になったのよ。そしてそれをあなたが着た」
「なっ！？」
「生きた人間を皮にする技術があるのよ。そうね、宇宙人の技術といったほうがいいかな」
宇宙人だって・・？にわかに信じられないが、今の俺の状態を考えると確かにそうかもしれない。
「それじゃ、俺は皮になった雪絵を着て・・」
「ええ、でも皮を着ただけでは雪絵そのものにはならない。あなたの衣類を着たときだけ、あなたは元の姿に戻れるの」
「じゃあ、佐藤も・・」
「そうね。大谷さんの皮を着せられたのよ」

なるほど・・だけど、それが本当なら一つ疑問が残る
「じゃあ、なんで男子生徒が休みばかりになるんですか？自分の服を着ている限り、男子のままなんですよね？」
「ええ、それは間違いないわ」
「ということは・・自ら自分の衣類を脱いだ？そしてそのまま、女子として学校に来ているってこと？」
「・・さあ、そこまでは分からないわね」

部長は相変わらず不気味な笑みをこぼしながら俺にそう答えた。
「さて、そろそろ時間だし。もう帰るわよ」
「え、部長！？帰るって・・俺、このままなんですか？」
「このままって、あなたはあなたじゃない」

俺は雪絵になってるが、他人からは俺にしか見えない。
部長が言うにはばれないように気をつけろって意味のようだ。

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▲[ 954 ] / ▼[ 1089 ]

■1088 / 1階層)

　女子水泳部だ

□投稿者/ リム -(2014/05/25(Sun) 23:33:33) [ID:SvrwnUx2]

「そりゃ、授業なんてイヤですよ。俺は早く元に戻りたいんです」
俺は背中まで伸びた髪の毛をバタつかせながら、部長のほうを見た。
やっぱり部長は綺麗だ・・・
「それで部長、他のメンバーは？」
「もうそろそろ来るわよ。それより君、ちゃんと女言葉で話しなさい」
「イヤです、俺は男なんですから」
「はぁ・・そろそろ慣れたらどうなの？」
慣れろって言われてもな・・

俺は自分の体を見つめた。
セーラー服姿に、背中まで伸びた髪の毛・・そして小柄な体型
だが、それとは半比例して大きく盛り上がった胸。
「はぁ・・」
俺は改めて自分の姿を確認した。

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▲[ 1088 ] / 返信無し

■1089 / 2階層)

　俺は女子生徒になっていた

□投稿者/ リム -(2014/05/25(Sun) 23:34:04) [ID:SvrwnUx2]

名前は柚木千恵。ここに在籍していて水泳部の一般部員だ。
俺は今、彼女の姿を借りてこの水泳部に所属していた。

事の発端は、女子水泳部のメンバーの問題だった。
もともとこの学校の水泳部は都内でも一・二を争う強豪だった。
だが主要なメンバーが怪我や病気、はたまた転校などが重なり、ほとんどの部員がいなくなってしまったのだ。

そのせいで、一時期は廃部の噂すら流れた。
だが歴史ある水泳部を廃部にはできず、コーチ達は残ったメンバーを鍛えようとしたのだが
さらに部員が減る結果となってしまった。

そして、ここにいる部長が出した最後の結論がこうだった。
「男子を女子メンバーにすればいいんじゃない？」

たまたま水泳が得意な俺は、教師や部長につかまり
皮みたいなものを着せられてしまい・・・そして今にいたるのだった。

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▲[ 954 ] / ▼[ 1426 ]

■1425 / 1階層)

　西洋超科学研究部。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/14(Fri) 17:40:59) [ID:rBULJcOJ]

部長の趣味そのものの謎の研究をしている。
「ホムンクルスの様子はどう？」
俺は立ち上がり、奥の扉を開けた。
２ｍ位高さのあるガラス容器の中を眺める。
「昨日と変わってないような・・・」
中には・・・人間のようなものが入っている。
古代西洋の錬金術師が作ったという人造人間。それを再現しようとしているのだ。
「やっぱり血液が足りないのかしら？」
部長も入ってきて容器を覗き込んだ。
「貴方の提供してくれた精子と、献血車が来たときにぱくったあの女の血液でうまくいけると思ったんだけど。」
部長が毛嫌いしているあの女とは・・・

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▲[ 1425 ] / ▼[ 1427 ]

■1426 / 2階層)

　部の天敵、生徒会長の花園エリカ、だ。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/14(Fri) 18:37:37) [ID:dpLH5qwf]

何かにつけて廃部にしようと目論んでいるらしい。
その生徒会長そっくりな人造人間を作って大暴れさせて失脚させる、というが部長の計画らしいのだが。まったく成功する様子は・・・
「まあいいわ、私帰るから。ホムンの栄養補給と片づけしといてね。」
「う～い。お疲れです。」

冷凍庫から生徒会長の血液の入ったビニールバッグを取り出し、最後に残ったわずかな血液を搾り出す。ついでに飲み残しの牛乳も入れて、焼きそばパンはだめか？
「いてっ！？」
ガラスのふたを閉めようとしてうっかり落とし、慌てて拾おうとしてざっくりと指を。
「くうぅ～、くそ。こんな研究のために。」
吹き出る地を容器に入れ、止まったところで絆創膏を探しにデスクをあさった。
「あったあった・・・」
とにかく何かで容器を蓋してさっさと帰ろう。
ゴミ袋とガムテープをもって奥の部屋に戻ると・・・

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▲[ 1426 ] / ▼[ 1428 ] ▼[ 1429 ]

■1427 / 3階層)

　俺はゴミ袋を床に落とした。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/14(Fri) 18:41:21) [ID:dpLH5qwf]

「生徒会長・・・？」
ガラス容器の中に、全裸の生徒会長が！？
このわずかの間にここまで育った！？俺の血のせい？？

容器下部の排水口にホースをつなぎ、半透明の謎の培養液を排出。
まさか部長の計画が実現！？
ごくん・・・
容器の中を見ると・・・

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▲[ 1427 ] / ▼[ 1437 ]

■1428 / 4階層)

　無表情な生徒会長が半分口をあけて立っている。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/14(Fri) 18:46:41) [ID:dpLH5qwf]

容器から引っ張り出すと、ぺたんと床に座って動かない。
「ちょっ！？」
そして失禁している。
これじゃ人形と同じだ。どうすりゃいいんだ？
俺は部長の携帯を鳴らした。出ない・・・
「まったく・・・これじゃ帰れないじゃ・・・」
背後で何か声が？
振り向くと、偽生徒会長が電話をかけるような仕草で、後ろを向いた？
「俺の真似してるのか？」
「オレノマネ・・・シテルノ・・・」
俺の考えに反応してるとか、まさかな。
俺は試しに・・・

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▲[ 1428 ] / ▼[ 1453 ]

■1437 / 5階層)

　念じてみた。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/15(Sat) 10:04:51) [ID:rbTBEe2L]

生徒会長が・・・動く。
立ち上がり・・・手を上げたり下ろしたり。
「すご・・・い、これ・・・」
喋らせてみる。段々なれてきてスムーズになってきた。
俺の前に立つ生徒会長。俺の手をとり、自分の胸に。
「さわって・・みて。」
軽くもむ。
「はぁ・・・ん、いい気持ち。もっと・・・」
何やってんだ俺。でももうちょっと・・・
生徒会長が俺の首に手を回し、重なる唇。
長いディープキス。
俺のズボンのベルトを外し、チャックを。
パンツの中に手が入り込んできてアレを握る。生徒会長が俺の・・・
仰向けの俺の上に四つんばいで覆いかぶさってくる。
胸が・・・揺れている。
俺の胸・・・これ、生徒会長の視線？
俺が見える。

「確か部長が偽物に着せるって言ってた・・・あったあった。」
ロッカーの中から中古の女子の制服一式を発見。
ご丁寧に下着や靴、スクールバッグまで。時計も普段は謎のエリカがしているブランド物と同じようだ。
鏡に腕を組んで映る俺と花園エリカ。
完全に偽エリカを自由に操れるようになっている。
腕を組みながら俺たちは学校を出た。
そして・・・

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▲[ 1437 ] / ▼[ 1454 ]

■1453 / 6階層)

　歩きながら考える。

□投稿者/ ＫＲＵＷ -(2015/08/17(Mon) 17:13:19) [ID:bNgbkvno]

この偽者の体を、どうすればいい？
このままうろうろしていたらさすがにまずいだろう。
朝までどこかに・・・
歩きながらも二つの体を動かす練習をする。
「私と歩いてるなんて、不思議ね。」
「そうですね、花園さん。」
「私の体、気持ちよかった？」
「ええもう、セックス上手なんですね。」
一人芝居もさまになってきた。

「エリカ！！」
いきなり横に止まる黒塗りの高級車。
まずい、本物の関係者か！？
降りてきたのは恰幅のいい中年男性。
「こんな時間まで何をしてる？誰だ？男友達か？」
父親なのか？
どう反応すればいいんだ？
「あの・・・人違いじゃないですか？私エリカって名前じゃありませんけど・・・」
「何言ってるんだ、実の娘を見間違えるわけないだろう？その時計だって俺が誕生日に買ってやったものだ。」
やはり父親らしい。
「でも違います。ご本人に確認してみたらどうですか？電話とかで。」
「なに！？まさか・・・でもいいだろう。携帯鳴らすからな。持ってるんだろう？」
携帯を操作する父親。
「ほら、呼んでいるぞ？・・・ん！？あ、エリカか！？」
本人が出たようだ。これで助かった。
「いや、本当なんだ。お前に瓜二つの・・・だから本当だ。あ、ちょっと待ってろよ？」
電話を切ってこちらを向く父親。
「本当に悪かった。その、悪いが携帯で写真を今いとってもいいかな？こんなこと頼むのもなんだが、娘に。」
「お断りします。ここで失礼しますね。じゃ！」
二人で走り出す。
「ま、まってくれ！！」

「はあっ・・・はあっ・・・」
「もう、こないみたいね。私の父親。」
「そうだな・・・マジあせったぜ。」
「とにかく・・・制服じゃラブホも無理だよなぁ。」
「そうね・・・」
「あ、そうだ・・・」
俺は携帯を取り出し・・・

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▲[ 1453 ] / ▼[ 1469 ]

■1454 / 7階層)

　まずはもう一度部長。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/18(Tue) 16:38:12) [ID:Y9Ll0kQ4]

「だめだ、出ない。」
しょうがないので家に掛ける。
「は～い、鈴木です。」
妹が出た。
「俺。家、誰がいる？」
「何だお兄ちゃんか。誰もいないよ。お父さんたち今日から旅行じゃない。」
そうだった、確か１０日間のヨーロッパ旅行。
「そうだったっけ。まあいいや、ちょっと友達つれて帰るから。」
「え～、やだなあ・・・また着替えなきゃ。」
「部屋にいればいいじゃん。ちょっと借りたもの返すだけですぐ帰るから。」

玄関の鍵を開ける。
妹の姿は見えない。
二人できょろきょろと警戒しながらリビングへ。
「ほっ・・・とりあえず外で寝ないで済みそうね。」
「そうだな。よし、俺の部屋に行くぞ。」
「うん・・・」
自分自身とはいえ、部屋に女の子が来るのは初めてだ。しかももう１０時過ぎ。
「お兄ちゃん・・・花園先輩？」
「あ、部屋に居ろっていったろ？」
「あの、お邪魔してます・・・」
「わあああっ、私、憧れてるんです・・・花園先輩。綺麗で生徒会長で・・・でもなんで兄貴と・・・？」
「まいったな・・・」
こいつの交友関係は広すぎる。あっと言う間に全校に知れ渡るのは間違いない。
こうなったら仕方ない。
「私、将来お兄さんのお嫁さんになるの。絶対みんなには内緒よ？」
「ええええっ！？じゃあ、私のお姉さんにってことですか！？」
「そうね、仲良くしてね。」
「もちろんです！こんな兄貴ですが、何かあったら捨てないで私に言ってください！お兄ちゃん、こんなチャンス絶対に逃しちゃだめだからね？あ、兄貴の部屋はここです。私はもう音楽聴いて寝ちゃいますから安心して・・・いえ、ゆっくりしていってくださいね？」
「うん、有難う・・・」

さっき学校で散々楽しんだのに、部屋で二人っきりだとまた・・・
妹が聞き耳立てているのは間違いだろう。
「鈴木君・・・何か着るものないかな？あの、シャワー借りてもいい？」
「あ、うん。困ったな・・・女物の着替えなんて・・・」
廊下で足音がする。

花園の体で風呂場に向かう。
「あいつ・・・」
脱衣籠に女物の下着とパジャマが。
去年関西の大学に行った姉のものだろう。
交代で風呂に入り・・・

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▲[ 1454 ] / ▼[ 1470 ]

■1469 / 8階層)

　俺はいすに座って・・・

□投稿者/ ＫＲＵＷ -(2015/10/09(Fri) 21:36:12) [ID:62aueayC]

片手で女物のパジャマの上から胸を揉む。
もう片手は自然とパンツの中に。
「んっ・・・折角風呂入ったんだけど・・・この体・・・我慢出来ねえ・・・」
ぬるぬるになった指で、股間の指が止まらない。
「ああっ・・・この体気持ちよすぎ・・・るぅ・・・」
ダメだ、妹が聞き耳を・・・
慌てて唇を押し付け、舌が絡まりあう。
俺は女の体の欲望に飲み込まれていた。

「やっちゃったね・・・」
「うん・・・」
布団の中で抱き合う俺同士。
自分の乳房に触れる。
まだ熱い股間を、男の俺が撫でる。
まさか・・・自分相手に処女と童貞を・・・

そして翌朝、家を出た俺達は硬直した。
そこには・・・

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▲[ 1469 ] / ▼[ 1479 ]

■1470 / 9階層)

　花園エリカ本人が・・・

□投稿者/ ＫＲＵＷ -(2015/10/09(Fri) 21:44:26) [ID:62aueayC]

「どうせあの女が何かしたんでしょう？話を聞かせてもらうわ。」
妹は先に学校に行って、家には誰もいない。

エリカは俺のあごに指を当て、顔を覗き込んだ。
「なるほどね、私のクローン、か。でもこれじゃダメね。前髪そろえて、眉毛も手入れしないと。鋏ある？」
「えっ？」
「いいから早く。こんな感じかな？全体にもう少し短くしないと。」
「あの、何やって・・・」
「服も全部交換するわ。あら、腋毛も処理しなきゃ。爪ももっと綺麗にしてよ。私なんだから。」

全く同じ髪形になり、本人の服を下着まで着せられる。
何を考えて・・・
コンビニに行って帰ってきた本物のエリカは・・・

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▲[ 1470 ] / 返信無し

■1479 / 10階層)

　暫く洗面所に。

□投稿者/ Ｓ -(2015/11/18(Wed) 07:38:54) [ID:jGOPzWdQ]

電話をしながら洗面所から出てきたエリカ・・・なのか？
明るい色に染めたショートカットの化粧の派手な女。まるで別人だ。
「あ、お父さん？うん、うまくいったわ。家の前に車付けてくれる？」
近所で待機していたらしい昨晩の高級車が家の前に止まる。
俺本体を残し、二人で後部シートに乗る。

「今日から私として生活してね。御礼はちゃんとするから。あの女にも絶対内緒よ？私本人として振る舞ってね。」
提示された破格の報酬額。
「な、なんで？」
「パパの仕事の関係である国の組織に狙われてるらしいのよ、私。誘拐して強迫に使うつもりだとか。私は別人として安全なところにしばらく行くから。その間私をよろしくね。」

学校の前で降ろされ、走り去る車を見送る俺。
授業が始まっていて人影もない校門。
俺は・・・

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▲[ 1427 ] / ▼[ 1430 ]

■1429 / 4階層)

　へにゃへにゃになった生徒会長が・・・

□投稿者/ KRUW -(2015/08/14(Fri) 18:47:36) [ID:dpLH5qwf]

容器の底に溜まっていた。
「なんだ・・・中身は出来なかったのか。」
俺は・・・

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▲[ 1429 ] / ▼[ 1432 ]

■1430 / 5階層)

　部長に電話をする。

□投稿者/ S -(2015/08/14(Fri) 20:06:31) [ID:jGOPzWdQ]

「はあ・・・適当に処分？解り・・・ました。」
端正な顔立ち。まさに生徒会長そのものだ。
胸の部分は中身まで出来ているようだ。柔らかい感触。
そしてぷるんとした尻。
むっちり太腿。
股間の・・・
処分するなら俺が貰ってもいいだろう。
俺は・・・

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▲[ 1430 ] / ▼[ 1433 ]

■1432 / 6階層)

　部室の鍵を再確認。

□投稿者/ S -(2015/08/15(Sat) 07:27:03) [ID:jGOPzWdQ]

ひくひくと動くその皮をさらに観察する。
生きている。
「う、締まる？」
指を股間から抜く。これは・・・試してみなばなるまい。
「生徒会長の・・・」

続けて何度も射精。
躰に生暖かい生徒会長の皮を巻き付かせて俺は部室の床で余韻を味わっていた。
「リアルドールというか・・・すげえなこれ。」
ますます元気にひくひくと動く皮。栄養補給したせいだろうか？
「さて、これどこにしまって・・・」
あたりはもう暗くなっている。
「ん？おおっ？」
最後はバックでやった。
脚が生暖かい。
そして股間も。
「足が入ってる！？」
M字開脚してみる。股間に手を伸ばすとむっちり太腿の間には生徒会長の股間。
尻にも脂肪が乗って、まるで女の下半身。
「足、すべすべだ・・・」
撫でまわしてみる。何だこの感触？
鳥肌が立つ？
胴体を押し付けると簡単に背中まで覆われる。
「おっぱいが・・・」
胸にぴったりと貼り付いた乳房。
両腕も覆われ、後頭部に顔を押し付けると・・・頭もすっぽり入る。
口いっぱいに何かかが入ってきて、そのまま喉の奥に。
瞼の裏、鼻の中、耳の中にも入ってくるのが判る。
そして押さえつけられた股間や肛門からも腹の中まで・・・

全身が気持ちいい。
全身を撫でまわし、胸を揉む。
乳首と股間は特に敏感だ。
「はふ・・・うん。声も、女の声。」
股間から暖かい液体が溢れる。
俺のアレはどこにも見えない。
どこから見ても若い女の身体・・・

何度も射精した感じはあったが・・・皮が吸収してしまったのだろうか？
ますます鋭敏になる感覚。
躰に纏わりつく艶のあるロングヘア。
不思議と全然きつくない。体形は全く違うのに。
細い、筋肉の無い腕。
くびれたウエスト。
小さな手に細い指。

その時、

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▲[ 1432 ] / ▼[ 1434 ]

■1433 / 7階層)

　ドアの鍵が？

□投稿者/ S -(2015/08/15(Sat) 07:32:34) [ID:jGOPzWdQ]

この部屋の鍵を持っているのは・・・部長と顧問の先生？どっちだ？
どちらにしろこの格好は・・・

「この時間まで部室を無届で使うのは校則違反よ。ついに年貢の納・・・だ、誰？」
なんと花園エリカ本人！？
「誰なのよ・・・私の顔・・・体も！？」
俺は立ち上がり・・・

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▲[ 1433 ] / ▼[ 1435 ]

■1434 / 8階層)

　花園エリカを・・・抱き寄せた？

□投稿者/ S -(2015/08/15(Sat) 08:03:10) [ID:jGOPzWdQ]

何やってんだ俺！？
全く同じ目線。身長も同じになっている。
「ちょっと？んっ？んんっ？」
何でキスする俺！？
ん、何だ？舌を入れてきた！？
胸揉まれてる？尻も・・・

床に押し倒される。
「はあっはあっ・・・綺麗な顔・・・私の顔・・・綺麗な体・・・私の・・・」
自分に発情しているのか！？
硬くなった乳首を舌で弄ぶ本人。
「ずっとこうしたかった・・・私は誰にも穢させない。私は私の物。」
汗まみれで絡み合う二人の花園エリカ。
俺を覆っている皮はどんどん厚みを増し・・・完全な花園エリカの外観に。

何回エクスタシーに達したのだろうか？
俺の頭を撫でる花園エリカ。
「楽しませてもらったわ、本当に。まさか自分とこんな風に。そろそろ聞かせて。貴方は誰なの？あの部長？」
俺は観念して正体を明かすことにする。
「私は・・・花園エリカよ。あら？」
何だこの口調？本にそっくりに勝手に・・・
「違うの・・・私に化けているけど・・・私は・・・私の名前は花園・・エリカ。やだ、勝手に変わっちゃう・・・」
「あの女の仕業？誰かを渡しそっくりに仕立てて何かするつもりだったのかしら。底の紙に名前書いてみて。」
「え？ええ・・・」
『花園エリカ』
「字までそっくり・・・」
「違うの、私は本当はここの部員の、男、で・・・」
「・・・・男！？」

何を考えているんだろう？
花園エリカはジャージに着替え、俺に自分の制服を着せた。
はさみで前髪を整えると鏡の中には花園エリカ。
本人はジャージで髪の毛をまとめ、一旦生徒会室に戻り忘れ物の女子の制服と黒縁のめがねをかけた。よく見ないと本人と判らない。

校門を出る二人。
はたから見れば花園エリカともう一人の女子。
「あの、どこに行くの？」
「エリカの部屋に決まってるじゃん。」
両親が海外に行っていて一人暮らしのはず。
豪華な分譲マンションだ。
「洗ってあげる。」
二人でシャワーを浴びる。
全身をくまなく・・・またいってしまう。

先に出ているように言われ、俺はドレッサーの前で髪を乾かしていた。
家にまで連れてきて、いったいどういうつもりなんだ？
「おまたせ～。」
振り向くと・・・

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▲[ 1434 ] / ▼[ 1436 ]

■1435 / 9階層)

　明るい髪色のショートカットの美少女が？

□投稿者/ S -(2015/08/15(Sat) 08:44:13) [ID:jGOPzWdQ]

よく見ると顔はエリカだが、雰囲気がまるで違う。トレードマークの腰まであるつやつやのロングヘア、切ってしまったのか？
「どうして・・・」
「飽きてたのよね、お堅い生徒会長の役やるのも、言い寄ってくるへなちょこ男の相手するのも。学校も何もかも全部。両親は髪染めるなとか。暇つぶしであなたの部をいじめたりしてたけど。」
すり寄ってくるエリカ。
「私が好きなのは自分だけ。綺麗でしょうその顔。前の貴方だった男はかわいそうだけど行方不明ね。貴方は私になったんだから、一生私が愛してあげる。浮気は許さないわよ？」
「そんな・・・困るわ。私・・・」
「私？」
「花園エリカ・・・」
「でしょう？いいじゃない、男よりもこんな美人でこれから生きていけるんだから。エリカ、ベッド行こう♪」

全身がだるい。
朝まで絡み合い、ますます本人の要素を吸収してしまった俺。
振る舞いから物腰まで完全に本人そのものだ。
皮は脱げる気配もない。
体の芯までこの花園エリカに喰われてしまっているのかもしれない。
花園エリカの中に完全に閉じ込められてしまっている。

放課後の生徒会室。
みんなが帰ったところで部長を呼ぶ。
「ちょっと、なんとかしてよ、私になっちゃってるの。私・・・」
事情を説明するとさすがは部長、事態を把握したようだ。
部室から何かを持ってくる。
「貴方の精子はストックがまだあるから、採血するわよ？あとは牛乳だったっけ？」
俺の姿のホムンクルスを作って逆の手順で、これなら元に戻れるかもしれない。

前のが出来るのに3週間ぐらいかかった。
それまでは花園エリカとして暮らすしかない。
本人の異常な自己愛っぷり。
全てを俺に、って感じで絡みついてくる。
「一生愛してあげる、エリカ。」

人目を忍んで部室に入る。
部長がカギをかける。
「どうなの？私の・・・育ってる？」
「牛乳のせいかすごいスピードで育ってるんだけど・・・見て。」
ガラス容器の中に浮かぶ体。
懐かしい男の顔・・・いや、なんかちょっと美男子？俺ってこんな女っぽい顔だったっけ？なんとなくエリカの面影。
股間は、ちゃんと懐かしい俺のアレが。
そして胸には・・・おっぱい！？
「これなんなの・・・？胸や…お尻とか・・・」
「あと何日か様子見て、ダメだったこのままやるしかないわね。」
家に帰ってシャワーを浴びることにする。
本人は遊びに行っているようだ。
シャワーを終え・・・

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▲[ 1435 ] / ▼[ 1438 ]

■1436 / 10階層)

　携帯がないのに気が付く。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/15(Sat) 09:53:44) [ID:rbTBEe2L]

確かにこのドレッサーの上に置いたはずだ。元々エリカの携帯だが。
脱ぎっぱなしの制服を片付けようと部屋に入る。
「なんなのこれ・・・」
制服がない。代わりにベッドの上に脱ぎ捨てられていたのは白いレースがたっぷり付いた黒いゴスロリ調のドレス。最近の本人のお気に入りのやつ。制服を着て出かけたのか？そういえばこのドレスに合わせて黒髪ロングのかつらもかってたっけ。
部屋の片付けや掃除をしていると玄関の鍵が開く音が。
「おかえり？」
無言で入ってくる制服姿の本人。
俺に携帯を手渡す。
気になって通話履歴を見ると・・・部長と数回、長時間電話をしている！？
「愛するエリカを失うわけにはいかない、からね。」
聞いたことのある声。
携帯から視線を目の前の女の顔に。
「その顔・・・！？」
元の俺によく似た女の顔？妹のユウにも似ているが、まさに女性化した俺のような。
黒髪ロングのかつらを脱ぎ、スカートを捲り上げる。
何もはいてない下半身には脈打って上を向いた俺のアレ！
「いくら愛していても存在しない私じゃ結婚も出来ない。でもこれなら、ちゃんと夫婦になれるでしょう？貴方の名前で。頑張って稼いで、必ず幸せにするわ！エリカ。」

激しく愛し合う男女。
しかし中身は・・・

「じゃあ、俺帰る。またくるね。」
「ちょっと待って、帰るって・・・」
「俺として俺の家に。」
「無理よ、妹のナオは騙せないと思うわ。昔から・・・」
「騙すも何も、今はもう俺が俺なんだから。じゃあ。」

行ってしまった。
そして・・・

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▲[ 1436 ] / ▼[ 1441 ]

■1438 / 11階層)

　校門の前でナオが待っていた。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/15(Sat) 11:35:49) [ID:tZjZ4EjU]

俺を見つけて駆け寄ってくる。
無言で手をつなぎ、指を絡める。
「本当だったんだ、兄貴なんだね？」
腕に抱きつく妹。周りの目が痛い。
「凄いね、生徒会長さんになっちゃうなんて。」
妹になんて説明したんだろう？
「エリカ！」
下駄箱の前で声をかけてきたのは俺だった。
男子の制服を着ているが・・・似合っていない。体系がエリカとほぼ同じで顔もなんとなくエリカっぽい俺。というか男装の麗人といった・・・
「どうしたの？学校は飽きたんじゃないの？」
「花園エリカは飽きたけど、俺の学園生活は満喫できそうだからね。頑張ってね、生徒会長。」
「くっ・・・」

休み時間のたびにまとわり付いてくる俺と妹。
「将来はお姉ちゃんになるんだよね？」
「そうだな、エリカは俺の嫁になるからな。」
「わぁ～い。」
「子供は最低３人な。」
「あの・・・」
クールな美人のイメージが・・・

生徒会の雑務が終わり、俺はかばんを持って生徒会長室の鍵をかける。
そして向かったのは・・・

[ 親 954 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1438 ] / 返信無し

■1441 / 12階層)

　部室だった。

□投稿者/ KRUW -(2015/08/15(Sat) 12:41:35) [ID:tZjZ4EjU]

俺が入るはずだった皮をエリカに渡すなんて。
一言言ってやらないときがすまない。
次こそは俺に戻れるように作ってもらわないと。
「部長！？」
「あら、生徒会長さん？はあん、いま大事な部活動中なんだけど、ああん、遠慮していただけないかしら？あああ～ん♪」
「何やってるの、あなたたちっ！」
絡み合い、乳房を押し付けあう俺と部長が！？
そして・・・股間はしっかり結合して・・・
「エリカ、断じて言うがこれは浮気じゃない。試してるだけ、この、機能、ううっ！」
「ふ、ふざけないでよッ！その顔で部長と・・・」
部長が立ち上がり、俺の手を掴んだ。
「じゃあ一緒に。」
部長とのキス。
花園エリカの顔で！
「あの憎らしい生徒会長になった気分はどんな感じ？でもこれで全て結果オーライ。私ともこんな関係に。」

へとへとだ。
家でも学校でも・・・体が持たない。
今日は久しぶりに一人でゆっくり寝れる・・・
マンションのエントランスでオートロック開ける俺。
背後に人の気配？それは・・・

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